理想国家日本の条件 さんより転載です。
《ニュース》
スリランカ政府はこのほど、日本やインドと協力して開発を進めることで合意していた最大都市コロンボの港湾開発事業について、一転して、中国企業に発注すると明らかにしました。
《詳細》
コロンボ港については、前政権が2019年、日印と共同開発する覚書に署名していました。しかしその後、親中派のラジャパクサ政権が誕生。同政権は今年2月、「スリランカ側の全額出資で運営する」と一方的に計画変更し、波紋を呼びました。
「当初、財政難のスリランカが、自力で港湾開発ができるのか」と疑いの声が上がっていましたが、「案の定」と言うべきか、中国支援に鞍替えした形となります。
スリランカは2017年、中国からの融資返済に窮したことで、ハンバントタ港の99年間の運営権を譲渡した、「債務の罠」の典型例として有名です。
そうしたこともあり、「中国への過度の依存は望ましくない」という声も上がっていました。しかし、コロナ・パンデミックが経済的苦境をさらに深刻化させたこともあり、大規模な融資・開発を行う中国に再びすり寄る流れとなっています。
スリランカ政府は7月にも、中国国有企業に高速道路の建設を発注し、その保有を18年間認めたことで物議を醸しました。
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・https://news.yahoo.co.jp/articles/860fa0714db728f280510cd9b0cfefd6e2f989fb
日印との合意破棄のスリランカの港、中国企業開発へ
11/25(木)産経新聞【シンガポール=森浩】スリランカ政府は25日までに、日本やインドと協力して進めるとしていた最大都市コロンボの港湾開発事業について、中国企業への発注を決定した。インド洋のシーレーン(海上交通路)の要衝であるスリランカの中国傾斜がより鮮明となった形で、米印などは警戒を強めそうだ。 スリランカはシリセナ前大統領時代の2019年5月、コロンボ港の「東コンテナターミナル」開発事業について、日印と共同で実施するとの覚書を交わしていた。ところが、19年11月就任の親中派ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領は今年2月に突然計画を変更し、自国だけで開発を行う方針を明らかにしていた。 地元メディアによると、ラジャパクサ政権は23日の閣議で、開発事業の中国インフラ大手「中国港湾工程」への発注を決定した。同社を選んだ理由や発注額は明らかになっていない。運営は「完全にスリランカ側が行う」としている。 スリランカは中国融資によってインフラ開発が進む一方、債務負担も拡大。17年には返済が滞ったことから南部ハンバントタ港の運営権を99年間にわたって中国側に譲渡した。中国が仕掛ける「債務のわな」の典型例とされている
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