脳のミステリー

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2011-05-23 13:47:57 | Weblog
汗や加齢臭など他人の臭いが気になる季節がやってきました

私は車椅子生活者になる前はかなり発汗に悩んだ方です
でも、今は体全体の動きが減ってるからか、汗をかかないのです
これもチョッと心配の種です

感熱ニューロンの位置する、視床下部の視索前野および前部にある中枢によって発汗は制御されている事はよく知っています。
視床下部の温度調整機能は、皮膚の温度受容体からのインプットによっても影響されるのも知っています。
皮膚が高温になると発汗のための視床下部の設定値が下がり、中核温度の変化に反応して視床下部のフィードバック機構の利得が増大するのですが・・・

人間は他の動物に比べて大量の塩分の摂取を必要とするのは、発汗によって体内のナトリウム等のミネラルも同時に排出される為です。
人間が塩味を好むのはこの為で、汗をかく職業の人ほど塩分が多い食事を摂る傾向があるのです。
漆塗師の姉は汗をかく仕事なので、夏は大変です。
ところが、私は汗をかかなくなってしまいました。
だから、当然のように塩味を気にしなくなったのも事実です。
かえってほんの僅かな塩で「しょっぱ~いっ!」と感じてしまうのです。
塩が多いと気分が優れなくなってくる事もありますが、辛いのは「ヒェー!」と思うだけで平気です。

発汗機能が低下する疾患を「乏汗症」(hypohidrosis)といいますが、それではないと思いますが・・・
発汗のしくみは皮膚 の抹消神経が暑さを感じることから始まります。
そこから、脳の視床下部に信号が伝わって、自律神経の作用によって皮膚の汗腺から汗が出る訳です。
とにかくこの作用によって体内に熱がこもらないように、人間は温度調節をしているのです。

私は 手足も冷たくなり易いので・・・だから、体を温める為に生姜、葱、にんにく、七味唐辛子などを多めに摂ってみようと常に思っているのです
でも、汗を出す機能を回復する前に温め過ぎると熱が身体の中にこもってしまい、
逆に身体に悪い状態になってしまうことも予想されるんですって!知ってましたか

私の体温は比較的低めで(心は暖かいのに)35度台だったり、36度前半ぐらいなんです
だから、低めですから身体を温める工夫が必要になってくるんです。

発汗の季節到来で「私は汗っかきじゃないんで、あまり体が臭わないから心配無用なの」なんて呑気な事は言ってられないのです。
汗は体温の調節を可能とするんですから・・・
概して、感情による発汗は手の平、足の裏、腋、および場合により額に限られるようですが、物理的な熱による発汗は全身に起きるそうです。
何れにしても、人間らしく生きていくには発汗も必要な事ですよね~~~


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