「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

     五月の梅雨入りと被災地の二次災害の心配

2011-05-28 07:02:53 | Weblog
西日本についで関東甲信も昨日、梅雨入りした。平年より12日、昨年よりも17日も早い入梅宣言である。気象庁が記録をとり始めた昭和27年以来では2番目に早い入梅である。これまで最も早かった入梅は38年だそうだが、48年も前のことで、僕も老妻も当時の記憶がない。

ただ昭和38年といえば「三八豪雪」の年で、1月から2月にかけて東北から九州、日本全国各地が大雪に見舞われ、交通機関を中心に大きな被害がでたことは覚えている。この年は世界的にも異常気象で、その原因はインドネシア・バリ島のアグン火山の爆発による降灰ではないかとされている。

梅雨の風物詩と言えば、軒先に咲く紫陽花(あじさい)だが、我が家の紫陽花の花は、まだ写真のように色ずいていない。隣家のバラは今、真っ盛りで、いっこうに梅雨入りしたという実感はしない。

しかし、この早い入梅宣言で一番困っているのは、東日本大震災の被災地である。東北にはまだ梅雨入り宣言は出ていないが、気象庁は早い時期の入梅とそれに伴なう多雨を予測している。だが、被災地は地震と津浪によって土砂が緩んでおり、何よりも堤防が3,400か所も決壊したり亀裂が入っていることだ。政府の中央防災会議では、関係自治体に大雨による二次災害が起こらないよう指示した。

東電福島原発も心配である。大雨によって放射性物質を含む汚染水が流出する危険はないのだろうか。菅内閣と東電の事故対応は、なんとはなく国民には心もとなく感じられる。自民党・公明党など野党は6月早々にも内閣不信任決議案を提出するようだ。僕もこんな無責任な内閣は一日も早く辞任してもらいたい。しかし、”政治空白”が生まれて、被災地が二次災害に見舞われないよう、政治家はくれぐれも配慮して貰いたい。

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2 コメント

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呪われた日本列島 (chobimame)
2011-05-28 17:13:33
民主政権になってからひとつも良いことがありません。誰かが民主政権を怒っているようです。早い梅雨入りに猛暑予想。あまりにも辛すぎます。1日も早く政権交代しないと日本は救われない気がします。

福島の子供たちの被爆量を1ミリsvにしようとお母さんたちが文部省の前でデモをしましたが、それに俳優の山本太郎氏が参加したことで決まっていたドラマを降板だそうです。迷惑がかかると事務所も辞めたそうですが、この事例からいかにテレビが情報統制されているかわかります。今の日本は狂っています。
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巡礼を! (kakek)
2011-05-29 10:26:24
chobimame さん
菅総理には悪いが、何か呪われているとしかおもわれません。むかし、何かがあって四国巡礼の旅に出たことがあるそうですが、一時も早く総理の座を去り、再度、巡礼に出たらどうでしょうか。被災地のインフラは、目茶苦茶です。大雨、長雨が降ったら大惨事が起きます。国土省は、とりあえず一級河川だけでも応急手当をすべきです。
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