渋谷と横浜を結ぶ東横線の学芸大学駅から祐天寺駅に抜ける五本木商店街で例年の「カリン収穫祭」が催された。商店街の街路樹で獲れた花梨の(カリン)の実を無料で配り、地元で収穫された野菜を時価で販売するお祭りだ。秋雨の降る中、老妻は娘婿夫妻の車で朝早くでかけてきた。僕はといえば、背中を寝違えたらしく、今日も留守居を仰せつかった。
東京の六本木は今や国際的にも有名だそうだが、一本、木が少なかったため知名度はローカルだ。昭和20年3月から、僕は近所に住んでいて昔のことを多少知っているが、当時は住宅街の所々に畠や植木溜めも散見された。近くを走る駒沢通りの車の量も少なかった。いつ、カリンが街路樹として植えられたのか寡聞にして知らないが、こうして毎年、秋の収穫を祝う行事となっている。
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