猫のアソビバ

2002年8月25日開設
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天岩戸

2006-10-17 | Weblog

だんじりの獅噛の下にある懸魚という部分の彫り物の
題材としてよく見られるものです。
左端に天狗のような人物が彫られているのが
おわかり頂けると思います。
天岩戸の話に天狗なんて出てこないのにどうしてだろう・・と
とても気になり調べてみると
「日本の神々」という本の中に「猿田彦神の鼻は杖のように長い」と
記述されていたことから
この天狗のように見えるものは猿田彦神という道案内の神様であることが
わかりました。

以下はこの彫り物の題材になっているお話です。
【天石窟に籠もった『天照大神』(あまてらすおおみかみ)を
誘い出そうと「天のうずめのみこと」という女の神様が舞を披露し
神々が集まった天石窟の前では大変な盛り上がりになっていました。
自分が隠れたらこの世から光が無くなるはずなのにどうして
賑やかになっているのだろう?と、不審に思った『天照大神』が
「自分が隠れたことにより世界は闇と化したのにどうして楽しそうにしているのか?」
と岩の隙間からお聞きになられました。
その問いに「天のうずめ」が「貴い神があらわれたので喜んでいます」と答え
「天のこやね」と「ふとだま」が鏡を見せます。
自分の身から出ている光の反射によって驚いた『天照大神』がひるんだ隙に
「天手力男神」(あめのたぢからお)が岩戸を力づくで開けてお出まし頂き
めでたく世界には光が戻りました。】

歴史は苦手でしたが神様の話も人間が考え出したもので
崇高な世界に垣間見られる人間らしさが何ともいえず
取り上げてみました。
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