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Chef's Note

『シェフの落書きノート』

魚の漢字

2005-09-30 | 自由 気ままな独り言
昔々…、
湘南の葉山港にある
フランス料理店の『ラ・マーレ・ド・チャヤ』で…
今のキハチ(KIHACHI)の熊谷喜八氏が総料理長をしていた頃…。

『ラ・マーレ・ド・チャヤ』の1Fの大きな黒板には…
ずら~と魚の名前が漢字で書かれていました。

確か…「お選びの魚をお好きなお料理方法でお作り致します」
…と書かれていたのを憶えている。

まだまだ、オイラが駆け出しだった頃の話であるが…。
「凄いなぁ! ここのお客様はあれを全部読めるんだ…」
…と変な感心をしたものであった…。

でもでも、今になって思うと…。
「本当に、あれを読めるお客様は、何人いたのだろうか?」

       ……?

わからない…オイラだってシェフになってから覚えた漢字が多いんだから…。

魚のメニューを漢字で、書きたい時ってあるんですよ…。
でもね、スタッフもほとんど分からないのが現実。

秋刀魚(さんま)鰯(いわし)糸縒(いとより)
虎魚(おこぜ)鮑(あわび)鱸(すずき)
矢柄(やがら)馬面剥(うまづらはぎ)
鱚(きす)柳葉魚(ししゃも)舌鮃(したびらめ)
鯒(こち)鯣烏賊(するめいか)海鼠(なまこ)
星鰈(ほしがれい)鰤(ぶり)髭鱈(ひげだら)
海松貝(みるがい)…


上に書いた魚の漢字は、秋が旬の魚達…。

魚屋さんは読めるよね?
ん…あやしいかも…。
以前、記事にも書いた谷やんは、大丈夫!…だと思う…。

でも、今現在、生活に必要な訳でもないし…。

鮪(まぐろ)とかメニューに書いても、わからない人は、意外に多い。

お好みで注文するカウンターのお寿司屋さんで…
スラスラ読んで注文すれば…隣の彼女には、感心されるかも…です。


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