まいにちまいにち

お母さんの毎日は いつも同じようで、
少しの素敵がチラリ。

よく聞いてる 静かな音

2007-06-18 | 朝の絵本の時間
梅雨に入ったというのに、しばらく続く暑い日々です。

5年生のお花は、今日から2泊3日の宿泊学習が始まりました。
市内の5校程の小学校が合同で、那須の方面へ。
なので、今のところの“雨ナシ”は大歓迎です。

最近の学校の対応は、なかなかマメで驚くほどですが
校外学習の最中は、“今の子どもたちの様子”が携帯配信もされてきます。
その中から我が子を探し出すのは、一苦労ですが(笑)
怪我なく、楽しい思い出になりますように。
母や弟のいない2泊3日は、羽根のしわも、うーんと伸びきることでしょう!


そんな5年生のいない学校では、本日がプール開きです。

1.2年生の“よみきかせ”のために、ほんの少し時間をずらしてくださったそう。
ありがたい、ありがたい。

2年1組さんで、私が読んだ本は、次の3冊。

 「ぼくのだ!わたしのよ!」

 「てがみをください」

 「しりとりのだいすきなおうさま」(大型絵本)


①は、たくさんの作品の中から、長さや内容のわかりやすさで
消去法で選んだ1冊。
レオ・レオニ物を、たくさん持参して、
これもレオ・レオニ、これもレオ・レオニ・・・って並べてみたら
「知ってる~!」とか「あ、これも谷川俊太郎だっ!」なんて高尚な発言も聞け、
嬉しくなった訳なのですが・・・。

当初、読みたいなぁって思っていたのは「アレクサンダとぜんまいねずみ」。
紫色のビー球みたいなものが、魔法の力を感じさせてくれるから。
でも、9分くらいかかり、他の本との兼ね合いと15分間のことを考え
「けんか好きの3匹のカエルのはなし」に。
そんなに笑える可笑しさもないので、シンと時間は流れました。
でも、よーく聞いてくれているなぁ!って思ったのは、私だけでしょうか?

②は、ことり文庫さんから送っていただいた、
この時期にぴったりの素敵なお話。
夜になると、田んぼのカエルの声が、たくさん聞こえるよね~って話しながら
カエルつながりの2冊を読みました。

うちの郵便受けにもカエルが住んでいるかもしれない。
「てがみをください」って手紙がきたら?・・・
そんなことを心の中でひっそりと思えたら、ひとりでニンマリ笑いたくなります。
 
③は、先週の2組さんに引き続き。
「てがみをください」が少し切ない気持ちで終わるので
みんなで楽しくしりとりをしました。
最後に、「もうコリゴリ。しりとりはやめます!」って王様が降参したあと
ちゃぁんと「プリン、食べられなかったんだ・・・」って言ってくれた子がいて、
もったいぶって裏表紙を見せたとき、プリンを出されている王様の絵をみて、
安心したような、優しい笑い声が聞こえました。


いつも「笑い声ばかりを期待しない」と思いつつ準備をするのですが
2年生たちは、本当に上手に聞いてくれるので
子どもたちの方から、シーーーンと伝わってくる“静かな音”も
なかなかこそばゆいものだなぁって、嬉しい気持ちです。

来週は、「はじめまして」の気持ちで、1年生の教室に行ってきます。
「このおばさん、誰?」と思う子も多いでしょうが、
1年生も、2年生ほどじゃないけれどちょっとがちゃがちゃしながらも
とても上手に聞いてくれて、楽しみにしてくれているようです。

知らない子たちってのも緊張しますが、それを楽しみに変えて、
楽しい時間を過ごしたいと思います。