麻雀に「先付けあり」という奇妙なローカル・ルールがある。
先付けは、あがれる条件を先に作っておくということで、わざわざ確認する必要はないのに。
そこで「あり」と決めているのは実際には「後付け」で、論理矛盾は無視して前後を入れ替え「後付け」という言葉を使わずに済ませているのだろう。
どこか闇討ちのような潔さの見えない「後付け」を避けようという気持のあらわれなのかもしれない。
前後を入れ替えてもその場での約束ごとが成り立つ、
どこかの国が常套手段としている外交条件に似ていて、それをズバッと断ち切れないことと、かすかに通じるものがありそうにも思うのである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます