30年来の古い友人に誘われて箱根の強羅温泉に一泊旅行をしてきた。泊まったのは区の公共保養所で、料金は一泊二食つきで6400円と安いが、正直いってくたびれた。昭和53年に建てられた古い建物のためか、施設のほとんどがバリアー・フリーではないのだ。80歳の老人二人にはやさしくない。そのうえ部屋はトイレ付きでなく、便器も昔のスタイルで使いにくい。
82歳の友人は数年前、夫人に先立たれ今は一人ぐらし。転倒して腰を痛めていて歩くのに杖をついている。聞けば、介護何級とかで、家にヘルパーさんが来て部屋の掃除と買物の手伝いをしてもらっているとのこと。
区のこの保養所は来年3月で閉鎖される。区側の説明によると、保養所の運営に年間1億3000万円がかかるうえ、最近利用者がへってきて区の財政負担が大きくなってきて維持ができなくなってきたのだという。施設の老朽化が利用者の減少になっているのかもしれないが、ここの定連である、僕の友人は施設の閉鎖に立腹、区に厳重抗議するといっている。
たしかに閉じ篭りがちの老人にとって、比較的安価で利用できる、このような公的保養施設があるのは大切だ。できれば存続が望ましいが、現状の施設では老人にはきびしい。できれば改築した上で存続してもらいたい。たしかに区の財政を圧迫しているのかもしれないが、介護老人を減らし、寝たきり老人をなくすためには、逆にこのような保養施設が大切だと思うが、どうだろうか。
(写真 施設は一見豪華にみえるのだが)
82歳の友人は数年前、夫人に先立たれ今は一人ぐらし。転倒して腰を痛めていて歩くのに杖をついている。聞けば、介護何級とかで、家にヘルパーさんが来て部屋の掃除と買物の手伝いをしてもらっているとのこと。
区のこの保養所は来年3月で閉鎖される。区側の説明によると、保養所の運営に年間1億3000万円がかかるうえ、最近利用者がへってきて区の財政負担が大きくなってきて維持ができなくなってきたのだという。施設の老朽化が利用者の減少になっているのかもしれないが、ここの定連である、僕の友人は施設の閉鎖に立腹、区に厳重抗議するといっている。
たしかに閉じ篭りがちの老人にとって、比較的安価で利用できる、このような公的保養施設があるのは大切だ。できれば存続が望ましいが、現状の施設では老人にはきびしい。できれば改築した上で存続してもらいたい。たしかに区の財政を圧迫しているのかもしれないが、介護老人を減らし、寝たきり老人をなくすためには、逆にこのような保養施設が大切だと思うが、どうだろうか。
(写真 施設は一見豪華にみえるのだが)
全く同感です。例えば区内の老人会に働きかけて直接東京から箱根まで区所有のバスで客を運ぶとかすれば、お客はあると思います。区の公報に掲載するだけではダメです。しかし、現在の施設ではフロントまで急な階段を上り下りするなど老人向けではありません。6400円でも結局、元気な老人二人が追加の料理とビールなど取ったので一人8000円になってしまいましたがー。