IR(統合型リゾート施設)参入がらみで中国企業から300万円の収賄を受けていた容疑で自民党の秋元司議員が東京地検特捜部に逮捕された。秋元議員は容疑を否定しているが、いち早く自民党に離党届を出し受理された。容疑がないなら、そんな必要はないと思うのだが。秋元議員の派閥のボスで党の幹事長の二階俊博氏の発言もおかしい。秋元議員はかって安倍内閣のIR担当の内閣府副大臣で、IR推進法成立の際の衆院内閣委員長だった人物なのに、安倍内閣は関与していないし責任はないと記者会見で語っていた。
その二階幹事長の”舌の根も乾かぬうち”に、東京地検特捜部は25日、同じ自民党議員の白須賀貴樹氏と前議員の勝沼栄氏の地元の事務所を秋元議員の贈収賄事件の関連で家宅捜索した。二人は平成29年、秋元議員が今回の事件で収賄容疑で逮捕された中国企業の本社のある深せんへ旅行した際同行していた。白須賀議員は政府の政務官であった。
IRは安倍内閣の成長戦略の目玉の一つである。その直接の担当の副大臣が進行中の事案なのに何人もの同輩議員を連れて一企業を視察するのは如何がものか。軽率にもほどがある。安倍総理自身は直接関与していないかもしれないが、責任がないとはいえない。長期内閣の驕りと油断である。
立憲民主が声高に自民を叩いていましたが、どの党もドキドキしてる人がいそうな気がします。
お金欲しさに国益を売る議員は、何党であっても許してはいけません。
野党も格好の攻め材料ですが、ブーメランが怖い。困ったものです。