まいにちまいにち

お母さんの毎日は いつも同じようで、
少しの素敵がチラリ。

ことば

2008-11-27 | お母さんのひとりごと



今朝 なにげなくつけていたテレビから 聞こえた言葉。

「わぁ」 と思ってたら 涙がでてきてしまった。


『もし目の前に100ドルあったら、100人の友達をつくるために使いなさい』


新大関になられた力士の父親が 子育ての信念にしていた言葉だそうです。

友達こそ 財産。



今夜、子どもたちにあったら、話そうと思います。



 


講演会

2008-11-26 | まいにちのこと

今日は お洗濯日和なのだそうです。
厚手の剣道の胴着やジーンズを洗いましたが、
干され 風に晒される身は、すっかり寒そうですねー。

カレンダー、あと2枚ですし。


先週、講演会に行ってきました。
息子を 剣道の稽古場に放り込み、娘と一緒に。

私は ソフトボールをマジマジと見たのは 
先の北京オリンピックが 初めてだったと思います。
娘も 上野選手に感激して ずっとずっと応援していました。

演目は  『I Have a dream』

講演は 上野選手とのエピソード、北京オリンピックのエピソードから始まりました。
オリンピックの金メダルが夢だったと。
「夢を持とう!なんて言いながら、自分自身で叶えたわけではないんです。
上野に託したんです・・・。」
解説席から立ち上がって 抱き合って 喜んでしまったその様子は
テレビのこちら側まで伝わってきていましたもん。
解説席を見上げる上野選手の涙も、その壁をともに越えたことを語っていましたもん。

客席には 少し遠方から 中学の部活生の集団もきていました。
カラフルなジャージ姿の子どもたち。

ご自身の生まれた頃からの出来事を語ってくださり
決して恵まれた環境ではなかったように感じられましたが
「常に自分と向き合うこと」 「自分に問いかけること」を忘れずに
苦しいことをバネにしてこられたようです。

何事も「初」とつくことには 想像を絶する苦労がつきものです。
今でも 毎朝1時間のランニングと 腹筋500回は欠かさないそうです。
体はボロボロなんだけれど、願掛けみたいなものなんだと仰いました。
その心意気が 日本のソフトボールを押し上げてこられた力なんだと思います。

会も終わる頃、葉っぱが剣道の稽古を終え、会場に入ってきました。
終了してから 会を主催した団体に属する父親を ステージ袖に尋ねたところ
子どもたちに 素敵な出来事が。
宇津木監督の控え室を訪ね 握手して頂きました。
(葉っぱは、籠手の臭いのする手でしたが・・・ 苦笑)
「何か やってるの?」 お花は、「絵」と答えたそうです。
「自分の好きなこと、得意なことを 伸ばしていきなさい」 そう声を掛けてもらったそうです。

ちょっと特別なこと。
忘れてしまうかもしれないけれど
大人になるまでの 栄養にして欲しいと思っています。


通訳

2008-11-25 | まいにちのこと
飼い犬の散歩に出かけた友達を 車の中で待っていました。
少し待つと、散歩が終わって 前方から走ってきました。
それを見た葉っぱが ひとこと。 「あっ!ポチだっ!!」

その犬は 柴犬です。 でも、リンって名前の女の子で 決してポチではありません。
そのことは 葉っぱだって知っています。
でも、咄嗟に出るひとこと。 安易な思考回路は なかなか 治りません。


車で 走っていました。
「お母さんはさぁ、顔 デカイ方?」

えっ?・・・まぁ、小さくはないから 「うん、たぶん デカイんじゃん?

質問した葉っぱは得意顔です。「よく言葉 知ってるでしょ?

 ・ ・ ・ ・ ・ 「それって、顔が広い?ってことでしょ」


昨日 近くの教会のバザーで、例年のことですが、絵本を買いました。
いつも 目指すは まず 本のコーナーです。
4冊(* * * * この4冊)選んで 嬉しくて・・・家で自慢げに話す私。
この本の絵を描いた人を説明したかったんだってば・・・

「ほら・・あの・・・   迷子の郵便やさん?じゃなくて? なんだったけ?
娘「・ ・ ・ ・ ・ それ、『ゆくえふめいのミルクやさん』じゃない?
 郵便やさんが迷子になっちゃ まずいでしょ!?」
娘が 本を持ってきました。

「あと、ほら・・ ひとりぼっちのロジャー?じゃなくて? なんだっけ?」

娘「・ ・ ・ ・ ・ それ、『みんなのベロニカ』とか言うんじゃなかった?」
娘が 本を持ってきました。

「私、すごくない? お母さん、ちっともかすってないのに、よくわかるよねー


ははは誰かが 誰かの 通訳やってます。


知ること

2008-11-18 | 本を読んで

6年生の娘が言いました。

「今 社会科で 戦争のこととかやってるからさ~・・・  いやなんだ・・・」

見るテレビ番組や興味の向くことが だんだん似てきてる娘。
正義感が強く、福祉や ボランティアや・・・そんなことに強い興味を抱いてる様子。

だから 思います。
イヤだから たくさん知っておこう。
非難したい気持ちや 批判や抗議を心に感じるならば
それだからこそ 知ろうとして 忘れないこと・思い出すことが必要だなって。
「戦争はいいことだ」「差別はしたほうがいい」という大人は いないはず。
なのに、戦争はなくならない。差別は 根強く残っている。
なぜだろう? なぜだろう? なぜだろう?

私が高校の頃は 差別のことを勉強しなくてはいけなくて
ホームルームでそのことを掲げたとき 
「わざわざこういうことをするから 知らない人まで 差別のあることを知ってしまう
  こんなことは 話し合うこと自体が差別だ」  と言った男子がいました。
その子は とても優秀な子で なんとなーくみんなその子の意見に賛成してしまったら
担任が慌ててでてきたってことがありました。

社会人になっても 勤務中に話し合い 学習しなければならない時期がありました。
その時 当時40半ばの男性がいいました。
「俺は 差別はせんよ(しないよ)。でも、娘が結婚相手にそういう人を連れてきたら
 それは、ぜったいに 反対する。 それは当たり前や」

人それぞれ いろんな考えがあります。
明らかに間違っていると思えても、その人なりに理論があったりします。
なので、どうしてそう思っているのかを 知ることは大事です。
そして 考えることを疎かにしないように。

人の価値観、人の目線を通したものではなく
自分自身の感覚で 知ることは 本当に本当に大切だと思うのです。
誰にでも 自分と同じように敬う親がいて 愛する子どもがいて 笑ったり泣いたりして
同じように呼吸して 同じ星で生きて暮らしていることを 忘れないことも。



最近読んで 娘にも勧めた本には こんなことも書かれていました。

置いてけぼりになったような気がしても、走る理由が分からないうちは走る必要なんて
ない。走る人は周囲の景色が分からない。足もとに跳ねるバッタや葉っぱの裏にいるカタ
ツムリに気づかない。夜明け前の空が透明なブルーになることや、秋が深まって息が白く
なる瞬間や、じっと夜空を見上げていれば都会でもたくさんの星が見えてくることなどを
忘れてしまう。

ゆっくり歩こう。いろいろ悩みながら。いろいろ考えながら。いろいろ眺めたり、発見
したり、ため息をついたりしながら。どうせゴールなんて、そんなに変わらない。

                          ~ 「いのちの食べかた」森 達也 あとがきより ~

私たちが生きていくうえで 目を向けづらい部分を
分かりやすく まっすぐに 語りかけてくれる本です。
重くて深いけれど 小学校の高学年くらいから読めると思います。


   『いのちの食べかた』 森 達也/著


りんご狩りと・・

2008-11-18 | まいにちのこと
昨年 初めて体験した りんご狩り。
その時食べた品種のあまりの美味しさに 今年も行こう!って決めてました。

雨がしとしと降ったお陰で 団地の毎月の草取りも延期になり
早朝から 群馬へお出かけです。
昨年は ドキドキしながら乗った高速ですが
今年は 子どもたちの父親ともタイミングが合い、連れて行ってもらえることに♪

私の重荷は すっかり取り除かれました(笑) あとは、遊ぶだけです。

「いやぁ~、ホント! きみ、よく行って帰ってきたよね」と 褒められ(?)ました(苦笑)

雨に濡れても いいのです。 靴が濡れても いいのです。
そんなことに文句を言う人は 私たちの中には だれもいません。
脚立に上って りんごを採る。 楽しく美味しい りんご狩りでした。

そして こちらも 今年も行くって決めていた『たくみの里』(*
今年も <ガラスの家><鈴の家><ドライフラワーの家>で 体験を楽しみました。
他にも行きたいところはあったのですが、予想外のこともあり この三ヶ所の体験のみ。
なぜって・・・
ガラスの家で 葉っぱが選んだ絵が 難しすぎました(苦笑)
少し手伝おうか?と言っても 「いい!大丈夫!!」と言うので、
気の済むまで自力でやってもらうことに。 2時間、カッターを使い続けました。

①グラスと絵柄を選びます。
②グラスに 粘着テープを貼り その上に重ねて絵柄を貼ります。
③絵柄の 白い部分を残して 黒い部分を切り取ります。

  
④黒い部分を切り抜いたら サンドブラスト作業です。
  ガラスの絵柄部分を すりガラス状にします。

そうして出来上がったのが こちら。(あ、真っ暗です いずれ貼りかえます)→貼りかえました!

 葉っぱはドラゴンに挑戦!
女チームは、ほうきで飛ぶ魔女シリーズです。

 他には 土鈴の絵付けもしました。

子どもたちは 父親といることも楽しいのですが
自分たちが楽しかったことを 父親にも見せたかったに違いないと思います。
日頃の ちょっと足りない部分を すこーし満たした   ・・・かな?
最後のドライフラワーの家を出る頃、時刻はまだ6時になっていませんでしたが
外は真っ暗で、しかも、街灯もほとんどなく、観光客も歩いていません。
シンと静かで シンと寒い。
なんだか、ここは正しいなぁと 感じました。

  






虫干し

2008-11-12 | まいにちのこと

私の自慢じゃないけれど

世界一 は この町の自慢です。

いつだったか、公園に遊びに行ってて
目の前に広げられたのを見たときには ・ ・ ・ ほ~んと、面白かった。

だって、こんなにウロコが大きいなんて

やっぱり するんです。 年に一度の 虫干し。(*


年に一度、5月の連休に 私たちの目を楽しませてくれます。(*
でも それは 当然のことではなくて
こうやって 裏方さんで 作業をしてくれる人があってこそ。
*

記事では <市職員>とありますが
仕事に都合をつけて集っている 地元の青年たちが中心です。

この場を見て 無邪気に遊ぶ子どもたちは
この場面を ぜひぜひ覚えておいて欲しいです。


しあわせな時

2008-11-07 | お母さんのひとりごと
もう1週間も前のことになりますが
今月の1日、浦和で行われた 中川李枝子さんの講演会に行ってきました。
(覚書は こちらのブログに → * )

私は 学校の子どもたちの前で<よみきかせ>をするようになって以来
必ずしも 本を読むことだけが素晴しいことだと 思わないようにしてきました。
それは、<イコール 本を読まない子はダメな子> になってしまいそうだから。
本をたくさん読んでいても 社会的な事件を起す大人はいるし
本なんか読まなくても 立派な見習いたい大人はたくさんいます。
「本を読みなさい」と言っても、読まない子は読まないし
読書感想文のために読まされた本は、その子の中に何も残せないと思っています。

なのに、なのに、

やはり、本を読むのはいいことだなー たくさんの子どもたちにいろんな本を読んで欲しい!と
深く強く思うに至りました。
本を読むことの幸せや、本を読めることの幸せを語る中川さんは
それはそれは 素敵で
死んでしまったら 幽霊になって 図書館に住みつきたいってチャーミングなことを仰るんです。
どこの図書館がいいかなー?って 考えてるって。
私は 死んだあとのことは まだ考えていないので
図書館みたいな部屋のある家に住みたいなーとは思いますが
いくつになっても 「あなた 最近 何かいい本読んだ?」と 挨拶代わりに聞きたいです。
私の場合、その相手は 娘なのですが・・・

本は 読まなくても 立派な大人にはなれるけれど
そんな将来の為じゃなくても 楽しみのために本は読みたいし

なんだか、本って いいよって   本は面白いよって 
そう感じている姿を 子どもたちに見せていきたいなって思いました。


最近家で読んでいるのは 先月のこびと便の「イギリス・アイルランドの昔話」(*
知ってるお話も 知らないお話も すごく面白い。
一夜に一話 と言って読み始めたものの・・・
「じゃぁ、今日はお話ふたつ増やして!!」と 息子から熱烈コールがかかる。
「どっちも知ってるお話だけど・・・<かたやきパン>と<さんびきのクマ>どっちにする?」
と訊くと・・・「かたやきパン!」との返事。
読み始めると 「それ、<おだんごぱん>だぁ!」と 娘も息子も覗き込んでくる。
語り継がれてきた昔話だからこその 楽しみ。
ことり文庫さん、いつも楽しい選書、ありがとうございます♪)

こんなに楽しいのにな。 どこのお母さんも、子どもと読めばいいのに。