堂場瞬一さんの本「小さな王たち」は3部作品。
「泥流」はそのうちの第二部。
先ずは第一部「獨流」を振り返って.....
一部の主人公は、新聞記者の高樹治郎と政治家秘書の田岡総司だった。
田岡が応援する議員の選挙で贈収犯罪行為を行い、それを高樹が新聞に搭載する。
田岡は、党に守られて罪から逃げ切れたものの、イギリスに逃げる。
まぁ~ざっと言えばこんな感じ。
「小さな王たち・泥流」⇒(堂場瞬一作)
第1部から25年後の歳月が流れ、主人公は高樹の息子・高樹和希と田岡の息子・田岡稔。
高樹和希は父親と同じ東日新聞の新聞記者になり新潟支局に配属され、田岡稔は衆議院議員の父親の私設秘書になって東京と新潟を拠点にしている。
まだ新聞記者1年目の和希に、謎の男から不正選挙資金疑惑の密告があった。
東日新聞の本社で社会部長の父の指示で取材を進める。
東京地検特捜部が犯人逮捕したのをきっかけに、父(治郎)は記事のGoサインを出す。
ところが、犯人は証拠不十分で釈放。
新聞記事は誤報と言うことで、謝罪記事を載せることになった。
密告した人物は何者? 誰の策略? 高樹親子はどうなる?
政治マスコミ小説
「小さな王たち」の第2部
感想:25年前の仕返し?
25年前に、父の田岡総司は尊敬する政治家に、マスコミ支配を指示されていた。
政治家が新聞社まで支配したら、国民は何も信じられへんやん。
今の所は、田岡vs高樹は1勝1敗。
勝敗はつくのかなぁ~?
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