「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「有明」決着後の小池知事と都議会自民党との対立

2016-12-17 06:17:04 | 2012・1・1
クリスマスまでにと先送りされてきた2020年五輪パラリンピックのバレー会場が有明アリーナに決まった。昨日の定例記者会見で、小池百合子知事が明らかにしたものだが、結局、小池知事が就任後、見直しを提案してきた、ボート、水泳、バレーボール三会場とも、”もとのサヤ”に収まった形だ。”時間の浪費だ””パーフォーマンスだ”という声もあるが、3か所で400億円近い経費が削減されたというから、やはり成果には違いない。

五輪会場問題は一応、決着したが、都議会と小池都政との”ねじり”現象はどうなっているのか。15日閉幕した都議会の討論を東京のローカルテレビ局MXの生中継で見たら、自民党代表して栗山よしじ議員(目黒区選出)が発言”今、必要なのはパーフォーマンスではなく、地に足がついた政策の実行だ”と小池都政を批判していた。栗山議員は平成25年の選挙の際、同学(関西学院大学)の先輩、小池氏(中途退学)の推薦を貰い、ツウ.ショットの写真を選挙運動のパンフに掲載していた。

これに対し、自民党とは国政で与党を組む公明党の松葉多美子議員は”都議会改革は必然、議員所得の削減、身をきる改革には挑戦したい”と述べ、同党の東山邦浩幹事長は”これまで自民党と共同歩調をとってきたが、今後は独自の考えで対応する”とさえ述べている。さらに民進党の尾崎大介議員は、小池知事提案の”政党復活予算案”廃止には賛成し、国政での野党との立場ではない発言している。これまでの都議会の与野党が逆転した構図だ。小池知事は自民党議員ではなかったのか。

小池知事は”黒いネズミ”発言に関連して”黒いネズミ”はアンシャン.レジ―ム、旧体制の復活を望む人たちだと暗に都議会自民党を批判している。来年夏の都議会議員選挙を控えて、小池知事と都議会自民党との対立は深まってきているが、僕の目には依然、世論は小池都政に追い風が吹いているようにみえる。お世話になった先輩に後足で泥をかけるような恩義をしらない男には、昔がタギの僕は投票しない。

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