「読書」カテゴリーの出だしは毎回同じ。
読書が大好きで、という訳でもないのですが、
はい、正直に申せばむしろテレビの方が好きです
1ヶ月に1~2冊?、もう少し多いですかね?、ぼちぼち読んでいます。
シニアに足を突っ込んでからは、もっぱら図書館でお借りするか、
ジム仲間から回ってきた本を、好む好まざるにかかわらず有難く読んでいます。
友人にも会えず、旅行にも行けない日々にはテレビ、時々読書。
そして、
美味しいスィーツがあれば、なんとかごきげんも保てます。
今回の1冊目は、図書館で借りた本郷和人著「『失敗』の日本史」
本郷和人著 「失敗」の日本史
どうして敗者となり没落していったのか、もし違う道を選んでいたら日本史は変わっていただろうか?
源平の世から石田三成までの「失敗」を解説されています。
小説ではないので、お勉強の部分も多いのですが、
素人にもわかるように易しく説明してくださっています。
いくつか面白い箇所があったので、ご紹介しますね。
野村克也さんが、「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議の負けなし」と言われたそうです。
そうかもしれない、そうだ、そうに違いない
何かわからない力が働いたとしか考えられない幸運な勝ちって、歴史上にもたくさんあるようです。
今までの善行のご褒美だから幸運が舞い降りた、
などとは考えられない偉人は、たくさんいそうですものね。
妙に納得させられた言葉でした。
「秀吉はどうして徳川をつぶしておかなかったのか?」
整然と解説されていますが、
ついついそこからズレていって、私の頭の中では、
『もしかしたら、秀頼が実子ではないことを知っていて、豊臣が潰されるのをねらっていたとか?
これって淀殿に対する最大の復習だったりして』
こんな途方もない妄想にまで発展していってしまいました。
「北条氏はなぜ房総半島へ向かわず、北へと上がったか?」
昔は、川が障害となり国境となったからだそうです。
赤壁で負けた曹操も、長江を越えるのを諦めたのは同じ理由。
長江と言えば、
「中国の人が日本に来て瀬戸内を旅行した際に、
『なんだ、日本にも長江と同じくらい大きな川があるじゃないか』と言ったとか」と書かれていました。
長江を見たことの無い者でも、いかに大きいか、ほんとよくわかる面白い小噺ですね。
その北条氏、後醍醐天皇の頃の北条顕家についても書かれていました。
ずいぶん前になりますが、北条顕家が主人公の小説を読んだことがあります。
とにかくかっこよくて夢中で読んだのですが、もちろん最後は悲しくてやりきれない。
北方謙三著「破軍の星」
もう一度読みたくなりました。
2冊目は、ジム仲間からお借りした五木寛之著「生き抜くヒント」
このジム仲間、最近のご興味の傾向が面白くて、いつも笑いながらお借りしています。
「在宅ひとり死のススメ」の次は、「安楽死で死なせて下さい」でした。
終活への準備を着々と進められているのかと思っていたら、
今回は「生き抜くヒント」ですか
ご本人も一緒に大笑いでした。
五木寛之著「生き抜くヒント」
ものすごく真面目な文章の中に、ちらっとユーモアがあります。
何事も出す方が先で、入りが後にくるそうです。
「出入り口」に、「貸し借り」もそう。
身体も同じで、出す方が先。
トイレではボートを漕ぐようにしてみると、しっかりと出るそうです。
なるほど。
さ、ブログも書いたし、おやつタイムにしましょう。
あ、入れてばかりですかね
それではまた~