まいにちまいにち

お母さんの毎日は いつも同じようで、
少しの素敵がチラリ。

No rain, No Rainbows.

2008-03-31 | まいにちのこと

 片岡鶴太郎展 ’08 『竹に椿』

知人に頂いたチケットで 片岡鶴太郎展に行ってきました。
鶴太郎さんといえば、昔のバラエティー番組の印象が薄らぐほど、近年では役者や書家・画家としての活躍が目覚しい方です。 テレビでは その手法や作品の数々を目にすることはありましたが、こうして本物を見るのは初めてでした。

私は、この方の絵もモチーフも、とても好きだなぁと思いました。芸術的なことはわかりませんが、見ていて温かな気持ちになります。 殺伐としたものが ないのです。 雪に映える一輪の椿でさえ 淋しそうには感じられません。 暗闇の蛍のぽっとした明かりも、やはりそうです。
もしも鶴太郎さんにお会いできるなら、訊ねてみたいことがあります。 絵のモチーフについて。 鶴太郎さんの描かれる お野菜や蛍、椿の花・・・必ずというわけではないけれど、偶数が目に付きます。 「だから? なんなの?」と言われればそこまでなのですが(苦笑) 偶数ってバランスが難しいです・・・私だったら迷わず奇数にすると思うなぁ、と思われるものがいくつかあり、そこもまた謎めいて楽しいです。 仏像も描かれる心持から、偶数に挑んでいるのかしら・・・?なんてことまで考えています。

チケットを下さった方にご報告しようと、会場内でポストカードを求めました。
 他にも「きんぎょ」と「かに」を。
残念ながら、どれも展示されていた絵ではありません。なぜなら、原画を見た後では カードに収まってしまった絵は、どうしても迫力がなく、色あせて感じられたからです。 もちろん、どんなに素晴らしい絵であったにしても、です。 それだけ原画の力は、超えられないってことなのでしょう。

『No rain, No Rainbows.』 ~ 雨降らずば虹は出ず ~
鶴太郎さんが迷い苦労を重ねた竹の絵、「挑んでよかった!逃げなくてよかった!」という感慨と共に、友人が教えてくれた、このハワイに伝わる言葉が浮かんできたのだそうです。



            
そして、翌日の 上野動物園。 いやぁ、カバはすごい。



勝手に・・・

2008-03-26 | まいにちのこと

 ※ 下のお知らせの記事も、どうぞご覧ください ※ 



どこかの町には アメリカ大統領候補を勝手に応援する会っていうのがあるようですが
うちには 勝手にお誕生日を祝う会 あります。

 セブンで360円くらいのケーキ(笑)

「お父さん、お誕生日おめでとう!」って 3人で分けて食べます。主役はいないのに。祝われているなんてことすら、本人は知りません(笑) でも本当は 「お誕生日、ありがとう」の間違いかもしれません。お父さんいなかったら、あなたたちもいないもんね。 ちゃんとお祝いの歌だって歌います。

お祝いに選んだのは「願いが叶うナントカストーン」で、とてもお父さんっぽい色をしています。色はお花が気に入りました。 葉っぱは、サーフボードみたいな形だからちょうどいい!と言いました。
あと、お父さんが大好きな映画の短い本を見つけました。 お花は ケースを外した表紙が真っ白で型押しされたきれいさを気に入りました。 葉っぱは イルカの絵だからちょうどいい!って言いました。 選んだのは私ですが、、、、、古本で ごめんなさいね。

『グラン・ブルーの物語』



* お知らせ *

2008-03-25 | まいにちのこと

明日3月26日水曜日、夜9:00から テレビ東京にて 「三十万人からの奇跡」というドラマが放映されます。(こちら) (こちらのサイトから、協賛企業がみなさんに代わって募金をしてくださる、ワンクリック募金にも参加できます。 ご賛同いただければ、幸いです。)

ちょっと遅い時間帯ですが、ぜひご覧ください。 

「誰かの善意でひとりの命を救える可能性がある唯一のガン」が白血病だと認識しています。このドラマのモデルになった大谷さんは、現在私の町に住む方で、昨夜もお会いしてきました。葉っぱの賞状をもって報告に行ったのですが、大谷さんのご主人が 葉っぱに剣道を教えてくださっているのです。

私は バンクに登録してから10年近くになりますが、いまだに提供のチャンスに恵まれていません。逆を返せば、もし私が白血病になったときにも、適合者が少ないであろうということです。 

 


葉っぱのこと

2008-03-24 | まいにちのこと

こんど3年生になる葉っぱには 本当に大好きな友達がいて ひとりも友達のいない入学式が嘘のように 楽しい毎日。 この前の祝日 その2人がうちに遊びに来ていた。 あいにくの雨で 暴れん坊たちには狭い家で気の毒だったけれど ゲームして・レゴして・お菓子食べて・ゲームして・お菓子食べて・・・(笑)

Aくんは 素直で なんでも思ったことは直球。 Tくんは、8歳なりに思慮深く、意外とボスタイプ。葉っぱは、その大きな体の2人に、いつもまとわり付いていて ぴょんぴょんして笑い転げている。 Aくんとは今同じクラスで、今時2人して教室の後ろに立たされたりしてる(苦笑)
AくんTくんともに、4歳頃から柔道をしてて 2人ともすごく強い。それでもたまに負けちゃったりすると、Tくんは必ず泣いてしまうのだけど、Aくんはいつも無言でTくんのそばにいるらしい。じっと、何も言わず。母は、「なんてかっこいいの!!」って感動しつつ、面白いだけじゃなく 葉っぱもいつかそんな心の交流をして欲しいと思ってる。

先日 面白い会話が聞こえてきた。
 A   「葉っぱのお父さんは、いつ居るん?」 (当然の疑問!)
 葉っぱ 「土曜の朝とか来るよ。・・・朝稽古に連れて行ってくれるよ」 (ひょうひょうと・・)
  A   「えぇ・・・(怪訝そうに) 葉っぱのお父さんは、なにやってるん?」
 葉っぱ 「えっとね・・・家のね・・・。 お母さ~ん、なんだっけ??」
               (母、どんな仕事かを 簡単に説明)
 葉っぱ 「あ、あとね、会議所とかもあるしね」
  A   「ふ~ん・・・・・」 (←ちっとも納得してない・笑)
この間、Tくんはずっと無言なのだ。 あとで母たちで話したけれど、Tくんはきっと心の中で「Aっ!お前は余計なこと言うなっ!」って思ってたんだろうねって。
葉っぱは、父と一緒に暮らさないことが普通に感じて生活しているし、でも、よく会ってるし、大好きだし、すごく当たり前に答えていたけれど、Aくんにしてみれば、そりゃぁ不思議だもの。
ふたりの会話に母が割り込むことは間違っているような気がして、母は訊かれたことだけに答えた。

そんな葉っぱに、すごく嬉しいことが起こりました。  ジャジャーーーン!!
   学期の終わりごとに行われる 会内試合です。
人数が少ないので、学年ごとではなく、いつも2.3年生ってくくりなのです。6人のリーグ戦で5試合。葉っぱは唯一の2年生。昨年の夏からは、会の稽古だけじゃなく、知人の道場での朝稽古にも通うようになり、小さいからだで本当に頑張っていたもの。 学年では背は高い方だけど、朝稽古は4年生や中学生の中に混じってたし、学年がひとつ違うだけでも理解度に差があって、葉っぱはたぶん辛い時期もあっただろうし。 足に気をつけたら手を忘れちゃうし、手を頑張ると足がおろそかになる・・・。
「お前は進歩がねえ!!」って怒られても 帰り道で「ねぇ、進歩って、なに?」って訊いてくる(苦笑)

インフルエンザと学童の行事で 皆勤賞は成らなかったけど、精勤賞の賞状とご褒美も頂きました。


この結果を すごく喜んだのは 葉っぱの父親でした。 この賞状の写真をメールしてあげたら、「あいつ頑張ってたから、いい結果に結びついて本当によかったよ。いやぁ、見たかったなぁ!」って。
一緒に仕事現場にいた人に、「うちの息子が剣道やってるんですけどねー・・・」って、息子を知らない人たちに自慢してしゃべっちゃったって、自分で笑ってました。 

週末には仕事が落ち着くから ご飯食べて温泉も行けるよって。

彼が家族の生活をリタイヤしたことで 失ったものも敵わなかったものは計り知れないけれど、いいことだってあったはず。 私は、「私が子どもを守る」って強く思えるようになったし、3人だからわかったことも、楽しめたこともあるもの。ちょっと特殊かもしれないけれど、これが私たちの普通の暮らし方なんだなーって思ってしまったのです。

 

 


ターシャのことば

2008-03-18 | 本を読んで
もしかしたら ターシャ・テューダーさんのお宅に行かれた方のお話を聞きにいけるかもしれないので、読んでみた本が2冊あります。
なんだか、慌ててファンを気取ろうとしているような・・・そんなつもりもないのですが・・・私みたいにちっとも知らないでいるのは、失礼な気がしたからです。

  
ターシャ・テューダーの言葉『思うとおりに歩めばいいのよ』
ターシャ・テューダーの言葉2『楽しみは創り出せるものよ』

ターシャ・テューダー/著  リチャード・W・ブラウン/原著  食野雅子/訳

この本を読んだ後で、ターシャ・テューダーさんの生活を“憧れの・・・”とは表現してはいけない気がしています。当たり前に、普通に生活を営んでいるに違いないので、流行のようにナチュラルライフと例えるのには、勇気が必要です。

何の気負いもなく、自然に、新しいものを頑なに拒むのでもなく、好きなものに囲まれ過ごすことの豊かさ。決して 妬まず、見栄を張らず、奢らず、怠けず、自慢できるほどの大きな愛情を生きとしいけるものに注ぎ、優しく強く生を営む。 90歳を越えた今も、こうやって過ごしているターシャ・テューダーという女性の言葉は、家族を守る女性として心に沁みないではいられません。

“死さえ、恐いとは思いません。つまり、人生に悔いがないということなのでしょうね”
                                      
 (ターシャの言葉)

もちろん、今のわたしにはこんなふうに思えるはずもありませんが、あと50年して、こんな言葉をもてたらほんとにほんとに幸せだと思います。


   *   *   *

この本を読んで、野菜とハーブと花の苗を買いたくなったのだとしても、笑わないでください。


春ですね。

2008-03-17 | まいにちのこと

すっかり春の陽気になってきましたね。
ストーブをつけなくて平気な朝、お台所の洗い物がお湯じゃなくてもイケそうな日、洗面所のお水がこめかみにキンキンしなくなる早朝・・・春だなぁって思います。
葉っぱは ずいぶん前から半ズボンだけれど、昨日は半袖だったし、母はにやにやしてきます。

やはり 暖かい日は 嬉しいものです。

そんな嬉しい日に 新しい仲間を連れて帰りました。
        
     “10株のスナップエンドウ”   “レモンバーム・イタリアンパセリ・スープセロリ”
ふふふ。 お腹に入るものばかりです(笑)
このベランダは(もう少しきれいにすれば・・・)とてもよい席で、お天気の日なら富士山を見ることが出来るし、お洗濯物を干しながら見る朝日は、格別なのですよ。
本当は、ベリー類や実のつくものも買いたかったけれど・・・がまん・がまん。  でも、その代わり、3ヵ月後には1苗が60~70センチにも広がるというお花(名前、忘れました・・・)と、アジアンタムを玄関に飾りました。
一番喜んでいたのは、お花(娘)かな? うん、よかったよかった。

その娘から、昨夜、突然の申し出が・・・。 「お母さん、またさぁ、夜に一緒に走ってくれない?」
コツコツタイプのお花らしいです。 6年生になってすぐにある体力測定に備えたいのと、持久走大会に少しでもイイ成績を残したいのだというのです。 小学6年間の最後ですからね。 持久走では実際に、学童のひとつ上で仲良しのMちゃんが、例年普通の(どちらかというと速いわけではない)成績だったのに、コツコツ頑張って3位でゴールしたのが、とても印象深かったようなのです。 誰かに憧れるっていいことですよね。・・・持久走大会が、11月だとしても・・・・・です
体力測定では、運動神経抜群タイプ!・・ではないお花は、シャトルランで(内緒ですが)葉っぱより良くない成績だったのですよねー(苦笑)  「持久力をつけましょう」と書いてあったって。(笑・母はもちろんその結果を見ていて、ハンコも押したのですが・・・そんなことまでは覚えていませんもん!) それから、ボール投げももっと頑張りましょうって書いてあって「友達とキャッチボールなどをするといい」ってアドバイスが載っていたらしく、そのことも言っていました。 よく覚えていますねー、他人事のような母です。

で、もちろん  “断る=お花のヤル気を無駄にした母”  の図式は成立してしまうわけで・・・・・断るわけにはいかないのです。。。 ま、春ですしね 事務服のウエストもちょっとまずい感じはしていたので(苦笑)、しょうがないです、お付き合いさせていただきましょうね
今日は、車に葉っぱの剣道具一式と、女ふたりのジャージが乗っています。 やりますか

 

 


だって、きょうはさ・・・

2008-03-14 | まいにちのこと

今日が休みの次の日で、月曜日とかだったら、ちょっと都合もいいのだけれど・・・
手作りで1週間経ってると、ちょっとひくでしょ?  そうでもなーい?

なので、昨夜は 頑張りました(笑) お花は眠い目をこすりつつ、絵付けに励みました。
葉っぱは・・・  携帯とドコモダケ描いたら 寝ちゃったね。

                     
今朝 ラッピングしたので、夕方の剣道の稽古が終わったら、訪ね歩きましょう♪

昨日の葉っぱの宿題は、「自分の小さかった頃の話を、家の人として書く」というものでした。
久しぶりにアルバムを出してきて、お腹にいるときの写真や1歳のお誕生日の写真・・・懐かしくてたまりません。写真の横にも「この頃は何でも鼻の穴に入れてました・・・」なんて書いてある。
『ぼくは はこがあるとすぐ中に入っていたそうです。にもつのダンボールでもブロックのいれものでもです。ときどき、中から出られなくてこまっていることがあったそうです。お姉ちゃんのおさがりをきて、よく女の子とまちがわれていました。ずっとぼくを女だと思ってた人が、ぼくのはだかをみてびっくりしたこともあります。』

なのに・・・もうホワイトデーにお返しするような男の子になっちゃったんだね!





おはなしして

2008-03-12 | 本を読んで

もっと小さい頃だと、お布団の中でのお話は、子守唄か催眠術になってしまいがちだった葉っぱも ずいぶん体力が付いたのでしょうか?割りと長く聞いてくれるようになりました。
いつも目一杯!なので、電池が切れたように動きが止まり、寝てしまっていたのよね~。

昨夜持ってきたのは こちらでした。  
 『とうさんおはなしして』

眠りたくない子ねずみのために、お父さんが7つのお話をしてくれます。 ユーモアたっぷりで、優しくて、知らず知らずのうちに微笑んでしまうような、おおらかなお話ばかりです。
葉っぱは 「葉っぱは、かっかん(お母さん)、おはなしして~!だよ」 と持ってきてくれました。
「次~! 次~!!」 と読むうちに、最後のお話にまでたどり着けましたが、最後のお話が終わる頃には嘘のように眠っているのです。 え~!? よくできてるなぁ、この子。(笑)

5年生のお花にとっては、今、母と話すことが欠かせないことになっています。
もちろん家族の会話が大事なことはわかっていますが、帰宅後に母に発散させることがお花のイライラ解消になっているようなのです。
前出のK君のことといい、どうもクラスの中での出来事に納得のいかないことが多いらしい。
理科の先生は、当初から人気のない先生でした。昨年は、同姓の子がいるのに「○○さん(お花の姓)」とさされ、「どちらですか?」と訊くと「どっちでもいい」なんて言われてたくらいで・・・声は小さいし、すぐ不条理なことで怒るし、実験の前に結果を言うから楽しくないし(苦笑)・・・って、お花もみんなも不満を持ってました。
でも、その先生がちょっと間違っただけでも 「先生、頭おかしいんじゃねーの?」とか悪態をつく子が多く、我慢できないというのです。 教頭先生に時間があるときは、授業にきてくださるようになり、その時は楽しいらしいのだけど、毎回来てくれるわけではなし・・・。 それ以外の教室でのことも。

「あの子がこんなことするんだよー!」 「先生に向かって、こんな口のきき方するなんて、信じられない!」 「あ~、イライラする!!」 こんな感じなのです。
決して お花に対してイヤなことをされたとか、そういうことではないだけに、かわいそうになります。

母にしゃべって気が済むなら、どんどん話しなさい。 急に人は変わらないから、少しはしょうがないと思うことも必要だけれど、「私は私」としっかりしておくことも大事だよ。見てる人は、ちゃんと見ててくれるからね。 そんな話をしています。

昨日、たまたま教頭先生とお会いしたとき、「お花ちゃん、あの子は優秀ですね」と言われた母は ・ ・ ・ ・嬉しくないわけはない。 なので、そういう嬉しい話は、うんとうんとお花の耳に入れてあげたいと思ってます。
少しお話をしていると「あの子にとっては 物足りないんじゃないかなー」と言われ、そういえば面談のとき、担任の先生からも同じことを言われたことを思い出したのです。
その時は楽しいクラスだと言っていたので、「ちっともそんなことないです」 とお答えしていたのに。
もちろん、仲良しの女の子も男の子もいて、すごく楽しく過ごしてもいるのですがね。
母のせいなのか? どうも正義感?が強く育ってしまったのかな? すごく幼い、単純なところもあるのになぁ。


昨日は学校で借りてきたという本を読みはじめました。 母の知らない本。
    『ハンナのかばん』 カレン・レビン/著  石岡史子/訳
アンネ・フランクと同じように、アウシュビッツで悲しい生涯を閉じた 13歳の女の子のお話。
葉っぱにもわかるように そんな話をしていたら、いろんなことを想像できたらしい・・・「学校で起こっていることなんて、ささいなことだ!」 「あ~(ブルブルと頭を振りながら) Kのことなんかで怒んない!!」 この単純さは、素晴らしい!(笑)

みんながそう思ってくれるといいのにね。 そう、ささいなこと。 でも、大事なあなたの世界だよ。



 


天気予報図

2008-03-07 | まいにちのこと

我が家の新聞に 天気予報図が 掲載されることになりました。



(甘)気圧が 日本海側に流れこんで来ています。
所により ベタつく所があるでしょう。
太平洋側には(臭)気圧が流れこんで来ています。
すがすがしい香りの1日でしょう。
九州地方には カメがふるおそれがあります。
ノロノロに気をつけましょう。
東北側では うさぎがふるもようです。


なかなか 進化してきたみたいです(笑)


ほーっんと、笑っちゃったんだから!


ドキドキの午後

2008-03-04 | お母さんのひとりごと

娘のお花は5年生。 2年生の頃からずっと同じクラスのK君には、時々困り果てていた。
健康的な(?)ワルではなくて、3年時の担任が「意地くそ悪い(これもどうかと思うけれど・・)」と言い放ったほどのK君なのです。
そうはいっても高学年の男女では、精神年齢にも差があり、特にお花はその辺りの対応も賢くこなす。やたらめったら「きゃーきゃー」言って困ったフリをしないとか、大げさに相手をしないとか。だから、母は安心してる。  が、気になるのはK君の方で、「あの子はこのままでいいのか?」って考えてしまう。

この年頃の問題行動を起こす子にありがちな・・・どうやら、家庭での愛情不足でもあるらしい。
お父さんは泣くほど怖いらしいし、どうもそういう子が目に付く学年なのだ。

そのK君が、先日お花のマフラーを取って、「わ~、くさーい!A団地の臭いがするー!!ヤンキーの臭いだー!!」と言ったらしい。そのときも例に洩れず「はいはい、臭いなら返してね」っとあしらったお花。
 なんだとー!私が編んだマフラーを臭いとは、なんだっ!!
                      
あ、お母さん、そこ怒るトコ違う・・)
確かに、不良っぽい子もいるし、車やバイクの音が大きい人もいる。ゴミ出しのマナーもなってない人もいる。でも、私たちは違う!!私はちゃんと働いて、きちんと家賃を払って、しかも楽しく暮らしているんだ!
お前なんかに、そんなこと言われる覚えはない!!第一、子どもは住む場所を選べないんだ!!

で、担任の先生に報告して、学校でK君に話をさせてもらうことにした。先生からは叱られなれていて、先生からの言葉では身に沁みないというのだ。先生立会いの下、他の大人も君を叱ったりするんだぞ!って知って欲しかった。 その約束日が、今日の午後、お昼休みの時間帯。
仕事を途中で少々抜けさせて欲しい旨、上司に説明したところ、「家庭環境のモンダイですかねぇ~」と。
ん??待ってよ。世間一般に言えば、うちのほうがモンダイある家庭だよ!(なぁんてね)

「私はK君に文句を言いにきました」って。「K君がおうちでこのことをお母さんに言って、今度はK君のお母さんが私に文句があるって言うなら、私は君のお父さんとでもケンカをするよ。親ってね、そうやって子どもを守るもんだ。」途中から、目に一杯涙をためていて、私の言葉が伝わったのかどうだかわからないけれど、「ごめんなさい。もう言わない」と言ったK君。
「今日私がK君に話をしに来るって、お花は友達に言わないよ。それは、そんなに仲良しじゃなくても、君への思いやりだからね。みんなそうやって、思いやるモンだよ」「K君は足が速いから、持久走のときなんか、隣のクラスの子より勝ったら嬉しいって、女の子たちも一生懸命応援してるじゃん。君のいいところは、みんな見てくれてるよ」「特別いいことしなくっても、目立つことしなくても、友達と楽しくやれるよ」

K君が退室したあと、先生が「こういうことがあったと親御さんに・・・」と仰ったがお断りした。
別に、そんなこと言われたことに腹を立てて来たわけじゃない。こんなことで怖いお父さんに叱られたらかわいそうだ。
先生は、彼に約束もさせたけれど、もちろん、こんなことで彼が急にいい子になるなんて思っちゃいない。 でも、大人は君を見てるし、悪いことすれば、よそのお母さんでも怒るんだってわかって欲しい。
どうだったかな・・・どうなんだろう・・・私、間違ってないかな?  なんか、真面目すぎたかな?
よくわからないけれど、ダメなモンはダメなんだ。

お花は 「うちのかっちょこりんがどんだけ怖いか、Kも思い知ればいい!!」なんて言ってた・・・
(注:葉っぱが小さい頃母を「かっかん」と呼んでいたのが変化して、かっちょこりんとかかっちゃんとかかっかんべーとか、なんでもアリになってきた!笑)
そっちの方が気がかりかも・・・そんなに怖いんかぃ!!!???

娘も もうすぐ 6年生です。