「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

皐月の花が真っ盛り

2018-05-25 14:20:37 | 2012・1・1
駅前の大通りの街路樹の躑躅(つつじ)散り始めたと思ったら、追っかけるように隣家の皐月(さつき)花が満開だ。現役のころは、躑躅も皐月も区別がつかなかったが、ようやく”ご隠居さん”も板についてきた。皐月は躑躅のあとに咲くだけで素人にはわからない。

鎌倉時代(14世紀後半の随筆家、吉田兼好の作品|徒然草」が好きだ。その第十段に”家のつきづきあらまほしきは、仮の宿とは言え興あるもんあり”というくだりがあり、”大方は家居荷こそ、ことだまは推し量れる”とある。家のたたずまいで、住んでいる人の気持ちもわかるというものだ。

わが家の周辺は戦前”幻しの五輪”に終わった駒沢会場に近く、当時新しく開発された。時局を反映して陸軍、海軍の高級将校が広い敷地地主化を借り受けて立派ン庭つきの家が多かった。皐月が植えられる当たりは、自然の崖になっていて、傾斜の部分に空襲で焼夷弾の破片が落ちてき両親と非たたきで消した。その頃おえら方の軍人が住んでいたが、みな戦地に出かけ、家族は疎開していた。皐月は立派に手入れされている、あの時代は、すこし空き地があれば、肥やしを巻き菜園づくりをしていた。



            
                           










    


  
     















    








  




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