「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

総理 襟(えり)をただしてというが

2020-12-17 09:27:42 | 2012・1・1

すこし旧読だが産経新聞(12月15日)の菅義偉総理の一日を伝える14日の「菅日誌」を見たら、総理は与党自民党の二階俊博幹事長,、林幹雄代理と一緒にプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長、俳優の杉良太郎氏、政治評論家の森田実氏うタレントのみものんた氏と銀座のステーキ店で会食している。これに対して野党側から、このコロナ騒ぎの中、政府が5人以上の会食は自粛するよう呼びかけているのに不見識だとの批判があり、これを受けて自民党の佐藤勉総務会長も”襟をただすべきだ”と反省している。

”襟をただす”とは手元の慣用句辞典(三省堂)によると「衣服の乱れを治す意から事にあたって気持をしき占める」という意味だが、「菅日誌」をみると、早朝6時45分には議院宿舎を出て官邸入り、近くのホテルで秘書と朝食を食べたあと8時37分には官邸で公務についている。その後はコロナ対策を中心にほとんど分刻みで関係閣僚と会談、その間国立国際医療センター現場を視察している。衿のただしぱなしである。

”襟をただせ”とは二階幹事長であろう。菅総理をはじめ関係者が連日大多忙の活躍(結果は別として)しているのに、なぜこの時期、一時代前(失礼)のよりによって後期高齢者ばかり集めて会食するのか。会食は午後8時50分から9時35分までだったが、感染リスクの高いという後期高齢者の会食会としては如何がものか。

 


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