夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

ゴミの分別

2013年02月10日 21時45分58秒 | ヒラメ釣り
ただの汚い釣り鈎と三叉サルカンの集合です。
これがどうしたかって?
この汚いパーツに沢山の夢が詰まっていたのですよ。

ヒラメ釣りを始めてどのくらいになるだろう?
ン十年になる事は間違いありません。
船釣りの場合、船頭さんが魚がいる場所に連れて行ってくれますから、そこで船頭さんの仕掛けで船頭さんが言うとおりに釣ってれば間違いなく釣れます。でも、これってつまらなくないですか?だって釣りに自分がまったく入っていないですから。そんなんだったら船頭さんが釣った方が慣れてるだけに沢山の大物を釣るでしょう。仕掛けを買って船で行く人もたいした変わりがありません。
 本来なら釣りは自分で場所を見つけ、自分の仕掛けを使い、魚の習性を考えながら自分の考えた釣り方で釣って始めて自分が釣ったと言えるのではないでしょうか?
 しかしながら、船釣りの場合は船頭さんが連れて行ってくれた場所を釣るしかありません。よって、少なくとも仕掛けと釣り方だけは自分で作りたいものです。

 ってことで、今まで沢山のヒラメ釣りの仕掛けを作って来ました。釣れた仕掛けはその後あまり使いません(釣れたのですから、同じ仕掛けを使っていても進歩がありませんから)。また駄目だと思った仕掛けも使わなくなります。そんな仕掛けが溜まりに溜まって。。。
 このたび処分することにしました。ところが仕掛けは糸という可燃ゴミと鈎とサルカンという金属ゴミがくっついている訳ですからそれぞれに分けなくてはなりません。どっさりと出てきた今までの仕掛けを見てうんざりしましたが、やるっきゃありません。
 糸とサルカン、糸と鈎は実釣で外れちゃ困ります。っていうことは外すのも大変で。。。これだけ外すのに3日掛かりました。勿論仕事の合間にやるのですからまるまる3日というわけではありません。
 当初は総て捨てちゃえ!って思って半分くらいは捨ててしまったのですが、今まで作ってきた様々なタイプの仕掛けを見ていると“こんなんじゃ釣れるはずないじゃん”というのもあれば“ほほぅ。。なかなか考えられた仕掛けだ”などと、今でも関心してしまうような仕掛けがあって、実に楽しかったです。そしてそういう仕掛けを見ていると、当時どんな事を考え、何をしたくてこういう仕掛けを作ったか?が蘇って来ました。まるでタイムマシーンのようでした。そうしたら急にそれらの仕掛けが愛おしくなって。・・・捨てられなくなりました。勿論、使用に耐えられない錆びた鈎や回りが悪くなった三叉サルカンは持っていても仕方がないので捨てましたが、使えるものまで捨てる事はないし、何もしないまま廃棄されたんじゃこいつらも心半ばだろうと思い、使えるものはまた使おうと思って貯めました。
 それがこれです。随分と作ったものだと我ながら感心しました(実はまだこの3倍くらいあります)。そしてその一つ一つに僕の夢が込められていたのですから、使えるのであればもう一度このパーツに夢を注ぎ込もうと考えました。
 多分もう死ぬまで買わなくて大丈夫だと思います(悲。

ちなみに鈎はほとんどがネムリ鈎で、最近は伊勢尼型を多く使っている僕はかなり出番は少なそうです。でも、折角あるのですからこれからもネムリ鈎を使った面白い釣りも続けましょう。
 
 

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