大阪G20サミットの開幕式から討議の模様を中継で見たが、議長国の安倍晋三総理の姿が”水をえた魚”、八面六臂の活躍で、実像より大きくみえた。開幕式前の集合写真では中央に座り、隣の大男のサウジの皇太子に引けを取らないし、会議場でのトランプ大統領と習近平総書記との間に挟まれた総理はまさに千両役者のように僕にはみえた。
安倍総理は2016年の伊勢志摩サミットも経験しているし、総理としての外遊回数保持者だけに国際外交はどうにいっている。夫人同伴で首脳を迎える姿は自然体だし,ハグの頃もぎこちなさがない。半世紀前の田中角栄、大平正芳総理の時代にはハグなど考えも及ばなかった。
11年前の2008年7月の福田康夫首相の時の洞爺サミットを思い出した。小ブログは”小さく見えた福田総理”と集合写真での総理の体格が他の首脳に比べて貧弱に見えたのを例えにして会議での存在感のなさを批判した。これに比べて安倍総理の存在感はどうか。
サミットは今日29日も続けられ、首脳宣言を採択し閉幕したが、まずは成功だった。安倍総理の来月の参院選にプラスになったのは確実であろう。政治運の強い方である。”乘っとけ、乗ってけ”で、しかし、おごらず日本丸の舵取りをお願いしたい。
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