「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

 小学校の英語必修化に賛成

2006-03-28 08:08:45 | Weblog
中教審部会が小学校での英語必修化を求める審議報告をまとめた。
これによると、五、六年の高学年で平均週一回、英語の授業が
全国一律に教えられることになる。結論は賛成。問題は中味だ。

むかし大学受験で「小野啓」とか「赤尾のマメ単」で世話になった
世代は一般的にいって英語の読解力はあるが、彼らの使う英語は
”役にたたない”といわれている。たしかに、僕の友人の中にも
外国旅行で簡単な英語にドギマギしている者が多い。原因は当時の
英語教育だ。発音無視の英語だった。

早くも現場の教師から「発音指導に自信が持てない」という声が
上がっている。戦後「カムカム イングリシュ」の英語を始めて
ラジオで聞いたとき、学校英語とまるっきり違うのに驚いた。
平川先生の英語が英語であって、学校英語は受験のための英語,
街の進駐軍には通じなかった。子供たちに早くから英語にならさせる
のは賛成だが”通じない”英語を教えても意味がない。


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