古書店にて。
子供達と元夫と。
長女は マンガを立ち読み。 “座り読みはご遠慮ください”って書いてあったから、
立ち読みはいいんだと。
長男は カードをひたすら見て回る。 途中「お母さんっ!お母さんっ!」て呼びに
来るときは、すっごい高額カードを見つけたとき。 すごいね、5000円もするんだ・・・。
私は 古書は100円と決めているので、「おっ!」と思った おーなり由子さんの本を
一冊と、すでに読んだことはあるけれど、手元に欲しい梨木さんの本を一冊。
「西の魔女」を。
元夫と書棚を見ていると 発見したのは いしいしんじさん。
以前 読もうと思ったけど、途中で返却期限になり読みきれなかった話しをすると、
「いしいしんじは面白いよ」 と この本を手に取った。
「これ、たぶん、荒井良二さんの絵だね」 と言うと、
「じゃぁ、俺が買ってあげる。100円だし(笑)」
元夫は 実際以上に(?) 私が荒井良二さんに恋焦がれていると思っているようで、
荒井良二さんの雑誌や表紙になっている本を見つけると、得意げに買ってきてくれる
ことがある(笑)
いえ、好きですけど、ね。
いま 読んでいる本。『ぶらんこ乗り』 いしいしんじ
本は、手にしたときの シチュエーションも 大事。
ずいぶんご無沙汰していたら、「広告」なるものがついてしまった。 あらら
放置していたり、長らくお休みしてみようと思っているわけではないのに
時間が経つって・・・ ほんとに早い。
ただ、わざわざ何かを探して書こうと思ったら、余計に考え込んでしまいそうで
こうさせていたのは確かなのだと思う。
それでも、息子も娘も、修学旅行を楽しんできたし、娘はしっかり受験生になった。
バタバタではあったが、例年の通り、梅干だってちゃんと漬けたよ。
本も、少しずつ読書欲みたいなものが出てきた。 よかった。
相変わらず、息子の予定がびっちりなのだけど、先週の土日と今週の土曜は、剣道の試合。
息子は昨年の剣道の県大会で3位になったことがあり
今年は県の選抜で全国大会に行きたかったのに・・ なんと1回戦で負けてしまった。
自分自身も強く思っていたし、回りの先生方の期待も大きかった。
「緊張しすぎた」 と ひとりで泣きじゃくっていた。 試合後、傍に行って眼が合ったら、
また急に涙が溢れてきて、母としてみたら こんなカワイソウなことはない。
でも、なんとか立ち直って欲しいと、翌日の日曜日の近隣の試合では、「勝たなくていいから」と
父親から課題が出された。 明日も全国大会につながる大会があるので、そのために
トライしてみればいいと言われ、程よい緊張感の中、日曜日は母も納得のいい試合ができた。
11歳くらいで、なんだかかわいそうでもあるけれど、挫折して悩んでそれでも立ち上がらねば
ならない経験ができるなんて、なんてありがたいことでしょう。
明日は、個人戦も団体戦も、埼玉県の代表を決める大会です。
負けることは恐くない。 それまでの準備が大切なのです。やった分だけ、やった分だけ。
私は 来月石巻の避難所を訪ねる予定があり、今は防虫グッズを集めている。
私個人がやることなんて知れているのだけれど、携帯メールで「送っても良さそうな人」を
選んで「エイッ!」と一斉メール。
何もレスがないことが多いし、「協力できそうなものがなくて申し訳ない」と返信があることも。
嬉しかったのは、お父さんから子供達に「貯金から募金をしなさい」と言われていたご家庭で
二人のお子さん達から1000円ずつ、父と母も1000円ずつ出して買ってきたからと渡されたこと。
募金は少しのお金ではどうなっているのかわからないし、届くまで時間がかかる、だから子ども
にもわかりやすくてありがたかったよ と言ってくれた。
読み聞かせのお仲間の、ちょっと年配のFさんは、見てきたけど何を選んでいいのかわからない
からと、現金をくださった。
その避難所には、5月末にも一度行かせてもらっている。 ただ、ものをお届けしただけなのだけど。
3月末にいろんな方にお声掛けさせてもらい絵本を集め、気仙沼に送ってもらった。
そのとき、中学校の先生にもお声かけしていたのだけれど、ちょうど春休みになってしまい、
中学生達の集めた絵本が、行き場を失っていたのだ。
また、我が家にも遅れて届いた本たちがたくさん残っていたので、その本と合わせて。
そして、「せっかくだから」と息子の先生にお声かけしたら、子供達で本を持ち寄り、メッセージを
書いて栞を作ってくれた。
ブログで知り合ったお友達には、いつも勇気をもらっている。 送ってくれる本は、私の気持ちの
揺れをきちんと正しく修正してくれる。
先日 こももさんに教えてもらった本からは、「大丈夫、これでもいいんだ」と勇気をもらえた。
いつもいつも、どうもありがとう。
ひとりじゃなにもできないし、みんなの力を集めて継続できるなにかをやりたくても、やはり
伝わる人とそうでない人がいるのは致し方なく・・・ でも自分で選んだことをやるしかないからね。
そんなこんなのまいちです。