脳のミステリー

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高齢者・老齢者の実情

2010-08-31 22:07:23 | Weblog
人生半世紀を過ぎ、還暦も迎え、高齢・老齢に向かい始めたら、他人の迷惑にならない程度に、自由奔放に生きる・・・これが最高! そして食事は3食、時間通りに・・・こうすればもっと最高! そうmore than best! という事になる。

高齢化社会とは、総人口に占める65歳以上の老年人口が増大した社会のことをいう。
2005年(平成17年)10月1日の国勢調査」に基づく「2055年までの将来の人口推計」が2006年12月に公表されたが、近年の出生率低下や寿命の延びを反映して、前回の2002年推計よりも少子高齢化が一層進行し、本格的な人口減少社会になるとの見通しが示された。そして今年10月には5年ぶりに国勢調査が実行される。
もし私が生きていれば100歳近くなっているだろう2055年の人口推計を考えると高齢化率が約40%となるという事である。現在の支え手側と支えられる側の比率が3人で1人を支える形だったのが、1.2人で1人を支える(20歳から64歳で支える)形の超高齢社会を迎える。
正に想像を絶する!

明治はおろか、江戸時代の人間の住民票がどうのこうの言っている場合ではないような気がする。だって、あり得ない事なのだから・・・
もっと現実を見つめないと・・・
個人的には 9月は「敬老の日」がある月というイメージが昔から強い。
そして2010年翌10月の国勢調査・・・
真剣に「老齢化社会」を考えざるを得ないだろう。今や65歳から高齢者扱いにする時代ではないのではないだろうか

昨日、大いにあり得る事件があった。それは・・・
滋賀県警大津署が大津市職員をかたる男が高齢者所在不明問題を悪用し、高齢女性から母親の住民票変更手数料名目で金をだまし取ろうとする電話があった、と発表したのである。
「大津市役所ですが、お母さんの住民票などに不備があり、変更するのに手数料がかかります。指定口座に手数料を振り込んで下さい。今、話題になっているでしょう」などと電話があった、というのである。
女性は不審に思って電話を切った後、大津市に問い合わせて虚偽の連絡と判明そうだ。女性は住所や氏名を名乗らなかったが、「母親は生きていたら百歳を超えるが、何十年も前に亡くなって死亡届も出した」と話したという。 振り込め詐欺を狙ったのだろう。

被害に遭いそうになった女性は、恐らく私と同じ年代の人間だと思う。一般的に考えれば、未だ未だもうろくする年齢ではない。私が万が一路上で事故に遭えば「老女」という表現を使われるだろう。冗談じゃない! 定年の年齢が問題になった事があるが、英語のelderlyは日本語の「老」とは結構ニュアンスが違うような気がする。英語の表現には尊敬の念がもっと入っている様な気がするのである。一方、日本語の「老」は少し違う。長老という言葉があるが、それは単に年老いた人を敬っていう語というだけではなく、特に、経験が豊かで、その社会で指導的立場にある人をいうのである。
一説によると、お釈迦さまは大阿羅漢を例にして大長老だと言い、人は歳を経て白髪になったからといって長老にはならない。ただの老いぼれだ、と、説明されたそうだ。
だからこそ、安易に65歳以上の人に「老」を接頭語に使っては欲しくないのである。

高齢者のスタート年齢を引き上げ、一般的な老齢者を高齢者と呼ぶようになれば、バカげた降り込め詐欺も減るかも・・・

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