まいにちまいにち

お母さんの毎日は いつも同じようで、
少しの素敵がチラリ。

日曜 aoyama 行った

2007-06-19 | まいにちのこと
日曜日 AOYAMA 行ったの。
荒井良二さん 会う。 楽しみ。 はなし 聞く。 嬉しい。





青山ブックセンターで行われた「たいようオルガン」刊行記念トークショー。
rucaさんのブログでお知らせを拝見して、早速申し込み、日曜日に行ってきました。
(ブログで知り合った方にお会いするのは、お二人目となりました。緊張!)

川越美術館でのワークショップの荒井さんも、テレビで見た荒井さんも
そして、日曜の荒井さんも、ちっとも変わらずに
言うなれば、『囲いのない方』でした。


たいようオルガン たいようオルガン 
たいようが オルガンひいて あさがきた

この言葉から始まった 『たいようオルガン』

まずは、スライドで絵を見ながら、絵本の創作秘話?を。
橋を描きたかった、橋を取り入れて絵本になんないかなぁ~。
というのが最初で、そして“ゾウバス”ができたら、それで絵本になっちゃう。
「はな さいてる」「さかな いる」「うさぎ いる」「くさ はえてる」・・・
助詞のない文章が 心地よく並ぶ、そんなトコロも目指しておいでだとか。
(あ、それで、冒頭は助詞なしで書いてみました)

荒井良二さんのトークショーの詳しい記事は、
rucaさんがとてもわかりやすくまとめていらっしゃいます。
(勝手な借記事?で、申し訳ありませんが、rucaさんの記事を拝見したら
 書けなくなってしまったのですよ)

rucaさんがかかれていない「問答」を思い出すとしたら・・・
 
   ① 荒井さんは、動物の中で何が好きですか?
     ⇒ 猫を飼いたいと、ずっと思ってる。でも、家猫にしたくないから
       ずっと飼ってない。
 
   ② この世界から色がなくなって、どれか1色だけ残るとしたら
     何色がいいですか?
     ⇒ う~ん。・・・・・・      黄色、かな?
       深い意味は、ないよー。
 
そんなところです。

絵本のことは 詳しくは語られず、
子どもたちとのワークショップのことをお話されるのが
それはそれは楽しそうでした。
そういえば、お花が参加させて頂いた時
子どもたちの先頭をきって、熱中して創作されていたし。

新潟の美術館では、音楽家の野村さんとのコラボのワークショップで、
「そういえば、なんでピアノって黒なんだ?」の疑問から
1台のグランドピアノと、手持ちの楽器の着色を・・・(笑)

囲いのない荒井さんらしく、子どもたちの囲い(周りの大人が作ってしまう規制)
みたいなものを取り除いて自由にさせてあげる
その時の自然な気持ちで、何かをすること
そんなことを大事にしてくださっているように感じます。

それがその人に何を及ぼすのか、大人になって何の役に立つのか、
そんな小難しいことは必要なくって、記憶のどこかに、
「そういえば子どもの頃にペンキぶちまけて色塗ったことあるよな・・・」とか
「グランドピアノに色塗ったことあるんだけど・・・」とか
「自分の書いた♪のない楽譜を、ピアニストが弾いてくれたことあったよな・・・」とか
そんなふうに心が広がった時の想いが残っていれば、
それはきっと心の栄養になって何かの種になるかもしれない、
心を潤すものとして残ってくれるかもしれない、
そんなふうな思いでなさっているのではないかと・・・思っています。

いろんな経験は、それぞれを明確に覚えていなくても
きっと弾力のある心を育むことにつながって
その弾力のある心は、
きっといやなことも撥ね退ける強さも持ち得ると思いたいのです。

そんな部分では、恐れ多いけれど『同感!』と言っていいのかな?
私たちにとっては、絵本作家さんにお会いすること
その本にサインをして頂くこと、たまには東京まで足を伸ばしてみること・・・
そんなことだって、その「経験」の一部でもあるのです。



 
当日購入した2冊と、お花の愛読書「みちくさ劇場」



 



多数をこなすのに、いつも個々のサインを丁寧にしてくださいます。


少しお話もできて、嬉しい嬉しいイベントでした。


 

日曜日には、もうひとつの目的がありました。
大好きだったスパイラルに行くこと。

でも、このお話は、また次の記事にて。