3000人が虐殺とされたとされていたブキティンギ防空壕跡（１９９６年）

１９９６年、僕がブキティンギの第２５軍司令部の防空壕跡を訪れた時には、写真のような虐殺をほのめかすレリーフが壕入口に飾られ、ガイドが虐殺の虚妄を観光客に話をしていた。2004年、当時僕が属していた日蘭戦時資料保存会は、有志のご協力を得て、防空壕築造の真相を、インドネシア語、英語、日本語で記述、パンフレットにして1０００部を現地中心に配布した。

しかし、今回防空壕を訪れた知人の話では、パンフは利用されていなかったようだった。素晴らしい景観の地を傷つけた責任はある。壕の保存が必用ならば協力すべきだが、正しい史実を伝えて貰いたいものである。