・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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分別の大切さ

2012年12月30日 | つぶやきの壺焼

わが市では、来年になるとごみの収集回数が減るという。
隣の市が引き受けてくれることになったらしいが、そうなった理由や経緯はよくわからない。

分別と言えば、まずごみを思い浮かべるが、ごみの分別を、なぜ個別にさせるのか、その意味はいまだにはっきりしない。
処理するのに細かく分けておかなければ困るといわれるが、ごみの行く末は、煙にするか、土にするか、別の下級用途にまわすか、その三通りしかない。
たかがごみを相手に、細かく分ける作業が機械化できないわけがない。
どこかでカネがかかるのは当たり前だが、分別種類ごとに走り回らなければならない収集車の運行だけを考えても、その仕事を作るためとしか意味は見あたらない。

ごみの分別は庶民にさせるが、カネの分別はそうはさせない。
やはり、ごみよりカネのほうがだいじなのだろう。
どこかの怪しい国が、こともあろうに隣の国の紙幣の偽物を作ってばらまきにくる。
大変危険なことでえらい迷惑だが、何が危険かというと、インフレを招く危険なのである。
デフレに辟易したので、今度はインフレがよいなどと、札びらを裏返すようなことを言う人もいるが、それはただ話がわかりやすいだけ、受けやすいだけのこと、インフレ万歳などと言って物価がどんどん上がられてはたまったものではない。
給料も上がるからなどと言う巧言を、そのまま真に受けてはいけない。
どのみち給料は物価に追いつけないように仕組まれているのだから。
何ごとも急にどかどかやれば必ず失敗する。調子に乗りすぎてはならないのだ。

偽札流通によるインフレの危険は、流通量にあるらしい。
あってはならないのだが、1枚2枚のことならば、それで何か手に入れても、うまくやりやがった程度ですみそうだが、偽札流通量が紙幣流通量の0.01%を超えるとインフレの危険が増すと言われている。
0.01%という数字の根拠はわからないが、とにかく出回って無害ではありえないから、そこで真贋の分別が必要になる。

こういうものは、使うつもりがなくてもそれを作ってみたいという、変な趣味を持った人もいるだろう。
もしそっくりで見分けのつかない偽札ができてしまったらどうするか。
せっかく作ったものをすぐに焼いてしまうのは惜しい。
厳重に保管はしても、盗難に遭わない保証はない。
そのうちに自分でも見分けがつかなくなる。
そんなばかなと思っても、自分で見分けがつかないくらいでなければ、製作技術は未熟なのだろう。
偽札作りのジレンマである。
こんなときにも、ただ一つ方法はあるそうだ。
印刷するときに、番号をすべて同じにしておけばよい、それなら必ず自分で分別できる。
こんな話を、いつだったかラジオで聞いたのを、ごみのことから思い出した。



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