新型コロナウィルスに対する「緊急事態宣言」発令に関連して4月8日付の産経新聞社説は”危機感を共有し新型ウィルスとの戦いを進めるべきだ。国民の底力を問われる”と主張している。「底力」とは戦争中、銃後の小国民だった僕らの世代には懐かしい。昭和16年3月,大政翼賛会の募集に応じた国民歌謡であった。
▼ 出せ一億の底力(堀内敬三 作詞作曲)
出せ一億の底力 桜咲く国日本の無敵の軍の前進に歩調を合わせ
一億いざともに御稜威下まっしぐら
コロナ.ウィルルス感染防止については中国の習近平も米国のトランプも戦いになぞらえて国民に団結と協力を呼び掛けている。安倍晋三総理もやっと重い腰を上げて「緊急事態」を宣言したが、こと生命に関することなので、大方の国民は協力的である。89歳の僕も外出を自粛して介護施設への通園リハビリ治療を断念したが、昨夕その施設から連絡があって施設そのものが宣言期間中閉鎖することになった。
お叱りを受けるが”撃ちてし止まん””欲しがりませぬ勝つまでは”である。国難である。一歩ま違えれば武漢にあり、大邱になり、ミラノになり、ニューヨークにもなりかねない。大阪のパチンコ屋で行列している写真をネットで見たが、何とかならないのか。戦時中のようになんとかした事態が起きるのが怖いが。米国では市長夫人が禁を破り外出、飲食して摘発されている。
夕方に買い物に出かけてみたら、驚くくらい人がいました。
みんな一応にスーパーから薬局に流れて、マスクの有無を確認し、そして帰るという感じで、あまり緊張感はありません。
やはり居酒屋で飲んでる人はいますし、経営者の気持ち次第の営業です。
結局、経営なので資金がなければ休めません。
緊急事態宣言でも通勤はしてますし、テレワークなんて大半の会社は出来ません。
日本の通勤地獄で、まだこれくらいの感染者で済んでいる事が不思議です。
この結果は2週間後です。
テレビの定番の渋谷のロータリーは確かに人は減っているみたいですが、現実はお説のようなのかもしれませんね。かりに欧米のよなクラスタ―が”一周”遅れで日本にやってくるとすれば、今のような態勢と意識では大変なことになります。罰則を伴なった徹底的なものにしなければと思います。だらだらとこのまま微増したまま長期化するのがいやですね。