天下御免○○にもの申す さんより転載です。
平成24年版外交青書が閣議で了承され、竹島は引き続き「日本固有の領土」と明記されている。わが国の立場である。
それに対し、韓国政府は外交通商省に在韓日本大使館の参事官を呼び抗議した。
竹島は朝鮮領であった歴史はなく、1905年に島根県の所管と閣議決定され、正式にわが国の領土となった。
敗戦時に竹嶋を放棄すべきと韓国が主張したが連合国に拒否されている。それをサンフランシスコ講和条約の直前に李承晩が勝手に李承晩ラインを引いて、竹島を不法占拠したものが現在まで続いている。火事場泥網のようなものだ。
外交通商相はわが国の外交青書の竹島表記に、「深い憂慮」を表明。日本が領有権の主張を続けるなら、日韓が唱える「未来志向の両国関係」の構築は「空虚な掛け声」に終わると警告した。
また、韓国の領有権を否定するような「どのような試みも容認しない」とし、日本が領有権主張を続ければ「国際社会で責任ある役割を果たすこともできない」などと主張した。
火事場泥棒がよく言うもんだと、いつも思ってしまう。やましいことの裏返しで、吠えるのかと思うのはわが国の感覚で、歴史的にもほんとうに自国領だと思い込んでいるのだろう。願望史観で事実を曲げてしまうようだからだ。
韓国の「未来志向」と、中国に「日中友好」は、もううんざりだ。未来志向といって、いつまでも過去を引きずる。それも捏造された過去をだ。日中友好とはわが国が一方的に貢ぐことを指す。
同省は、日本が領有権主張を続ければ「国際社会で責任ある役割を果たすこともできない」などと主張しているが、国際司法裁判所に出てこようとしない韓国に言われる筋合いはない。正当性があると思うなら、国際社会に認めさせればいいではないか。
歴史的に朝鮮半島はわが国の安全保障にとって重要だ。日清、日露の戦争も朝鮮半島を巡るものであり、現在もその構図は変わらない。北朝鮮という危険な国が存在する。韓国はどうなのか。反日では国がまとまるというところが、なんともはやという感じがしてしまう。
ほんとうに未来志向の関係ができるのか疑問があるのだが。