今朝の果物
病院の外来
お花のボランティアさんがお花を生けておられました。
今日は13時30分から退院カンファレンスがありました。
それに先立ち「副腎疲労ではないか」と言われたこともあり、ブロ友さんのwakoさんのおススメもあって、血液検査に行ってきました。
今年中に結果が知りたいのもあったのですが、午後からのカンファレンスが30分しかないので、その前にドクターにお聞きしておきたいことがあったのです。
これからの介護をどのようにしていくかが今の最大の懸案事項です。
私が普通に健康ならずっと家で最期まで過ごさせてあげることが出来るのかもしれないという思いがどうしてもあります。
ドクターはいつも往診に来て下さる女医さんです。
ドクターがおっしゃるには自宅で看取るには3つに条件が揃わないといけないと言われました。
まずは本人の希望と覚悟・・・のたうち回っても構わないという覚悟が必要とのこと。急変もありますし。
それから、家族の希望と覚悟。
そして、サポート体制。
母は「家で死にたい」と言い続けていますが、今回も入院を希望しました。
私は自分がしっかりしていないから私だけの問題だと思っていましたが、母にも覚悟が必要なんだと知りました。
サポート体制については今の状況で90%はOKかなと思いましたが、ショートステイを今、入院中の病院で出来るならば持病があるので安心ですが、小規模多機能施設を使っている限りはそれは無理です。
社会的入院、医療入院も定期的にはもちろん無理で、不定期で、たまたまベッドが空いていれば受け入れることが出来るけれども、重病の患者さんをさておいてと言う訳にはいかないので確証は出来ないとのこと。
小規模多機能施設を止めると365日の日々のサポートがなくなりますので、これは私の負担が大きくなり過ぎて無理です。
となると、小規模多機能施設を使いつつ、そのショートステイも使いつつ、困った時に病院に伺って入院出来るかどうかお聞きするという方法しかありません。
今の時点での選択肢は2つに1つです。
また、施設利用のことについても言われました。
施設に入っても自宅に帰ることは出来るとドクター。
ただその時、半年に1回か1年に1回かわからないけれども、家族のサポートが必要になると言われました。
一人では無理だと。
娘が今回の入院について言ったことについてドクターにお話しました。
「お母さんが後悔しないかどうか」だと。
でも、ドクターは施設を選んでも、家を選んでもどちらも後悔は残ると言われました。
施設で死なせてしまったという後悔。
家で十分なことが出来なかったという後悔。
ここから午後16時30です。
1時半からのカンファレンスに行ってきました。
まず、福祉用具の方が来て下さり、続いて、何と小規模多機能施設からはケアマネさんと看護師さんお2人も来て下さいました。
懐かしくて皆でうるうる。
いつもどうしているのか、食事が美味しくないと母が言って私が料理を作って持って行っているから忙しいのではなど等話をよくなさって下さっていたようです。
病院サイドからはドクターと病棟の看護師さん、訪問看護ステーションの看護師さん、訪問リハのスタッフ。
なんとそこへ母も入ると言うことで総勢9名になりました。
エレベーターで2階のラウンジに上がるとそこで検温、消毒、ノートに名前その他を書く等済ませると、ドクターが母も来ると言われたのでびっくり。
なんと12日振りの母。
お風呂に入れてもらったのかすっきりしていました。
「お風呂に入れて頂いたの?と聞いても下を向いたまま「うん」と言うだけ。
紫の花柄のパジャマに、私が先日買ったふかふかあったかい薄めの赤色?っぽいの羽織もの(ユニクロのです。名前がわかりません)を着ていました。
人数が多いと言うことで、面談室ではなく再び1階のボランティアルームに降りたのですが、母は同じエレベーターに乗ったのに恥ずかしいのか小規模多機能施設の方の方を見ません。
目の前にいる私の方も見ず、真面目な顔をして服を触ったりしてごそごそ、もじもじ。
施設のお2人は嬉しそうに手を振ったり目配せをしたりなさって下さっていました
ドクターの司会で、まずは自己紹介。
母から。
「名前と趣味を~」と言われても入れ歯がきちんとはまっておらず、もごもご。
皆の自己紹介が終わった後は今回の入院についての説明がありました。
血圧の乱高下と意識不明がどこから来ているのか、どういうサイクルで来るのか。
神経内科の先生にも相談して下さったところ、やはりパーキンソン病の進行によるものだとことでした。
それについて、血圧を上げるお薬、下げるお薬を出すメリットとデメリットと又何もしない選択もありとのことでした。
又、今後の生活をどのように、どこでするかの話もありましたが、いつも必ず母に一番に希望を聞いて下さっていました。
母は今日もう退院出来ると思っていたようで(私もそう思っていました)が、お薬を使ってみようと思うと先生が言われました。
それについて母は以前にも下げるお薬、上げるお薬が出たが良くなかったと言いました。
そこで、血圧が高い時にだけ使うスプレーを使ってみることになりました。
その様子見の為にもう少し(週末位まで)入院してほしいと言われ、母はかなりがっかりしたと思います。
又、母は、今までのように生活をしたいと言いました。
つまり、家と小規模多機能施設を使いながら、ドクターに来て頂くという今までの生活をしたいと言っていました。
ただ、それにはリスクが伴います。
血圧が低くなって意識不明になって倒れることもある。
今後、益々増えて行くと言われました。
そういう場合、息をしているかどうかを確認し、血圧を測り、低かったら足を上げる。
大抵はすぐにぼんやりと戻ってくるはずだけれども、5~10分しても戻らない場合は、訪問看護ステーションに電話し、それでもだめなら救急車。
「この病院が受け入れられなかったら、近くの総合病院へ搬送してもらって下さい」と言われました。
とにかく、「腹を括る」ことが必要になってくると言われました。
小規模多機能施設の看護師さんはしゃきっとされていましたが、ケアマネさんはヘルパーも動揺するので、このあたりの対応をきちんと聞いておかないといけないと思われ、何度も確認されていました。
私はこの時点で、家で看ることはあまりにも怖くて出来ないと思いました。
それを隣のケアマネさんにこっそり話すと「私も怖いですよ」
腹を括ることが出来るのかどうか・・・
いつか慣れてくるのでしょうか。
ドクターは言われました。
「それにしても、こういうケースの場合、うちでは受けられませんと言われる施設がほとんどだと思いますが、受けて下さってありがとうございます」
又、ドクターは母のマスク(持って行っているのですが)がなかったので、事務室から持って来られた看護師さんが「事務室から50円をもらって下さいと言われました」と言われると「私が払うからいい、いい」と笑って言われて母にマスクをして下さいました。
帰りに「お払いします」と言いましたが、「いい、いい」とおっしゃってドクターは少し早めに退出されました。
その後、その他の方々と話し、最後は小規模多機能施設の方とお話しました。
土曜日の午前中の退院なので、ケアマネさんが「とにかくお昼頃に私、行きますから」とおっしゃって下さいました。
来がけにシルバーカーも積んで来て着て下さることになりました。
今、こうして書いていて「腹を括れるのか」「やはり家では無理なのか」とずっと考えています。
「家でなく、施設に居てもすぐにすぐの対応は難しいと思う」とドクターはおっしゃっていました。
ケアマネさんは「いつでも電話して来て下さっていいですからね。今度のことは又一緒に出来る人がしたらいいのだし、慣れるかもしれないし、施設も含めて考えて行きましょう」と言って下さいました。
病院にしても小規模多機能施設にしても本当によくして下さるので感謝しかありません。
今日は7時頃、Kちゃんが寄ってくれますので相談してみようと思っています。