記憶に残したいこと

     忘れない為に....

「火星に住むつもりかい?」

2018-07-22 06:04:52 | book
伊坂幸太郎氏の小説はいつも題名や設定がちょっと変わってる。
本屋さんで見つけて迷ったすえに購入した本。
「火星に住むつもりかい?」⇒(伊坂幸太郎作)
警察内部に<平和警察>なるものが組織され、安全地区に指定された都市に潜む危険な人間を取り締まる。
市民の密告によってリストアップされた彼らは、拷問によって存在しない罪を認めされられてしまう。
最後には市民の前でギロチンによって処刑されてしまう。
舞台は仙台。
そこに現れたのが全身黒ずくめの<正義の味方>。
<正義の味方>は罪のない偽りの犯罪者を救出する。
<平和警察>は<正義の味方>を捉えようとするのだが,,,,,。

捜査官が言った「世の中は良くなったりしないんだから。それが嫌なら、火星にでも行って、住むしかない。」が鍵。
善と悪、白と黒ではなくてグラデーションが世の中ってもんらしい。


感想:突拍子もない設定での物語だった。
   冤罪なんてもんじゃなく、一般市民の嫌がらせや愚痴で犯罪者に仕立てられるんだもん。
   やってられないわ!って思いながら読んだ本だったわ。

コメント
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