バン定期検診とフィラリアの薬をもらうために医者に行く。
先日車内大掃除した後だから車には乗せたくない。医者まで歩いて行けない距離ではない。雨が降らず、暑すぎない日を選んで、お散歩グッズの水を多めに用意し、手提げに1万円入れて出発。
相変わらずぐいぐい引っ張るものの、最近ちょっと疲れやすいような気がする。もしかしたらフィラリアかも?例年なら6月最初に薬飲ませるのに1ヶ月遅れてしまっている。耳を傾けて調子悪そうにもしている。そんなこんないろいろ相談することがある。
先日小学生が事故に遭った場所を通る。二人でしゃがんで手を合わせる。
ずんずん進む。医者までの道、ずっと平坦な道というわけでない。平坦とは文字通りアップダウンがないということではなく、散歩に適した道ではないということ。USSの前を通り過ぎると、交通量が多いにもかかわらず、歩道が全くない、しかも脇の家の樹がわっさりと覆い被さっている。ここは人が歩いて通ることを想定していないというような道。そこを犬と歩いているから追い越せないトラックによって渋滞を生んでしまった。必要以上に小さくなり、ぺこぺこしながら医者を目指す。
バンは医者の待合室までは平気。どうぞと言われ、診察室に入った瞬間、「ヤベ!」となる。どうせ覚えているのなら、もう少し前で思い出しそうなものなのにとブツブツ言いながら抱きかかえ、診察台に乗せる。
首から顔にかけてしっかり押さえつけている間に、血液採取とおしりの処理をしてもらう。さて、耳は。
基本、バンの顔辺りの診察はできない。麻酔かけない限り絶対無理だと思う。
症状だけ伝えると恐らく外耳炎だろうからと薬を用意された。しかし、この薬をつけることはできるだろうか。
目薬の時と同じで、薬に気づかれた時点で大騒ぎになって逃げ回るのではないか。
とりあえずお試しと言うことで、小さな目薬容器で渡された。
医者を出て、遙か遠くの自宅を目指しながら、バンの耳に薬を垂らす策をを練る。
目薬の容器で耳に水を垂らす。気づかれないでできるはずがない。大騒ぎしないはずがない。目薬の時は最初に安易にチャとやって失敗した。いろんな手順を踏んで、慣れさせて、恐怖心を取ってやるべきだったと後で反省したので今回は慎重に事を運ぼう。
まず気づかれないようにフィラリアの薬をえさに混ぜて食べさせる。これは成功。
次は耳薬。
手に何か持っている、これが見つかるともうだめだから、絶対わからないようにと工夫してえさに夢中になっているときに耳をペロッとめくってチャっと注入。しかし毛に遮られて全く入らなかったと思うけど、チャの瞬間、「今、何したの!」と飛び退いた。 翌日同じようにえさに夢中になっている瞬間にトライ。ちょっと警戒している。チャとやるが、同じく毛で中まで達していないと思われるが、今回はほぼばれた感じがした。手元を伺っているから。
教室の前でグタンと寝ている。耳全開。毛をこじ開けても鼓膜覗いてもグタンと寝ている。今がチャンス。耳薬を取りに行こう、と思ったその瞬間、警戒モードになり飛び跳ねた。なんでわかるんだろう。薬つけようと思ったこちらの気持ちがどこで察知されたのだろう。チャンスが来たらいつでも即座にできるように、ポケットにふたを取った状態の耳薬を忍ばせ、次のグタンのタイミングを待ちトライする。が、やつはやつでいろいろ考えているようで、グタンの振りしてこちらの出方をうかがっていたと思われる。今だ!と容器を手にした瞬間、ついに手元を見られてしまった。
「やっぱり!」
「最近、様子がおかしいと思ったんだよ。」
とまるでくだを巻きながら遠ざかるあのドヤ顔。
あのねー、おまえのためにやっているんだからね。
先日車内大掃除した後だから車には乗せたくない。医者まで歩いて行けない距離ではない。雨が降らず、暑すぎない日を選んで、お散歩グッズの水を多めに用意し、手提げに1万円入れて出発。
相変わらずぐいぐい引っ張るものの、最近ちょっと疲れやすいような気がする。もしかしたらフィラリアかも?例年なら6月最初に薬飲ませるのに1ヶ月遅れてしまっている。耳を傾けて調子悪そうにもしている。そんなこんないろいろ相談することがある。
先日小学生が事故に遭った場所を通る。二人でしゃがんで手を合わせる。
ずんずん進む。医者までの道、ずっと平坦な道というわけでない。平坦とは文字通りアップダウンがないということではなく、散歩に適した道ではないということ。USSの前を通り過ぎると、交通量が多いにもかかわらず、歩道が全くない、しかも脇の家の樹がわっさりと覆い被さっている。ここは人が歩いて通ることを想定していないというような道。そこを犬と歩いているから追い越せないトラックによって渋滞を生んでしまった。必要以上に小さくなり、ぺこぺこしながら医者を目指す。
バンは医者の待合室までは平気。どうぞと言われ、診察室に入った瞬間、「ヤベ!」となる。どうせ覚えているのなら、もう少し前で思い出しそうなものなのにとブツブツ言いながら抱きかかえ、診察台に乗せる。
首から顔にかけてしっかり押さえつけている間に、血液採取とおしりの処理をしてもらう。さて、耳は。
基本、バンの顔辺りの診察はできない。麻酔かけない限り絶対無理だと思う。
症状だけ伝えると恐らく外耳炎だろうからと薬を用意された。しかし、この薬をつけることはできるだろうか。
目薬の時と同じで、薬に気づかれた時点で大騒ぎになって逃げ回るのではないか。
とりあえずお試しと言うことで、小さな目薬容器で渡された。
医者を出て、遙か遠くの自宅を目指しながら、バンの耳に薬を垂らす策をを練る。
目薬の容器で耳に水を垂らす。気づかれないでできるはずがない。大騒ぎしないはずがない。目薬の時は最初に安易にチャとやって失敗した。いろんな手順を踏んで、慣れさせて、恐怖心を取ってやるべきだったと後で反省したので今回は慎重に事を運ぼう。
まず気づかれないようにフィラリアの薬をえさに混ぜて食べさせる。これは成功。
次は耳薬。
手に何か持っている、これが見つかるともうだめだから、絶対わからないようにと工夫してえさに夢中になっているときに耳をペロッとめくってチャっと注入。しかし毛に遮られて全く入らなかったと思うけど、チャの瞬間、「今、何したの!」と飛び退いた。 翌日同じようにえさに夢中になっている瞬間にトライ。ちょっと警戒している。チャとやるが、同じく毛で中まで達していないと思われるが、今回はほぼばれた感じがした。手元を伺っているから。
教室の前でグタンと寝ている。耳全開。毛をこじ開けても鼓膜覗いてもグタンと寝ている。今がチャンス。耳薬を取りに行こう、と思ったその瞬間、警戒モードになり飛び跳ねた。なんでわかるんだろう。薬つけようと思ったこちらの気持ちがどこで察知されたのだろう。チャンスが来たらいつでも即座にできるように、ポケットにふたを取った状態の耳薬を忍ばせ、次のグタンのタイミングを待ちトライする。が、やつはやつでいろいろ考えているようで、グタンの振りしてこちらの出方をうかがっていたと思われる。今だ!と容器を手にした瞬間、ついに手元を見られてしまった。
「やっぱり!」
「最近、様子がおかしいと思ったんだよ。」
とまるでくだを巻きながら遠ざかるあのドヤ顔。
あのねー、おまえのためにやっているんだからね。