Ｔｈｅ cake！

　春休みの朝練最終日でした。
　朝練内容に触れたいところですが、それはおいといて、たべものの話です。

　あるお母さんが、練習途中で朝焼きたてのパウンドケーキ持ってきてくれました。
　まだ温かく、できたて。
　１０時に練習終わり、家で一口食べると、「おいっしぃー！」
　固さ、甘さが調度よく、いかにも手作りの味です。
　やっぱり手作りっておいしいよね、と思って２切れ目を味わいながら、
　「なんで手作りだとおいしいの？　店で売っているのだってプロ職人の手作りじゃん？」と沸々と疑問が湧いてきました。

　うちは滅多に外食しないのですが、昨晩外で食べました。
　そこの料理がまずかった。
　娘が、「調理実習で作るカルボナーラの味」と一言。
　トマトのスパゲッティは食べられないほど塩辛く、「これって、もしかして春休みバイトが作ったの？」と思うほどでした。
　ここはひとつこの店への親切心から「これしょっぱくて食べられませんでしたよ。」と一言添えたいところだけど、できず、最後に出されたぬるーいコーヒーをすすり、
　「これじゃ、体育館でお母さんたちが入れてくれるインスタントの方がずーっとおいしいよね」
などグチグチ言いながら、店を出ました。

　今日のパウンドケーキは作ってくれたお母さんの心が入っていたのですね。
　○○さんに食べてもらおうという、固有名詞がつくケーキだったのでしょう。
　まさに　a cake ではなく the cake！

　あの店近いうちなくなるかもよと、今朝夫に予言しておきました。