バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

子供でもあり、大人でもある

2008-04-19 07:09:26 | バネ
 子供の頃の少女漫画月刊誌は「リボン」と「なかよし」だった。今もあるのかな。
 私はリボン派だった。なかよしは付録は充実していたけど、その分紙面が少し幼稚な感じがしておもしろくなかった。
 月1回の発売を楽しみにワクワクして待つという、今のこども達からみると、ひじょうーに暇な小学生だった。
 そんなある日、父は、私が楽しく読んでいる本をスッと取ると、「この体のバランスがおかしい。目が大きすぎる。頭が大きすぎる。手足が細すぎる」って絵にケチをつけてきて、「こんなの読んでると、絵が下手になる」とたたみかけられ、しょんぼりしてしまった。「女は絵描きになるな」と言うくせに、幼少の頃から塗り絵させてもらえないなど、何かと絵のことで専門的ケチをつけらていた。
 それからは、何となく、父の前ではリボンは読まないようにした。
 
 今は漫画まったく読む気にならない。
 たまにはリラックスのつもりで漫画本めくってみても、集中できない。
 小学生頃なんであんなにワクワクしたのかわからないけど、わかる気がする。

 小学生に接していると、あぁ、あのときの私のリボンちゃんがここにいる、と子供の気持ちに寄り添えるときがある。その一方、こんなの読むな、とケチをつけてきた父の気持ちが潜むときもある。

 バネやジュニアで小学生に接しているとおもしろい。
 大人と子供の間を、いったりきたりできる。


スタンダードは普遍です

2008-04-18 06:56:58 | バネ
4/18のバネ

【本日の合体漢字】
小6女子から出題。最近、崩しすぎが多くなっている中、シンプルゆえに採用。
  「のにのめ」

 今日は鉛筆の持ち方の話。
 持ち方おかしい子います。ぎゅっと鉛筆を握りしめて書くから、字はいびつに太く、大きくなり、消しゴムで消そうにもきれいに消えず、その上にまたいびつな字を書くから、いつもノートはグチャグチャ。字が濃いから自分の書いた字を消しにくいだけでなく、鉛筆同様、消しゴムも力任せで使っているからうまく消せない。しまいにはノートビリッとなってしまう。
 こんな例は少数ですが。
 でもプチおかしい人たくさんいます。
 特に女子。
 以前全員を調べたら、女子の9割がおかしかった。えっ、あなたも?っていうくらい、ほとんどが失格でした。おかしい持ち方の多くは、親指と中指の先でなく、関節より下あたりで鉛筆を持つタイプ。プチ握り締めです。皆一様に親指がぐいっと飛び出ていて、見ていて気持ち悪くて仕方ない。
 こうなると何がスタンダードなのかわからなくなります。「鉛筆がきちんと持てない=低学力」の構図は今や通用しません。公立中トップクラスでもおかしい人いますから。

 なんで女子だけこんなにだめなのかと女子達と話し合ったことがある。
 彼女らの言い訳によると、友達に回す手紙を書くときはこの持ち方の方が書きやすいのだ、とのこと。あの変な崩した字、及びそのために使うペン用の持ち方なのだという。その字を書いているうち、こうなってしまったが、きちんとした持ち方や整った字は、やろうと思えばいつでもできる、のだそうだ。
 やれやれと思う。

 持ち方悪いと、字を書くスピードが落ち、疲れるから、集中力落ちるよ! などと説明しても、なかなか良くならない。
 「やろうと思えばいつでもできる」持ち方をしているの見たことない。
 でも、「その持ち方だから、ラケットもうまく持てないんだよ」
と言うと、あわてて持ち直すんだけどね。

【漢字解答】  「看」

乗りますか? 乗せますか?

2008-04-17 07:21:30 | ライフスタイル
 月2回配布される市報に、「我が家の天使」コーナーがある。
 知っている人出ているかな、とチェックするけど、意外といない。
 うちだったら10年ほど前に、このコーナーに子供の写真送っていたかなー?
 さて、先日の市報、見るとはなしにペラペラめくると、なんと今回の天使達の写真は、1枚は子供5人。もう1枚は3人。
 おもわず、1.2.・・・と数えてしまった。5人かぁ、たいへんだなぁ。更によーく見ると、5人のうち3人は誕生日が一緒。ということは三つ子。もっとよーく見ると、隣のうちも三つ子。
 子育てがんばれー。

 車で買い物帰りに別件で駅まで向かうと、赤ちゃんを前だっこして、3歳くらいの女の子の手をひき、両手に食料品が入った重そうなスーパー袋を提げた若いお母さんがゆっくり歩いていた。一瞬、乗せて上げようかとは思ったけど、県道だったので、車を寄せて止めることもできないし、知らない人に声をかけられて車に乗るわけないか、と思い通り過ぎる。自分だったらどうかな? あんな状況、子育て中にあったよね。そんなとき、スッと車が脇に止まり、「乗りますか?」なんて声かけられたらどうするかな。そう思いながら駅での用を済ませ、引き返すと、まださっきの親子が歩いていた。結局声かけられず、再度通り過ぎてしまった。若いお母さんと、女の子は楽しそうにおしゃべりしていた。春の風が気持ちいい日だったので、ああやって子供の手を引きながら歩く時間を奪ってはいけないかなという気にもさせられた。お母さんが苦痛そうな顔をしていなかったしね。
 親子を見送ったと同じ交差点で、以前信号待ちしたときのこと。見知らぬおばあさんが車脇に突然寄ってきて、車の中を何やら物色してきた。えっ?という感じでのけぞっていると、同じように前の何台かにもやって、1台に目星を付けたらしく、おもむろに助手席を開け、ペコペコして何やら言いながら乗り込んでいた。
 信号が変わって、躊躇するようにその車は発進した。
 状況はわからないけど、たぶん、あのおばあさん、タクシー代わりに車調達したんじゃないかな。その時、私の車は助手席にどっさり荷物乗せていたから。それか運転手の人相もチェックされたかね。

 亀の甲より年の功だね。

速く書くには筆記体導入か?

2008-04-16 06:39:36 | バネ
4/15のバネ

 小学生の時に漢字が苦手な子は英語も苦手になるようだ。 
 漢字は意味と形で覚えれば効率的だが、自分もそうだったけど、小学生の頃そんな客観的な見方できないから、コツコツ書いて覚えた。
 この反復学習が苦手なタイプは、中学生になって、次々出てくる文法や単語が覚えられないため、英語はbeどうしあたりでつまづき、中3になっても平気で ”I are・・・”だっけ? となってしまう。しまいには「俺、一生日本で暮らすから、英語勉強する必要ないし。」と投げやりになる。当然他の教科も同じ姿勢なので、同じレベル。
 しかし、まれにだけど、小学生の時に学力高く、もちろん漢字も得意なのに、中学で極端に英語が苦手になる子がいる。他の教科は高得点マークしても、英語だけ平均点程度。
 バネでのサンプル数は少ないけど、こういうタイプに共通するのは、アルファベット学習の時点でほんの少しみんなより遅れをとっていた。中1の夏休み頃には、本人が英語苦手を自覚し始める。苦手意識を持つと、あとはもうだめです。
 外国語習得に不向きな脳タイプがあるのかもしれないが、どうすればこういう子を救う事ができるか。
 やはり少ないサンプルなりに分析すると、このタイプに共通するのは、文字を書くのに人より時間がかかるという点が浮かび上がる。鉛筆をスラスラすべらすように字を書く姿を見たことがない。じっくり考え、ゆったり字を書いている。じゃあ、どうすればいいのか。文字を形で捉えるのが苦手なのか?
 こんな子には、人より書く時間をとってあげる、これしかない。
 時間がかかる事を理解して、作業の遅れをため込まないようにしてあげよう。




扶養は男の甲斐性?

2008-04-15 07:36:03 | ライフスタイル
 高齢者を対象にした新医療制度。
 なんかひどくない?
 年金からの天引きでしょ? 結局、安易にとれるところからとりましょうってことじゃないでしょうか。そもそもこれまでも高齢者が健康保険料納めていたって事知りませんでした。高齢者は高齢者になった途端に何もかも免除だと思っていました。夫の扶養となっている奥さんみたいに。

 この辺のことは気軽に言えませんね。多くの主婦を敵に回しそうなので。
 
 主婦の扶養制度をなくし、そのかわり理由あって就労できない人にはそれなりに、例えば育児手当や介護手当を手厚くすればいいと思っています。
 
 街のこじゃれたレストラン、平日のランチタイム主婦ばっかりなんだから。

 いい大人が、誰かの扶養になっているなんてね。

時間の密度は人によって違う

2008-04-15 06:32:50 | バネ
4/14のバネ

【本日の合体漢字】
春休み中から出題をあたためていた小6女子から

 「どこので」

 ・私立中3クラス
 また同じ状況始まりました。学校の宿題を指定箇所まで進ませたいとの希望。わからない箇所を質問するから、ワークやらせてほしいという。バネのあと部活に戻り、夜まで練習やるのだから、宿題をなんとかかわしたい気持ちはよくわかります。先取り学習しても、上の空で聞き、ほんの少しの合間にも、バネのテキストの下に待機させている宿題ページを必死で埋めることになるから、学習の集中からいったら、ここは子供達の要望に添い、落ち着いて学習する方をとった。バネでやるのだからこそ、わからないところを聞いてしまおうという姿勢がある子はそれでよい。しかし自力でできる問題を、家でやる代わりにこの場所ですまそうと言う子は、なんのために来ているのだろうと思うが、なかにはいる、そんな子。積極的に質問する子と終始黙っている子。部活も同じだろうなと思う。積極的に練習に参加する子と、言われたことをただやっているだけの子。

・小6クラス
 ノートまとめを指導。時間がないときはこちらでまとめたものをノートに張るが、自分でまとめる事が大事だから、それなりの時間を割いた。そのために予定箇所まで進まなかったが、今後の学習に必要なことなので、それなりの時間をかけた意義はある。

・中2クラス
 進度が大きく離れたクラス。ひとりは一次関数図形複合問題、半分は一次関数の入り口、残りは式と計算。ホワイトボードは、それぞれの説明でびっしりになる。あちこちに走り回っての説明になったが、それでも無駄な時間なく、予定まで進んだ。授業の充実感があったが、それは先生だけ? 次回テストで確認してみよう。

【合体漢字解答】
 「堀」

目標何にしよう、と考えることが大事

2008-04-14 06:53:29 | Badminton
 筑波大学で陸上のトップアスリートの遺伝子情報を調べ、これまで指導者の勘と経験に頼っていた部分を、科学的に実証していこうという研究が始まったらしい。
 検査は唾液を採取し、筋肉の型を瞬発型と持久型に分け、種目選択の資料としていくとのこと。

 昨日野田ジュニアで記録会を行ったが、保護者の中には、選手の選別に使うのではないかと憶測している人もいるらしい。選別するほどのたいした記録をとっていませんよ。
 個々の成長の確認として記録するためのものです。
 それより大切なのは、当面の目標設定です。
 記録会は目標も同時に記録しています。
 大きな目標を掲げ、1年先の中目標、そしてそれを実現するための数ヶ月間の具体的な目標。選手と指導者が一緒に確認し、日々の指導に生かしていこうというものです。
 指導を勘に頼らず、個々の目標(課題)をコーチ間で共通認識する目的もあります。

 せっかく設定した目標を忘れないように!

 

早く気づいて、の声をキャッチしよう

2008-04-13 23:08:18 | Badminton
 今日の野田ジュニア

 全員の記録会は速やかに終わり、トレーニングを終え、一番奥のコートでノック練習していると、コート後ろにかわいい絵柄のリングノートがチョコンと置いてあった。
 子供達、特に女子は、練習中に教えてもらったことをノートに書き留めるようにしているみたいで、少しの休憩時間に大急ぎでメモしている。だから、途中メモ取るために近くに置いているんだなぁと思っていた。
 そのノートの持ち主は、クールダウンを終え、解散した直後に、スッとそのノートを差し出してきた。
 中を見ると、ここ数回の練習の内容がきれいな字でしっかり書き込まれていた。もちろんイラスト入りで。ポイントはわかりやすく箇条書きされている。必要に応じて拡大文字にしたり、枠囲みしている。
 途中書き留める時間はそれほどないはずだから、家で思い出しながら書いたのだろう。
 
 たいしたもんです。いやー、びっくりしました。ここまできれいに正確に記録しているなんて。書くのに時間もかかったでしょう。
 
 「今度は最初に出して」
 さし出すタイミングなかなかとれなかったんだね。コート後ろにあったノートが何かを主張している感はあったけど、もっと五感を働かせていないと、です。




バドミントンの灯は消えない

2008-04-13 07:54:24 | Badminton
 平成14年度に週休二日制が導入されるのを機に、野田市ではサタデークラブが始まった。
 バドミントンの登録は4会場で250名あまり。
 12日は代表者会議があり、いよいよ19日から今年度第1回講座が始まる。どの会場も低学年の受講者が多く、まさにバドミントン競技の入り口となる。
 この事業構想が新聞発表されたときに、バドミントン講座を受け持ちます!と即名乗りを上げた。当初は一部、市協会の協力を仰いだが、今は全て野田ジュニアが担当している。
 予算の面で厳しいことがあったのか、当初の担当者が移動するとき、「2010年の国体まで野田からバドミントンの灯は消しませんよ」と強い口調で言った。バドミントンは2005年のインターハイに引き続き、国体も野田市で行われる。
 野田ジュニアを立ち上げたときに、国体は漠然と先のことだったが、いよいよあと2年となった。
 現在の中2以上が国体の対象となるので、今のジュニア指導が、国体に直結するわけではない。日々の練習は小学生の大きな大会を照準に行っているが、ともすれば指導がマンネリ化したり、テンション落ちそうになる。そんなとき、「野田からバドミントンの灯は消さない」という言葉が背中を押してくれる。
 今日は野田ジュニア初の試み、記録会が一斉に行われる。
 日々是前進。



人間は考える葦である。

2008-04-13 00:04:00 | 川上犬
 犬には複雑な思考はないから、「うちの子ったら、よその犬かわいがったからって、嫉妬しちゃってもう大変なの」とか、「怒りすぎたからいじけちゃった」などと、犬の行動を擬人化して捉えたら、犬のしつけをまちがえてしまうと何かの本に書いてあった。
 その本は、犬は 単純なるwant か、怖いかどうかの感情で動いているのだという。だから犬には嫉妬や恨み、後悔などの感情はないのだと説く。
 でも、そうはいってもバンの行動は擬人化したくなる。その方が楽しいし。皆飼い主はペットを it では呼ばず、 he, she になるよね。それが人情ってもんです。
 擬人化して人間と比べるからこそ、バンは性格いいなーって思う。前の日に散歩行かないでも文句言わないし、どうせ俺なんかっていじけないよね。それでもって散歩行く時になると、素直に全身で喜ぶじゃない。何事もネに持たない、いい性格だよね。いつだって心はニコニコしてまっすぐ向いている。などと、擬人化して、happyに捉えていたい。

 時には、犬のようになれたらなと思う。

3M、なんて格好悪いよ

2008-04-12 07:00:23 | バネ
 朝の情報番組で、この若者語わかる?ってやっていた。
  「3M」
 まじ、もう、むり、なんだって。活用例は「そんなの3Mだよ」だって。

 わかる気がする。いるよね、こういう子。
 何かする前に、あるいは少しとりかかっただけですぐ「無理」とか「できない」って言い切ってしまう子。もっとひどいのは、こちらの提案に対し、「却下」とくるからね。
 決めつけとか思いこみがポジティブならいいのに、ほとんどがネガティブとくるから始末が悪い。 先日、少し理解できないところがあった途端、「だめ、やる気しない!」と騒いだ中学生がいたけど、そういう言葉は一気に心をマイナスに向けるよ。言葉が脳みそに蓋をしゃちゃうよ。「すぐ決めつけないように」と注意し、手厚くケアしなんとかその場をクリアした。
 できない、という気持ちを持たせると学習が減速してしまうから、授業終わりまでには「できる気」にさせて帰宅させないといけないが、最近は、この水準が低くなってきている。
 
 「無理」、「できない」
 これ言ったら、罰ゲームにしよう。

先手必勝!

2008-04-11 23:49:45 | バネ
4/11のバネ

 小学生には宿題記録ファイルを渡した。
 「宿題どこだかわからなかったから、やってきませんでした」、なんて言い訳は通用しませんよ。 ファイルなくしたって、第二の言い訳でかわしてきても、それは認めないからね。先に言っておきます。

小4算数
 大きな数を学習。漢数字を算用数字に直す時ミスが多くなります。少し時間をかけてマスを使って説明した。理解はできたけど、定着していない。次回はテスト形式でもういちど学習し定着を図ろう。

小5算数
 小数を学習。10倍、1/10倍するとき、小数点の位置を移動する点がどうもうまくいかない。移動した結果、00.5や15.320と表記してしまう。小4の大きな数と同様に、0の処理が難しいのですね。

中1
 テストが終わった気になっていたら、中1数学がまだ残っていた。こちらは忘れていても、生徒はすっかりその気で、張り切って入室してきた。
 テストを終え、残り時間は英単語習得法を伝授した。法と言っても、なんてことはない。声に出しながら書く。それもアルファベットを言いながら書く。こうするとフォニックスが身に付きます。半年もすれば、音声からスペルがわかるようになるから、だまされたと思ってやってごらん。
 40ほどの単語発音練習し、それの書く練習は宿題にした。

中3
 数学の最初は計算が続きます。だから少し頑張れば、テストの点数あがります。中2までで成績低迷している人でも、中3数学で上位に躍り出て、それで学習に勢いづいた例はたくさんあります。そうなるといいですねー。だから今日は数学の先取り学習に全勢力つぎ込みました。とにかく少しでも先へ進めておきたい。少しでもクラスメートより先をやっておいて、余裕もって学校の授業に参加させたい。数学が突破口だから。



失敗も導く

2008-04-11 06:44:39 | バネ
4/10のバネ

 テストは全て終わり、ようやく本格的授業が始まった。
 結果は月末。受験生にとっては、恐らくガーンという結果でしょう。早めに強く頭を打ち、受験レースに真剣に入り込めるためのテストです。ガーンのあとに「このままではマズイ」となるのが普通ですが、「まっ、いいか」となってはテストした意味がなーい。そんな子は背後にはりつきですね。
 小6は倍数と約数を学習。
 最初に新テキストとノートの使い方を説明したので、1回の授業でそれぞれの文章問題までいかなかった。最小公倍数、最大公約数を計算で求める方法は次回に回し、今回は非受験生の内容までをカバーした。
 進んだ部分の復習は全て宿題ですよ。受験学年だから、いっきに宿題増えたけど、最初からいい加減にやらないように。

 中2の私立生は、途中でテストが終わったので、一次関数を学習した。
 直線の式を求めるまで進んだ。一次関数は大事だよ!と言いながら始めたけど、「なーんだ、簡単じゃん」って顔していたけど、まだまだここは入り口。今日まで進んだところはこの単元のツールです。次回は図形と組ませた応用に入り、頭をシャキーンとさせてあげよう。

 絵画教室がサークル化した、初日。
 楽しみだった野外スケッチは雨天で来月に延期。
 前回の人物画のチェックを受けながら、「色の固まりで捉え、自分でいいと思った色を自信をもって置いていくように」と背中を押される。今の自分に丁度いいアドバイス。さすがです、先生。生徒が入り口のどの辺にいるのか、それにふさわしい助言をする。
 指導者の中には、自分が試行錯誤して通った道を忘れ、いきなり自分の知るゴールに導く事がある。バドミントンなんかではよく見る構図です。こうすれば勝てるでしょと、基礎作りやそこまでの通り道を一気にワープした指導。目先の成果は出ても、長い目で見るとね・・・。
 絵の先生は、生徒が見えてきた頃に適切に導こうとする。また、言い過ぎない。失敗も導く。
 今回も人物画に挑戦することにした。1年前に「人物は早いよ」と言われたけど、言われなくなったし、描きたい気持ちは人物に向かってしまう。
 他の仲間を指導している先生をデッサンしようとするが、動きが止まらずなかなかデッサンできない。そんなことをしばらくやりながら数枚描くと、動きの一瞬をざっと捉えたデッサンを指して、  「これがいい」。
 見ながらしっかり描くと線に説明が入ってしまう。一瞬を捉えたら、スケッチブックを見ないで一気に描けばよいのだ、とのこと。
 なーるほどね。
 わたしがさっきから先生をデッサンしようとしているのを知って、わざとポーズをとらなかったのですね。
 やはり、すごい。

 

あなたは給食派、弁当派?

2008-04-10 07:47:57 | バネ
 「給食はあった方がよいか」というテーマで中学生の作文授業したことがある。
 教室内は給食派と弁当派に分かれ、それぞれの長所短所を記し、それぞれの論を説得するという内容だった。
 好きなものだけ食べられるから弁当の方が良い、とか、友達と同じものを食べられるから給食が良い等意見が挙げられたが、給食派の中には、弁当作るのはお母さんが大変だからという子もいた。

 さっき見た番組。
 値上がりの春は学校給食にも打撃となっている。食材を工夫して頑張ってきたけど、もう限界だという。このままでは必要なカロリーを子供達に提供できなくなる。
 いよいよ給食費の値上げに踏み切る自治体と、給食の回数を減らし、年間数回弁当にしてもらうことで、価格据え置きを守る自治体。いずれも家庭の負担をできるだけ減らしつつ、子供達には良質の食事を提供しようと努力している姿が放映された。

 うーんと考えてしまった。
 あれだけ昼食のことで経費節減がんばって料理してのに、一般の家庭ではどうなんだろう。
 さっき作った娘と夫の弁当の事を思い出し、つくったけど入りきらなかった卵焼き、ホイッとバンにやってしまったことを反省。
 一般に家庭の調理は栄養管理だけでなく、経済管理もかなりいいかげんなんじゃないかな。
 それはうちだけですかね。給食にそれだけ命かけているんだから、相応に家庭の食事も経費のことも考えてやらなければいけないのではないか。
 食材無駄にしていない? 作っても捨てちゃったり、作らないで捨てちゃったり。 うちだけ?
 今日からうちも調理工夫して、無駄出さないで作ろうと反省しながら見ていると、

 給食を弁当にすることで切り抜けようという自治体の保護者がインタビューで、
 「うちは子供多いから(弁当作るの)、朝忙しい」

 なに言ってんの! 甘いよ!
 うちは毎日弁当ですから。日曜も、祭日も、部活あるから、弁当ない日、たまにしかないんだから。
 
 さっきまでは反省をかみしめていたのに、急に強気になりました。
 毎朝、心にむち打ちながら作っているだけに、年8回の弁当作りに苦言言うようなあなたには、胸張って言い切りますよ。それくらいなんなのー。


がっけっぷちの勉強

2008-04-09 06:38:51 | バネ
 NHKの「もう一度 学びたい 夜間中学校はいま」を見ながら、思い出してしまった。

 以前バネに生徒のお兄さんが入塾したことがある。
 どうしても夢を叶えるために入りたい学校がある、今度の受験が、年齢的に最後のチャンスだからなんとしても合格したいとのこと。
 中学数学を教えてほしいということで、数ヶ月間バネで勉強した。
 教材はこちらで用意し、必要箇所に説明を加えながら、彼のペースで自学してもらった。 必要があれば中3授業を一緒に聞き、妹と同じ問題解いたりしながら。
 中学生の脇で勉強させてもらってますという、遠慮があったけど、さすが状況が逼迫しているだけにピンポイントで質問してきて、ほぼ1回でマスターしてました。
 それから数ヶ月後、合格!
 
 将来の夢の入り口のために勉強する。しかもこれがラストチャンス。

 見た目はすっかりおっさん。
 こんな生徒、また入ってこないかな。