来日中のIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長は16日、菅義偉総理、森喜朗組織委員長、小池百合子都知事とそれぞれ会談した後、五輪パラリンピックの際のコロナ.ワクチン接種負担はIOC側が持ち、選手関係者は来日前に接種する意向を明らかにした。
新型コロナ.ワクチンィついては現在、国内外の製薬会社で開発中だが米国のモデルナ社は94.5%有効性のワクチンの臨床実験を終えたことだ。数日中にFDAの承認を得て製薬を始めるという。安全性が確保されれば、来年早々には発売され、東京五輪パラリンピックに間に合いそうだ。
ワクチンというと1930年代から40年代にかけて猖獗を極めた結核を想い出す。亡国病といわれ,かかれば死に至る病だった。僕の一人の姉も44年、21歳で肺結核で死亡している。記憶が若干薄れるが、感染の有無をチェックするツベルクリン反応や陰性者に対してBCGワクチン接種を始めたのは戦後ではなかったか。幸い僕はBCGワクチンを一回接種しただけだ。
東京五輪パラリンピックまで8か月ある。日進月歩の医療である。コロナワクチンの実用化を強く期待しているが、ワクチンが入手できなかったり、接種体制のない国はどうなのか。観客への接種はどうなのか。IOCだけでなくわが国の水際対策は大丈夫なのか。
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