「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

            ”ホーム.ドクター”を変えてみた

2012-08-04 05:19:47 | Weblog
昨日、思い切って”ホームドクター”を変えてみた。その直接の原因は、病院の看護婦の言動にある。この病院では、何故か血圧測定を看護婦が待合室に出向いて行う。暑い日だったので僕がサングラスをとるのを忘れていたところ、それを取ってくれという。サングラスが測定に支障があるとは思えないが、すなおに僕ははずした。かって、僕がこの看護婦の老人への言動がおかしいので注意したことに対するどうも腹いせみたいだ。大人気ないが、僕は途端にその病院にかかりたくなくなった。

僕が血圧が高くなり、常時降圧剤のお世話になってから、数えてみたらもう30数年になる。その間、5回の引越しがあって、そのつど”ホームドクター”が変わっている。高齢になると、できれば自分の身体について、よく知っている一人のお医者さんにお世話になりたいものだが、今回のようなケースもある。年寄りはわがままである。病院関係者の参考になればである。

新しい”ホームドクター”選び第一条件として、僕は老妻と話し合って歩いて行けるところにした。数年来、ひざが悪く遠方へ行くのが面倒になってきている。幸い、この条件に合った病院が近くにあった。しかも内科だけでなく整形外科も併設している。昭和30年代、僕らが新婚時代、この病院に何回かお世話になっていたことを思い出した。40年代から50年代にかけての地方転勤や引っ越しで、すっかりご無沙汰していた。院長は当時の先生の孫の代になっていた。

セカンドオピニオンの効用である。新しい”ホームドクター”は、僕が持参した前の病院のデーターを見て、数値から見て薬が多すぎると減らしてくれた。窓口負担3割の僕にとっては大歓迎だ。前の”ホームドクター”は自身が経営者だったが、新しい先生は病院の”雇われ”先生である。多分その違いであろう。


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2 コメント

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怠慢 (chobimame)
2012-08-05 06:01:16
掛かり付けは、たまに変えることは良いことと思います。これは珍しくない話でよく聞きますが、医者は患者に慣れすぎるとそれしか診ない傾向にあります。それしかというと、例えば血圧なら血圧。糖尿なら糖尿。患者が騒いでやっと別の疾病に気づき、気がついた頃には末期ガンだったなどの話は珍しくなく、慣れすぎからくる医者の怠慢のように思えます。看護師も何で医療の道を選んだのか、首を傾げるような人も多いです。医療を目指す人の心は慈愛に満ちているだろうとは、患者側の幻想なのでしょうけど、医療は命に直結しますから志や性格は大事な問題です。最近は医者より看護師が偉そうな病院が多いです。人手不足の不満を患者にぶつけるのは、大きな間違いです。病院を変えるのは、医者にも患者にも悪いことではありません。選べる時代なのですから。
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感謝 (kakek)
2012-08-05 11:47:19
chobimame さん
都心では病院が選択できるから幸せですが、地方の過疎の地では大変ですね。若い世代は事前にネットで罹る病院や医師の情報を調べていますね。年寄りはそれが出来ず、近所や知人の情報をもとにしています。御説の通り、義理にこだわらず、時々医者を変えてみることが必要ですね。有難うございました。
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