まいにちまいにち

お母さんの毎日は いつも同じようで、
少しの素敵がチラリ。

ありがたい おはなし。

2009-06-26 | まいにちのこと
うちの息子は 困ったクンです。 騒がしくて 落ち着きがなくて ね~。 

でも うちの息子は いい子です。
楽しいことが大好きで いつも動き回ってて 騒ぎすぎたり はしゃぎすぎたりするけれど
意地悪しないし 優しくて 分別ある子です。
素敵な友達を たくさんもっています。 すっごく素敵な奴らです。

一昨日 同じクラスの子に言われました。
「葉っぱねー、学校で有名なんだよ!」    ?・・・ 何で有名なのか聞いてみると
「机の周りがきたないことで 有名!」          らしいのです 

整理整頓ができないことは 知ってました。 1年生のときから、通知表にしっかりと・・・ね
「葉っぱくんの読書の時間、面白いんだって」 と教えられたこともありましたっけ。
今読んでる本の他に 2冊くらい机の上にあって、机の中にもはいってたりすると・・・。
でも、「周りがきたない」なんて 面と向かって言われたら 私だって 面白くないのです。
もう4年生だし そろそろできてもいいんじゃない? って思うわけです。

で、その夜きいてみたのです。 
「ランドセル・・・後ろのロッカーにいれてない。 それから・・・(歯磨きの)コップ、床に置いてた」 らしい。
私の言葉に涙した彼は、「じゃぁ、夏休みまでちゃんとやる」 と宣言し、何を考えたのか
自分の下着など入ってるタンスの整理を始めました (苦笑)
先生には注意されたの? と聞くと 「先生は何も言わない」という返事で、??と思ってました。  
言った通りちゃんとやったかどうか、お母さんはわからないじゃない? って言うと
「先生にきいていいよ」  と言うので、昨日の授業参観の際、先生にお伝えしたのです。

そうすると 先生から 

「お母さんはさ、そうさせたい? あの子はさ、いいもの持ってるもん。みんなと同じに普通にさせたら
普通にしかならないよ。 何か秀でてる人って、みんなそうじゃない? ぜんぶがぜんぶは 無理よ。
出会う先生とかにもよると思うんだけどさ、あの子は 縛り付けるのはよくないと思うし、あれもこれもは 
無理よ。 もちろん、目に余るようなら言うけど、結構わかってるよ、あの子。
頭の回転が速いから、すぐに他のことをやりたくなっちゃうのよね~、プププ
これ みて~!(棚の上のカゴを見せられ)葉っぱはさ、どうしても片付かないんなら、ここに入れな!って
私があげたのよ(笑)」
そのカゴには 葉っぱの個人的な荷物、給食のエプロンや縄跳びが入っていました。

いつも気になる 「本当のあの子を わかってくれる先生かどうか」 ということ。
昨年度末には ちょっと辟易しているようなものを 感じていたのです。
あ~、嬉しい。 私の大好きなあの子を こうやって慈しみ深く見てくださる大人がいてくれる。
そして 母なんかより もっともっと伸び伸びさせてくれています。   感謝。

夏休みに行く 学童のお泊り保育では、指導者となってくれる牧師先生がいます。
遊びの天才のような方で、その方が 「お花の弟に会うのが楽しみだ」 と まだ会ったことのない葉っぱを
待ち受けてくれています。
葉っぱも 私だって それをすごく楽しみに思っています。

親以外の大人の存在、すごくすごく大事に思っているのだけれど、成長の節目節目で、ありがたさを
痛感しているところです。


ごめんなさい のまいにち。

2009-06-23 | お母さんのひとりごと
社会科見学の翌日の朝、テーブルの下に 葉っぱの名札を見つけた。

忘れそうな人は学校に置いて帰っていいと言われ、置いてきたから大丈夫と言ったくせに・・・
忘れてないって言ってたのに、なんだ、やっぱり忘れてたんじゃん。もうっ!!

朝の慌しさの中、ソファに寝転がっていた葉っぱを パシンッ!と叩いた私。きっとすごい形相

葉っぱは、じーーーーっと私を見上げる。
寝転んだ姿勢のまま 瞬きもせず 無言のまま じっと私を見ていた。

   ・・・ あ、しまった。 違うんだ。 ・・・

ごめん。 もしかしたら、昨日つけて帰ったの?

私がそう言った途端  葉っぱの大きな目から 涙がぐわっと溢れてきた。
ぼろぼろ ぼろぼろ 涙が流れ 葉っぱのかわいい口が 歪んだ。

いつもそうだったじゃない。 葉っぱは 弁解とか言い訳とかしない。
そうじゃないよって、誤解を解こうとはしないこと 私は知っていたはずなのに。
あの 私をじっと見上げた目が 「俺の言ったこと 信じてないの?」って訴えてた。

お母さんが間違ってたね。 ごめんね。
と謝ったものの、痛いものが心に残ったことには違いない。

その日、たまたま借りて帰った本が これだった。  なんて タイムリー。

 『*』
字を習いたての1年生の男の子が 七夕様の願い事に、ひと文字ひと文字心をこめて書いた短冊。
本当に書きたかった言葉は  「おこられませんように」
怒られてばっかりのこの子も、「本当はこうなのに・・・」と思いながら 「どうせ言っても怒られるだけ・・」と
プイッと横を向いて 言い訳しない。
その元気のよさと 言い訳しないさまが 葉っぱとかぶってしかたがない。

怒らないで   どころか、たまには誉めてほしいよなー って思ってるよね?

学校の読み聞かせに この本を選んだ人は 見つけた書店でぼろぼろ泣いてしまったって。
読み聞かせ後に 「こんな本をよんだよ」と 報告会をしてたら 内容を聞いてた母たちが 何人も目頭を
抑える羽目になってしまった。

いろんなお母さんに いろんな形の 「お・こ・だ・で・ま・せ・ん・よ・う・に」が 響いた瞬間。



ほんとうにあったお話。

2009-06-18 | 朝の絵本の時間

子供たちの小学校で活動している 「よみきかせ」も 今年で3年目を迎えました。

今年度から全学年でさせていただくことなり、特に5.6年生への選書等には
かなり深く考えるようになりました。 不必要ってこともないけれど、すごく慎重に。
たかが 2週間に一度の 15分間。
でも、いろんな判断ができ、少しずつ大人に近付いている高学年の子どもたちが
どんなものを楽しんでくれるか?興味をもってくれるか?懐かしんでくれるか?
子供たちが 私たちに付き合ってくれる大事な15分間ですからね。
という経緯もあり、「よみきかせの会」の言いだしっぺの私と 最初に合意してくれた
発起人的なふたりは、まずは下地作り・・・と、今のところ高学年担当のようになっています。

その今学期中に 一度だけ かわいいかわいい2年生のクラスに行ける日がやってきます。
(・・・ 5年生や 6年生だって すごーくかわいいですよ。
でも、やっぱりシビアな目も 持ち合わせているんですよね。毎回 大緊張です。)
ちょっと高学年とは違う視点で 選書をしようと思っていたら こんな本を知りました。
絵本だけでなく いつもたくさんの本をご紹介くださってるマーガレットさんの「こひつじ文庫」
思いやり・やさしさをテーマに 2年生に読まれたそうなのです。

 『ともだちをたすけたゾウたち』

この3頭のゾウは、親子でも兄弟でもありません。そう、ともだちなのです。
病気で横になることもできないオスのゾウ・アヌーラを、2頭のメスのゾウが、両側からささえ
2ヶ月間も看病し続けたという 本当にあったお話です。
1頭だけでならまだしも、2頭が同じ考えを持ち合い 仲間を助けたなんて 驚きました。

この本を 2年生の子どもたちに読んだら 言葉にしたら簡単でも、言い表せない「うわぁ~」という
あたたかいものを感じてくれるかなー?と、月曜の朝に読んでみたいと思いました。
「本当にあったお話だよ」となると、感じ方も違ってくることでしょう。より近いですよね。
それに加えて じゃあ「今」はどうなっているのか? を知りたくなりました。
はい、知りたがり屋のおばさんです。
このおはなしは 30年位前のものです。 ゾウって寿命は長いはずだけれど、自然界でなく
動物園にいるゾウはどうなのだろう? 
さっそく 電話しました。 多摩動物公園です。

ゾウの寿命は 人間と同じくらいです。 かなり長生きしますよ。
お話の中の メスの2頭は死んでしまいました。   が、アヌーラは今も元気ですよ。
どうぞ 見にいらしてください。


あ~、素敵。 お話の中で生きているゾウが 今も動物園に行けば会えるなんて。
子供たちも 私みたいに 思ってくれるかな?
とっても たのしみです。


寝読書

2009-06-18 | まいにちのこと
 ベッドにて。

自分で読むのは 「。読み」なんだって。 最初の「。」まで(笑)  ほんのちょっとじゃん!
そのあとは 私に読ませ イツノマニカ ひとりで寝てしまいます。
おいてかないでー!

そのくせ 次の日に 昨夜はどこまで読んだか きちんと言ってくる。(なんで?)


最近 学校で読んで面白かったのは 「ピトゥスの動物園」 だったそうです。
お姉ちゃんも 小学校の頃 読んでたよ。 面白いよねー。
そして、いま葉っぱがベッドで読んでるのは 「エルマーシリーズ」。

「エルマーのぼうけん」 「エルマーとりゅう」 が終わり 昨夜から 「エルマーと16ぴきのりゅう」
私の声は 子守唄代わりかもしれないけれど、こんなワンパク君でも 「いつも本と一緒」 が
うれしい うれしい 母なのです。


「大物になりそうだから サインだけはもらっとく」 と言いながら叱ってくれる先生のためになのか
葉っぱは サインを考えました(笑)
でも、一番最初のサインをもらったのは   お母さんです

そんなこんなの6月です。

2009-06-16 | まいにちのこと
今月になって 初めての日記だとは。  それも すでに半月を過ぎています。

なにがどうと 多忙だとは言い切れないくせに 慌しいのは よくありませんね。
何をやっても 中途半端な感じで 落ち着きません。

そんな昨今ですが、元気に陽気に梅雨を迎えうっています。

綿は こんなに大きくなりました。
一昨日は 雹(ヒョウ)が降ったのですが 手の離せない私に代わり
お花がペットボトルのカバーを掛けてくれて 難を逃れることができました。
ベランダの葉っぱに、穴が開いてしまったというお友だちもいたのですよ・・。

で、私は 何故手が離せなかったのかと言うと
今年も 梅を漬けておりました。 2日目の今朝の様子。
ちょっと 舐めてみたりもして・・・  お~しょっぱい
梅雨が明けて カンカン照りのお日様の下で干すのが 今から待ち遠しいです。

今年 初めての挑戦は
      枇杷のコンポート。  アプリコットみたい。
皮をむいてる途中は 変色して褐色がかった枇杷ですが、レモン効果か
とても綺麗な色に仕上がりました。
休日は 簡単チーズケーキに添えて。 今朝は ヨーグルトに添えて。

それから 週末は とても素敵な本を読みました。

『風の靴』 文章が美しく簡潔で清らかであり 思春期の男の子の気持ちを
こんなに逞しく頼もしく表していて ぐんぐん引き込まれてしまいました。
娘はすでに読み始めましたが、 息子も、中学生くらいになったら 読んで欲しいな。
自分の生き方、大切な友人とのつながり、そういうことを少し考えるようになったなら、きっとこのお話
は、手を差しのべてくれるのではないでしょうか。
自分だけが感じることのできる「風」  それを感じ取る心は 常に保っていたいと思えます。


そんなこんなの 6月です。 雨、ですねー。