オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

モンパノキとアダン

2019年04月25日 | 植物
南国の植物の紹介です。先日出かけた宮古島では、モンパノキとアダンがとにかく多い。
実をつけているのがアダン、その下にあるのがモンパノキです。



植物好きの私としては、その土地の植生を観察するのも楽しい。モンパノキというのは、帰ってから調べてわかったのですが、なかなか優れものの植物です。奄美以南に自生する常緑樹で、潮害や塩害に強く、防風・防砂林としての役割も。




出かけたのは3月で、花の時期でした。


葉(新芽)は天ぷらなどで食べることも。更に、葉の断面は水分を含んでいて、ゴーグルなどの曇り止めに有効だとか。そして幹の部分では、ミーカガンを作ったそうです。(ゴーゴルの原型となったもの)

モンパノキは芯に小さな穴があって、柔らかく加工しやすく反りなどもでず、素潜りの漁具として発明されたようです。海で暮らす漁師の知恵で生まれたこのような漁具の歴史を知れば、植物もまた違った見方ができますね。

アダンについては、以前に紹介していますが。細長い葉は屋根材の他に、ぞうりやカゴ、ゴザやバックなどに。また、パナマ帽の材料になりました。沖縄に旅行の際には、この二つの植物は観察してみて下さい!


糸満海人工房・資料館
ミーカガンについて

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