インドネシアとのEPA(経済連携協定)で早ければこの夏にはインドネシアから
看護師400人と介護福祉師匠600人が来日する。6か月の日本語研修の後、
各福祉現場に配属され、実務研修に入る。そして日本の国家試験に合格すれ
ば一人前の看護師、介護福祉師として日本人と同じ給料が与えられる。
急速な高齢化社会の到来で、特別老人ホームなどの福祉現場では人手不足
だから外国からの"助っ人”大歓迎だと思っていたらそうでもないらしい。厚労
省や国内の看護師団体などは”日本人看護師の処遇改善が先決”と反対なの
だそうだ。確かに福祉関係の仕事は、他業種に比較して重労働の割りに給料が
安い。そのために専門家が職場に居つかないとの声もある。
こんな日本社会の状況下で外国から"助っ人”を迎えて大丈夫なのか。すでに
研修制度では、問題が多発している。一番多いのは"研修期間中”の待遇であ
る。医療"助っ人”の場合、国家試験に通るまでの研修期間中もきちんと給料
面で合意が出来ているのかどうかー。額だけ聞くと、自国にいたときの数倍なの
で魅力に思うかも知れないが、それだけ日本での生活費も高い。
それと心配なのは異文化摩擦だ。昨日の小ブログで紹介したアリフィン・ベイ
先生もその著「インドネシアのこころ」(めこん社 1975年)の前書きで書かれて
いるが、初来日の日、裸で入浴させられ、人前で他人に裸をみせない回教徒と
して耐え難かったそうだ。60年経っても日本の社会のイスラム理解はほとんど
変っていない。逆にインドネシア人にとっては当たり前のことも日本の社会で許
されないことも多い。相互理解なのだが、難しい。
看護師400人と介護福祉師匠600人が来日する。6か月の日本語研修の後、
各福祉現場に配属され、実務研修に入る。そして日本の国家試験に合格すれ
ば一人前の看護師、介護福祉師として日本人と同じ給料が与えられる。
急速な高齢化社会の到来で、特別老人ホームなどの福祉現場では人手不足
だから外国からの"助っ人”大歓迎だと思っていたらそうでもないらしい。厚労
省や国内の看護師団体などは”日本人看護師の処遇改善が先決”と反対なの
だそうだ。確かに福祉関係の仕事は、他業種に比較して重労働の割りに給料が
安い。そのために専門家が職場に居つかないとの声もある。
こんな日本社会の状況下で外国から"助っ人”を迎えて大丈夫なのか。すでに
研修制度では、問題が多発している。一番多いのは"研修期間中”の待遇であ
る。医療"助っ人”の場合、国家試験に通るまでの研修期間中もきちんと給料
面で合意が出来ているのかどうかー。額だけ聞くと、自国にいたときの数倍なの
で魅力に思うかも知れないが、それだけ日本での生活費も高い。
それと心配なのは異文化摩擦だ。昨日の小ブログで紹介したアリフィン・ベイ
先生もその著「インドネシアのこころ」(めこん社 1975年)の前書きで書かれて
いるが、初来日の日、裸で入浴させられ、人前で他人に裸をみせない回教徒と
して耐え難かったそうだ。60年経っても日本の社会のイスラム理解はほとんど
変っていない。逆にインドネシア人にとっては当たり前のことも日本の社会で許
されないことも多い。相互理解なのだが、難しい。
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