まいにちまいにち

お母さんの毎日は いつも同じようで、
少しの素敵がチラリ。

カニグズバーグ

2007-08-30 | 子どもたちと読んだ本のこと
最近、児童書~ヤングアダルトものばかり読んでいます。

もちろん、“子どもしか読んではいけない本”なんてないわけで
11歳の娘と41歳の母は、順番に同じ本を読んでいます。

娘は時々こんなのこんなものもシリーズで読破してしまうので
さすがにそこまでは付いていけませんが(苦笑)
前者は女の子たち、後者はクラスの男の子たちと回し読みです。
再三勧められたのですが、私が読む気がないと知ると
ここまでか!と思うほど、ストーリーをつらつらと話し始めます。
事細かに・・・。(笑)


こんな本を読みました。

 

どちらも E.Lカニグズバーグの作品です。

エレイン・ローブル=カニグズバーグは、1930年生まれのアメリカ児童文学作家。
とても成績優秀な学生時代を過ごし、科学教師も経験しました。
でも、研究中に爆発事故を起こしたり、試験管の中身を教えるより
子どもたちが何を考えているかということに興味が湧くようになり
1967年に作家としてデビュー。
その作家活動の中でも、上記の2作品は1968年のニューベリー賞に同時に
ノミネートされるなど、彼女の作品はとびきりの面白さを含んでいます。

ニューベリー賞とは * * * アメリカで出版された児童書の中で、もっともすぐれたものに対し年に一度贈られる、権威ある児童文学賞です。1922年にアメリカ図書館協会によって創設され、世界で最初の児童文学賞となりました。賞の名前は、子どもの本の発展に大きく貢献した18世紀イギリスの著述家・出版家のジョン・ニューベリー(John Newbery)にちなんでいます。)

『魔女ジェニファとわたし』をすごく気に入った娘は、
「これ、2巻目はないの?」と訊いてきます。
さらには、ことり文庫で本を探してもらうのに、
「魔女っぽいもの」という注文の出し方です。
(『魔女ジェニファとわたし』にだって、本当は魔女は出てこないのですが・・・)
「カニグズバーグって、すごいねぇ」って感心したりなんかして。

親に秘密のいろんなことが、わくわく感を掻きたてているのかなぁ。
そのうち親に秘密のことばかりになっちゃうでしょうに(笑)
ま、あなたは「生タマネギばかり食べるのは無理!」って
魔女の弟子にはなれないそうだから、母の方が先に弟子入りするかもしれません。
年齢制限がなければ・・・ね。



そして決して魔女っぽくはない本を2冊求め、
今、1冊ずつ読んでいるところです。
終えたら、面白かったところは内緒にしつつ、交換して読よみましょう。

タタン・タタン・タラン・タタン・アム♪





最近の読書より

2007-08-28 | 本を読んで
今日は、涼しい風が吹いています。
読書の秋、近づいてきたかなぁ。

こんな本を読みました。

 『風をつむぐ少年』ポール・フライシュマン

転勤族の父親について、転校を繰り返した16歳。
彼の関心事といったら、新しい学校にうまくなじむことと
旧友たちからかっこいいと注目されること。
それ以外のことは、無関心。
(6校の小学校に通った、転勤族の娘としてはうなずけるところ)

そんな彼が、友達のパーティーでとんでもない(彼にとって)恥をかき
酔った勢いで自殺を図ろうとする。
けれど、死んだのは彼ではなく、何のつながりも無い18歳の女の子。
その償いの為に、風で動く人形をアメリカの四隅に立てて欲しい、
そう遺族から求められた彼の日々を綴る物語。

無気力で、はっきりとした価値観を持たない16歳が
自分の素性をしらない人たちとの関わりから、先を見出し、
そして、彼の作る風で動く人形がまた、
誰かの何かを変え得るものとなる。
万物は、何モノかの存在によって在り得るものである。
彼は独りでいても、決して迷子ではない強さを得ることになる。


ことり文庫さんの倉庫で紹介されていた1冊です。

人が亡くなることがきっかけで始まるお話ですが
その責めを大きく扱うものではないので、とても爽やかな読後感です。
彼の生き抜いていける、成長した様を感じられ
安堵と期待感がもてる、そんな良い本との出会いでした。


以前読んで、大変好きだと感じた絵本と同じ作者だったことも、喜びのひとつです。

 『ウェズレーの国』ポール・フライシュマン


それからこちら。7月のことり便で受け取りました。

 『イルカの歌』カレン・ヘス

イルカに育てられた少女が、海岸警備隊に保護されてからのお話。
人間を知ることから始める少女の、喜びと驚き。
研究対象として守られている少女の孤独感・悲しみは、
胸に迫るものがあります。
途中、ついつい実話と感じているときもあり、
悲しい気分にさえなりました。
少女の、覚えたての言葉で語られるお話は、簡単な言葉が素直で瑞々しく
心に沁みてくるのです。

イルカと会話する父親をもつ娘に、読んでもらいたいような。
でも、ちょっと難しいのかもしれません。



夏休み行事。

2007-08-26 | まいにちのこと
我が家で昨年までは、話題になったことも無い
“ワークショップ”という言葉。
何故だか、今では定番の言葉になりつつあります。

昨日は、夏休み4度目のワークショップに出かけてきました。

 (こちら

直径350ミリ、厚さ9ミリの鉄板。
これを溶断することにより切り分け
大きさ・形の違いによる、それぞれの“音のかけら”を作り出します。
偶然できた形による、偶然の音。



“音のかけら”は、彫刻家の金沢健一さんの作品。
自由な不思議な、驚くように美しい音です。
前衛芸術の舞台音楽のような、不調和な音が
それはそれは美しいのです。

出来上がった“音のかけら”を奏でるのは
中島寿さんの指導です。
音に強弱を付ける、早くたたく、ゆっくりたたく
互いにたたく、音で対話する。
大人6人、5年生2人の中で、
お花はどれくらい自由に、自分を表現できたでしょう?
1分間、ひとりで音を奏でる時間もあったようです。
私たちが見ていては、恥ずかしさも邪魔をするでしょうから
最後のほうは場所を離れていましたが・・・。


音を奏でる以外に拝見した
金沢さんの振動態の表現は、魔法のようでした。
こちらで少し見られます)
鉄板を、スーパーボールを取り付けた棒でこすります。
おまじないのようなボワンとする音に包まれているうちに
鉄板の上の白い粉が、模様を描き始めます。
これが音の振動の形です。
私も子どもと一緒に、裏を覗き込んでしまいました。
きちんと理屈があることなのに、魔法のように感じてしまう・・・
う~ん、不思議だ!


私たちにとってワークショップに参加することは、
それぞれの道を極めている(又は専門に学んでいる)方々と
何かを作ることで触れ合い、感じることができる有難い機会です。
またいろいろな経験をさせてもらいたいと思います。




お花の作った“音のかけら”。
とても美しい音たちです。







かお。

2007-08-22 | お母さんのひとりごと
朝からエネルギーを使ってしまった。  はぁ~
久々の倦怠感・・・

私が子どもを叱るときは、叱ると言う名目のもと
とても意地悪ババァになっていることを、実は知っている。

私は、子どもをドン底に陥れたくて言うのではないのに
言ってることは、導く言葉ではなくて
突き放し、逃げ場をなくさせる言い方ばかり。


はぁ・・・自信なくすなぁ・・・。


そんな感じで朝から疲れていたら
すごく有難いタイミングで、素敵な言葉に出会った。

ご夫婦デュオの先月号のニュースレター。
(以下、引用させて頂きます)

どんなに大変なことがあっても、子どもの笑顔さえあれば、親はやっていける。
「あぁ、この顔は愛されてる顔ですねぇ」と、言われたら、親としての誇りを感じないではいられない。そのうれしさは、何にも代え難いとさえ思う。でも、愛されている顔は、赤ん坊に教えることはできない。親にできるのは、その子を心から愛することだろうし、同時に自分自身が“愛されてる顔”をして見せることだろうと思う。



ただ、自分の思い通りにならなかっただけじゃない?私。

さて、どんな顔してお迎えに行こうかな。






夏を過ごす。

2007-08-21 | まいにちのこと
やっぱり暑い夏は、これです。

 ガリガリ君♪

ガキガキ ガリガリ ひんやり~
・・・と思ったら、入浴剤らしく・・・(笑)

今夜はオレンジの香りで 汗を流すことでしょう。



夏休みになって、子どもたちが読んだ本を残せるように
こんな表を作ってみました。

 あれ?・・・携帯はダメね(笑)

題名と作者名と判定(☆5つ制の評価)を書くようになっています。
これは葉っぱのですが、もうすぐ30冊。
たぶん書いた本人でも読めないような字ですが・・・(苦笑)

判定なんて、楽しんで書いてもらえればそれでよし♪
「ふんばり度★★★★★」とか「こわいロボット度★★★★☆」
なんてのもあったりします。
実は、この夏の葉っぱの感想文は「かいけつゾロリ」なのですが
これが、結構イケテマス 
たぶん6年生になったらお願いしても書かないでしょうから、
「かいけつゾロリ」の感想文、読めてよかったです。

今日学童に持って行ったのは

 『なないろ山のひみつ

葉っぱが一目惚れした表紙の凛々しさです。
「すげっ!かっけぇ~!見て見てっ!これ、かっけぇ~!!」

実は昨夜、もったいぶって半分だけ読んで聞かせました。
一緒に聞いていたお花も「え~っ!ひどい~!!」(笑)
ですが、葉っぱの眠気も襲ってきていましたから
「はい、続きは明日読んでくださーい!」

乾いた喉をゴクゴクと潤す水のように
彼らの体は、お話をグングン吸い込んでくようです。
夏休みになって、どんどん忘れちゃった漢字があることも気掛かりですが
ま、それはあとで背負ってもらうとして・・・(苦笑)
今欲しているものが、今必要なものかもしれない・・・
そんな風に感じています。


 * * * お ま け * * *

どんなふうに漢字を忘れることができるかと言うと・・・

 なかなかこうは書けない 

毎日の宿題用意するのも、あと数日です。




40.9℃というと・・・

2007-08-17 | まいにちのこと
暑いです。むっとします。

そうは言っても、33℃でも暑いです。 35℃でもむっとします。


でも、さすがに40℃超えはすごかった。


私、普通でも毎朝8時前には家を出て、夕方は7時過ぎに帰宅。
なので、いつも炊飯器に、夕食の白米をセットして出掛けます。
夏場の心配は、もちろんありましたが
これまでのどんな猛暑でも、大丈夫でした。

でも、さすがに40.9℃。 やられました(笑)
もうびっくり

もちろん連日の猛暑っていうこともあったのでしょうが、
炊き上がったご飯の香りが、怪しいのです。
そうですよね、朝から30℃もあったのだから。

今朝は、昨夜から予約はせず、
4時半に起きて、朝食のお米を洗いました。
もちろん夜のセットもしていません 


そんな観測史上初の記録的最高気温でも、
夕方学童にお迎えに行くと、子どもたちは汗を流して外で遊んでいました。

今日の予想は37℃。 ちょっと涼しいかもね。







暑いまいにち。

2007-08-16 | まいにちのこと
昨夜は外気温、30度はありましたよね。

うちの付近は、軒並み最高気温が観測され、
一番近い観測地のデータは、39.2度。
体温なら、高熱にうんうん唸っているところです。


でも、でも。
夏休みですから、行かなくちゃです。

 近場のプール。

ここは、大きなスライダーや波のプール・流れるプールもあって
楽しいのですが、いかんせん日陰が少ない・・・。

お父さん並みに、キャンプ用のテーブルとパラソルを担いで歩きます。

ま、子どもは元気です。楽しそう

 


昨日は、前日のこの疲れもあったのか、
葉っぱが初めて、道場の前で朝稽古に行きたがりませんでした。

きつくってイヤなんです。
そりゃそうでしょう、防具と面をつけているだけでも
まるで罰ゲームのようです。
その前日は、あまりのきつさにしゃがみこんで待ってしまい
竹刀で胴をゴンッとドつかれた葉っぱです。
「そんな待ち方があるかっ!座るなら正座しろっ!!」

昨朝、ぐずぐずしている葉っぱに、
「今日は5回も日本一になった先生もみえるよ、
 見学だけでもしたら?」 と声も掛けて頂きましたが、
10分くらいしてからでしょうか? 
つぶやくように「稽古する」と足を動かした葉っぱです。

昨日は、先生5人に、子どもが6人。
その中には8段の先生が2人もいらして
ほとんどマンツーマンで教えていただけます。

練習後、「終われたね」と洩らした葉っぱは、ちょっと満足気です。
「俺ね、N先生に教えてもらって、胴を打つとき
 こうじゃなくってこうってわかったから、稽古やってよかった!」

子どもたちがこの素晴らしい環境に感謝できるのは
何年後のことなのでしょう?

まだまだ立ち上がり、這い上がるのが苦手な葉っぱですが
汗と涙を流した分、きちんと自分に返ってくるのだって
わかる日がきっときっとやってくると信じていましょう。


あっと言う間に、母の夏休みも終了です





夏のいちにち。

2007-08-12 | まいにちのこと
毎日、驚くような暑さが続きますね 
みなさん、いかがお過ごしですか?

夏休み・・・とは言っても、学童へ通い詰めの子どもたちにとって
本当に夏休みらしい、ほんの数日が始まりました。
母の夏休みがやってきました 

とは言え、昨日は半日剣道の合同稽古。
そして今朝も早朝より朝稽古。
なかなか解放されない葉っぱです(笑)

子どもたちの宿題も進めなくては!

 ここは5年生が体験学習で植えた田んぼです。

夏休み中に3回観察に来なければなりません。
葉っぱが持ってきたシャボン玉。
ほんの少し、涼を感じつつ。
う~ん、それにしても暑い、暑い


そして今年の夏の一大イベントも、ひとつ完了させることができました。

こちらは8月5日の状態。

 梅酢があがってきました。

梅雨も明け、晴天が続きそうでしたので
やっと干すことにしました。



師匠のアドバイスを頂いたので、100均にて竹ざるを求めました。
晴天ではありましたが、夕方の急な雨も考えられたので
なかなか壁際から離すことができず、乾きが良くない様子。
この土日で、カンカンのお日様に照らされたところ
なんだかいい雰囲気になってきました。

 お~っ!梅干っぽい!(嬉)

ということで、本日ついに、生涯初の梅干完成です。



大きいビンには、148粒。
一日1粒でも、5ヶ月しか持ちません・・・
って、お花と計算しています(笑)
初心者ながら、「年代モノ」にも憧れて
小さなビンに、15粒。今日の日付をいれて。
お花が、20歳になったら、食べるのだそうです。
気の長い話ですが、あと9年、開かずの蓋でありますように(祈)

2キロ購入した梅。165粒あったことになります。
計算の合わない2粒は、干す前に、
どんなものかとお花がかじってみたものと
もちろん完成後の今夜、すぐに味見をしてみたからです。

うちの梅干マイスターは、もう満面の笑みでご満悦。
もう、塩っぱくて塩っぱくて・・・
口をしぼませての笑顔でした。


初心者の私たちに、細かくアドバイスを下さったバイアリーさん
本当にありがとうございました。
お陰さまで、憧れの自家製梅干を味わえそうです。
また来年も15粒の小瓶を、残したいと思います。
また時期になりましたら、ご一緒させて頂きますね。
お花の嬉しそうな顔を、本当にお見せできないのが残念です。
心から、感謝感謝の私たちなのです。






ノーポイ

2007-08-09 | まいにちのこと
夏休みの宿題のひとつなのに・・・

提出期限が 早すぎます 

プールの最終日までに、教室に持って行かなければなりません。
そう、今日でした。

昨夜、やっと完成した子どもたちのノーポイ作品。
(ノーポイ。いわゆる、ゴミになるものを再利用した工作です)

以前のブログで、ちょっと記事にしたことありましたが
映像作家の岩井さんが、お嬢さんとの生活をブログにしていて
そこで拝見し、やってみたいと思っていたもの。
でも、あまりに真似になってはいけないと思い
それ以来、未だにそのページを覗きに入ってはいません。
ほんと、ほんと(笑)

これが葉っぱの。 『ドラゴンのアドベントカレンダー』

以前、紙漉き体験して、
乾いて出来上がった葉書を送って頂いたときの和紙の包装紙、
ちぎって貼ったら、うろこみたいになりました。
所々に、金色のお煎餅の包装紙を入れて。
なかなか渋い気持ちで、クリスマスを待つことになりそう



これはお花の。 『小人のアドベントカレンダー』

アイスの空き箱や、いろんな包装紙を駆使して。
ちっとも写っていませんが、ちまちまと可愛い小人を描いてあります。
雪だるまを作っていたり、滑って転んでいたり、
母と弟も雪かきスコップを持って登場させてくれました。
ウキウキとクリスマスを待てそうです。





裏面はこんなふうになっています。
ヨーグルトのカップ、25個×2人分!(笑)
ポツポツのシールに日付が書いてあるのですが
それをはがすと扉があいて、
中にはちっちゃなお菓子が入っています。
チロルチョコや飴さんや、チョコビなんか。


それにしても・・・
お菓子、学校に持ち込んで良かったのかなぁ・・・(笑)

チョコ、溶けちゃうかなぁ?





大きな人の遊び

2007-08-09 | お母さんのひとりごと
たった一人で、1週間の 夏休みがとれたなら
私は 何をしましょうか?



NYに赴任中の同級生からメールが届きました

急に夏休みがとれ、今、○○○○○に向かっています。
3日かけて目的地に着いたら
別ルートで4日かけて、NYに戻ります。
体力を消耗するだけの休みになりそうですが。
アメリカの広さを実感したいというか・・・
理由は特にないんです。
無茶旅行から戻ったら、またメールします。



ロングロングドライブ

こんなメールもらって、私はすごく愉快になった。

昨日は1日が、25時間だったそうです。
24時間じゃなくってね。  さすが、非日常!!
飛行機だと「そんなものか」とあまり気にならなかったことが
実際に陸地でつながっているのに いつの間にか
時間が戻っているのは、変な気分です、と。


非日常的な 無意味にも思える行動。
最近、いかに効率よく時間を使うか(時間に合わせられるか)
ばかりに気をとられ、がちゃがちゃしていた自分に
ぽんっと後ろから両肩に手を掛けられたような
そんな心境になりました。


最近の読書より

2007-08-08 | 本を読んで
もしも あなたが とても貧しい国に住んでいて
もちろん あなたも とても貧しくて

もしも あなたが 盲目の母親だとしたら・・・。

お腹がペコペコの子どもたちに ビタミンを採らせたくて
オレンジ1個分のお金を持って 買い物に出掛けました。
よその人の洗濯をして 稼いだ オレンジ1個分のお金。
おんぼろの杖をもって。

でも、オレンジだと思って持ち帰ったものが
もしも レモンだったら・・・。

あなたは どうしますか?

他人の悪意に気付けず、お腹をすかせた子どもたちの下に
レモンを持ち帰ったとしたら あなたは どうしますか?


『ったくもう、レモンなんかつかまされちゃって。
 あたしって、ほーんと大ばかじゃん、
 ほーんと大まぬけじゃん。
 そんなことも気付かないくらいの大ばかだから、
 こんな目にあうんだよ!』

って、独り言を言うかな。
ぐだぐだになって、こんなレモンなんか!って、放り投げるかな?


もしも あなたが 17歳で
もしも あなたが 2人の子どものいるシングルマザーで
もう本当に、誰も何にも教えてくれない!って背を向けていて

そしたら、そのあと あなたは どうなるかな?

あなたたちは どうなるかな・・・?


 
ヴァージニア・ユウワー・ウルフ/作 『レモネードを作ろう


主人公ラヴォーンは 真面目な高校生。
父を亡くし、貧しい生活の中で
なんとかココから抜け出したいと、大学を目指しています。
その費用のために始めたベビーシッターのバイトで出会うのは、
みすぼらしい汚れ放題のアパートに、二人の子どもと住んでいる、
17歳の若い母親 ジョリー。

本当はよく知らないのだけれど
アメリカの暗い部分、ドラッグやセクハラや暴力や・・・
そんな部分にどっぷりつかってしまっているかのようなジョリーは
ラヴォーンとの出会いによって、周りとも共存することで
母として生活力を身につけるための言動ができるようになります。

ただ、それは一方通行の「教え・支援」なのではなくて
互いに見つめ、認め合えるものの存在もあってこそのものでした。
他人への不信感、皮肉な不幸な身の上、
そういうものに怒りをぶつけてはみるものの、
「今」を生きている自分が、「今」何をしなければならないのか。
そこに目を向けたとき、ジョリーには可能性の光が見えたのだと思います。


最初に書かれている「若いお母さんへ」との書き出しに
引っかからない訳ではありません。
実際には、ジョリーの母親の年齢とも言える私なので。
でも、昔きいた言葉を思い出しました。
「頑張れない時は、頑張らなくてもいい。でも、怠けてはいけない。」

頑張ることはとてもいいことだとは知っています。
いつも頑張っていたいとも思っています。
でもきっと、私が母として長続きする秘訣があるとしたら
こういうことかもしれません。
強く優しくありたいので。



最近読んだもので面白かったのは、こんなものもありました。

「ピトゥスの動物園」

スペインの子どもたちにはベストセラー
日本では、中学年対象の課題図書になっています。
大変面白く、楽しく、頼もしく、涙も出そうになった児童書ですが、
人間の本来持つべき優しさと強さを、
子どもの目線で知らせてくれる1冊でした。
子どもと大人の、良い関係にも憧れました。

昨日の葉っぱの朝稽古中に、お花も読み終えました。
感想文書こうにも、「中学年用だからなぁ・・・どうしよう?」と
高学年の彼女は、現在悩み中です。


それからこちら



こちらは実は、学校の読み聞かせの
一番最近お仲間になった方が、自費出版なさった本です。
闘病記と知っていたので、読むのは躊躇いましたが
ご自身の口から「図書館にもあります」と伺っていたので
思い切って読ませていただくことにしました。

運動会終了まで読み聞かせは始まりませんが
読ませて頂いた、と報告メールはどうしようか・・・
迷い中なのです。









朝稽古

2007-08-07 | まいにちのこと
朝、6時50分から、
竹刀の音と 子どもたちの威勢のいい声が聞こえます。



剣道の 朝稽古を始めました。

子供たちの父親の先輩が、念願の道場を建てました。
先月末にできたばかりの、新ピカ道場です。
生まれた時から知っているSおじちゃん。
葉っぱの知ってる大人の中で、たぶん一番厳しい大人です。
そして、生まれて一番怖い稽古になるでしょう 

今朝は、中学生4人・4年生2人・そして2年生の葉っぱ。
子どもたちの育成のために、無料で指導をしてくれます。
「お~ぃ、葉っぱ!ちょっと構えてみろ!」
「おい、前を通るな!」
「いいか、考えてやれっ!もっと下だろ!」
葉っぱへの檄が ビシバシ飛びます。

いつも所属している会は、今は夏休み。
特別稽古はありますが、週に1、2回。
夏休み、朝稽古したら、強くなるよね。
葉っぱがやりたいなら付き合うよ!と言うと
本人もやる気を出してくれたので、参加させて頂くことに。

集団に教えてくれるのと違い、
個人にわかるように話してくれるので
葉っぱもとても充実感があったようです。

さらにすごいことに、ここには日本一の先生が来られることがあります。
剣道の最高段は8段なのですが、
その8段の大会で、優勝された先生が、Sさんの恩師。
その先生がいると、大人も緊張しているので
場の雰囲気が一瞬にして変わります。


朝稽古の日は、お弁当はごま塩ごはんね
手ぬぐいも、胴着も汗びっしょりで学童に行きました。
9日まではプールがあるから、シャワーはその時に宜しく!(笑)
お花は・・・、気合の声の飛び交う道場で、無心に読書。
「うるさくって本なんか読めねーよ」ってSさん言ったけど、
きっと本を読まない人の言うことね♪


葉っぱは、初めて厳しさと向き合う夏休みになりそうです。

頑張れっ!


創作

2007-08-05 | まいにちのこと
この夏のテーマだった訳ではないのですが
夏休みになり、3つのワークショップに参加してきました。
(正しくは、子どもたちを参加させてきました、ですが。)

 おもちゃのこまーむさん(こちら

初回は、夏休みになってすぐに「木のおもちゃ」のワークショップ。
ことり文庫さんでもお取り扱いの、木のおもちゃ。
その作家さんのワークショップと聞いただけで
母も子も、やる気充分!(母は見るだけ)



与えられた積み木に、丁寧に丁寧にヤスリをかけて
組み立て、木工ボンドでつなげていきました。


昨日は、クレイアニメに挑戦!
東京電機大学の学生さんが主体になったワークショップで
粘土を動かしてアニメーションを作ります。
子どもたちの優柔不断な突発的な発想に根気強くお付き合いくださり、
コマ送りで画像を撮って、DVDにして下さいました。



もう、子どもたちは監督気分です。
アニメーション化されたものは見せてもらったのですが
このあと音楽も付けてお送りくださるとの事。
大変楽しみなお土産つきのワークショップになりました。



マンツーマンに近い数の学生さんの取り組みです。
お昼を挟んでの長丁場となりましたが、未知の分野。
テレビの裏の世界を覗いたような、楽しい時間を過ごせたようです。


そして今日。
もう一度「木のおもちゃ」のワークショップに。

 先生はアトリエ倭さん。(こちら

紐を使ってうごくおもちゃを作ります。
今回も根気強くヤスリで磨いて、つるつるにしました。
そして色鉛筆で絵を描きました。



子どもたちの作品です。(表と裏)
寝顔の☆は、お月様の真似っこになってますね。
まぁ、大目にみましょう(笑)
お花のは、昼から夜に変わる関連が可愛らしい。
葉っぱのは、季節はずれのサンタさんなのですが、
まぁこれには理由もあり、お尻しか移っていないトナカイが素敵!
高い所からぶら下げて、両サイドの紐を交互に引っ張ると
○□△の3つが、上までキコキコ上っていきます。
子どもたちは大満足です。


見ても読んでも聞いても、かけがえの無いものを得られます。
でもきっと、触らないと感じられないものは確実にあって、
説明のできないものを、形にならないふにゃふにゃした状態のものを
心のどこか、感覚のどこかに、
引っ掛けていてくれたらいいなぁと思います。

そして、作家さんと名のつく方と共にいた時間を
ほんの短い時間であっても、覚えていてほしいと思います。
モノ創りに携わる方々の、穏やかだけれども強い何か。
そんな小難しいことわからないでしょうが、
わからないからこそ感じていてほしいなぁって思っています。



まだまだ夏休みは続きます。
ほんの3日間の出来事でした。

(画像の大きさの調整ができなくて、見苦しくてスミマセン)






ライスバーガー?

2007-08-03 | お弁当箱
・・・に見えるかな?

というか、肉ないよ。

ライスライガー・・・?


なんじゃそりゃ?    強そうだな 



 
いろんな場所で撮ってみましたが、所詮 こんなもん(笑)

パティは、ゴボウの漬物を混ぜ込んで
レタスはなかったので、キャベツを炒めて
バンズは、味噌を塗ってみました。
白ゴマがついている方の バンズです。

う~ん、仕方ない。

スマイルはゼロ円にしておくよ!

パラッパッパッパァ~♪ I'm Lovin' you



もやもや

2007-08-02 | お母さんのひとりごと
気持ちが
もやもやします。

お昼休みに読もうと思っていた本を、
忘れたからかもしれません。
会社のレンジで温めたお弁当が、
均一に温まっていなかったからかもしれません。

でも、朝ももやもやでしたから、
こんなことが理由ではないのでしょう。

根本的な部分で落ち着いていない私を
操る術は、もう完璧です。

それ以外の部分で、何かが原因なのだけれど。

朝、お弁当に慌てず、ゆっくり1時間もソファに座っていました。
でも、あ~本でも読めばよかった、と後悔に変わり、
そしたら、ご飯を詰めただけのお弁当箱が
なんとも殺風景に見えてしまいました。

小学校の同窓会があると、葉書がきました。
もう2回も帰省したし・・・帰るつもりはありません。
懐かしい声と話しました。他の子と久々にメールもしました。
懐かしさは、ちょっと私を淋しくさせます。

普段追われるような仕事でない分、月末月始は忙しくなります。
気持ちにハリは出るけれど、金額に関わることは、ちょっと苦手。
ま、それが私の仕事なのだけれど。

もうすこし、ゆっくり時間が流れてくれるといいかなぁ。
夏休み、急に忙しくなって「夏休みは嫌いよ~」と言ってる
家にいるお母さんを、ほんの少し羨ましく思います。
ほんの少しだけですけれど。
家に帰って、家事に追われてあっという間に10時です。
子どもの隣で、本を読みながら、くーと寝てしまうこと寝てしまうこと。

楽しいこと考えようと思って、今朝の写真を撮ってきました。

葉っぱがお友達ができたと言うんです。
「おはよう」って言ったら「おはよう」と答えたと。
「こんにちは」はわからないみたいだったけれど
「こんばんは」にも「こんばんは」と答えてくれたと。
昨日も、今朝も、いつもの時間より少し早く家を出て
サッカーボールを貸してあげるんだといいます。



面白い子です。
8歳です。
真面目な顔をして「お友達いるか見てくるね」と言います。
お話するそうです。

私がもやもやしてはいけません。

よし、決まり。

大丈夫、大丈夫。