まいにちまいにち

お母さんの毎日は いつも同じようで、
少しの素敵がチラリ。

ゆらいでも・・・決心

2011-11-14 | まいにちのこと

 
5日の土曜日は、Zクラブチームのセレクションでした。
近隣では、おそらく一番戦績のいいチームで、息子の第一志望。
都内のサッカー強豪私立高校(*)の下部組織です。
1次~3次までのセレクションが予定されていて、おそらく90人くらいの子が受けていました。
合否は1週間のうちに送られてくるということで、毎日そわそわと郵便物を待ちました。
そして、金曜日に届いていた通知の内容は、なんと1次での不合格だったのです。

息子は、心のどこかに「自分は通るであろう。しかも、1次での不合格はありえない」と思っていたようで
きっとその油断も原因です。「絶対に受かりたい」っていう気持ち、足りなかったんじゃないかなー?
断トツの技術があればまだしも、知ってる顔ぶれは、同じ市内チームの中心となっている面々。
力の差だって、どっこいどっこいだったはずです。
息子は きっと ショックを受けているのでしょうけれど、すぐにお風呂に入ってしまいました。
いつもより ちょっと長いお風呂でした。
翌土曜日(12日)は、市内の選抜の練習日でした。Zクラブを受けた子が、かなりの数います。
どうしたって「お前、届いた?」「俺、受かった」という会話になるのはわかっています。
「お母さんのお出かけ(*)に、一緒に行ってもいいよ」 と誘うと、「そうしようかな?」 と言いました。
逃げ出すことを薦めたわけではありません。 考える時間もなしに、相手の心の中を察することのできない
言葉にもまれてはいけないと思ったからです。
他のクラブチームを受けるならば、時間はあまりありません。「土日で、よく考えよう。」そう決めました。

他にはどういうクラブがあって、セレクションはどうなっているのかも話しましたが、
中学部活だって、いいもんだよ という話をしました。
クラブチームとは比べ物にならないけれど、自分達の心がけ次第で県大会を目指すこともできるし
目標さえ見失わなければ大丈夫。今のチームの子達は、みんな中学でサッカーを続けるのだから
受け入れてくれるよ。 落ちたことは残念な事だけれど、恥ずかしいことではないのだから、決して
恥ずかしがってはいけない。自分の実力を過信しないで「こんなものだったんだ」ってことを素直に
受け入れて、努力を続ければいいんじゃない?
いろいろ いろいろ 話をしました。

昨日、夕食の支度をしていると 息子が来て言いました。 「お母さん、俺、部活で県大目指すよ。」

(Kクラブチームの練習会が、今週あるので)「Kの練習を見てから決めてもいいんだよ」
「うん。でも、Kの練習会は行きたいけど、Kクラブに入りたいわけじゃない」
「どうしても来てくださいって言われたら???笑)
「えっ・・・ その時は・・・もう一度考えるけど。」

あとで娘に話したら、案の定叱られました。(私がね、娘から)
「ほらぁ~、すぐその気になっちゃうんだから。そういうこと軽く言っちゃダメだよ~!」
娘は、部活推進派です。 「中学部活も、なかなかいいよ」

たまたま 高校サッカーの準決勝をテレビで見たからかもしれません。
選手の紹介で「○○ユース出身」「浦和レッズJr.ユース出身」なんてある中で「△△市□□中学出身」
なんて子がいると、「すごいねー、逆にカッコイイよね。頑張ったんだね」 と話していたのです。
また 変わるかもしれないけれど、12年間生きてきたあの子が、一生懸命考えて「俺はこうしたい」って
決心したんだなと思うと、お母さんは応援するしかないですもん。
叱咤激励と言いつつ、「叱咤叱咤叱咤激励・・・」くらいですけれど。ま、いいよね。また一緒に頑張っていこう!


息子は、最初に受けた「1次突破目標」だったAクラブチームの1次合格通知を、大事にしています。
「お守りにしよう」と、いつもエナメルバッグに入れているのですが、私が今回の不合格通知を手にして
「本当のお守りになるのは、こっちかもしれないよ」と言うと、「そうだよね」と受け取りました。
きっと、母の真意をわかってくれているのだと思っています。