オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

アライグマ捕獲

2009年01月23日 | 環境
先週土曜日、環境学習で、
NPO法人「宍塚の自然と歴史の会」代表の及川氏を招いての
セミナに参加してきました。

実は講師である及川氏がこのセミナー会場へ来る直前に、
土浦市で2頭目のアライグマが捕獲されたようで、その報告がありました。
(もちろん、土浦市で捕獲のために最初に動き出したのが、及川氏です)

アライグマといえば、テレビアニメ『あらいぐまラスカル』で、
とても愛くるしいイメージだったのですが・・・・

実は、
アライグマは生態系や農業水産業へ被害を及ぼす恐れがあるとして、
外来生物法で特定外来生物に指定され、
輸入や野外に放つことが禁止されているのです。

過去にはペットとして日本に大量に輸入・販売されましたが、
成長するにつれ家庭で飼うことが困難になり、飼い主が捨てたり、
逃げ出したりして野生化したものが多いようなのです。

アライグマは、ブドウやナシなど果樹を中心として農業被害、
また、アライグマカイチュウや狂犬病のような、
人畜共通伝染症に対する懸念などが問題になっています。

常陸太田市ではブドウの被害が発生し、既に8頭が捕獲されているようです。
茨城県ではアライグマの目撃情報を収集していますので、
見つけた方は是非ご協力を!(縞々のしっぽが特徴です)

先日、外来生物の『アメリカカンザイシロアリ』について、話したばかりですが、
環境を守り維持していくことの大変さを実感します。

最後になりましたが、冒頭の「宍塚の自然と歴史の会」を紹介します。
私もまだ行っていませんが、春になったら出かけたいと思います。
場所は土浦市宍塚、「宍塚大池」を囲むように雑木林や草原、田んぼや畑、
小川や湿地など、多様な環境要素が100haにわたって広がっています。

宍塚古墳群や国指定の上高津貝塚に代表される遺跡郡も豊富に点在し、
歴史的にも大切なところになっています。
この貴重な里山を保全するために1989年より活動を続けているNPO団体です。

毎月、里山を楽しむいろいろなイベントや観察会 
保全活動はもちろんですが、農業関連活動、調査活動、環境教育活動など、
大変内容の濃い活動になっています。
たくさんの会員とボランティアの方々により里山が守られています。
あまり遠くないところですので、
子供たちと観察会など参加してみるのもいいかもしれません。
是非、たくさんの人達に環境の大切さを知ってほしいと思います

ひたちなか市・水戸市不動産売買物件情報

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする