夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

粗末な道具

2016年02月09日 22時02分45秒 | タナゴ釣り
いままで書いてきたようにタイリクバラタナゴ釣りは道具に頼る釣りですので素晴らしい道具を使っている方が多いです。自作だったり専門業者に誂えたり・・・それはまさにこの釣りに『粋』を感じられる部分です。
 そんな中、僕は先日先客さんに指摘されたように粗末な道具で釣っています。その一つがこの爪楊枝ウキ。勿論(自分的にではありますが)カッチョヨイウキも持ってはいるのですが、それよりも今時分のこの釣りを考えると機能的に優れている気がするからです。
 今時分のタイリクバラタナゴは魚信が微妙です。その微妙な魚信をいかに我々釣り師に伝えるか?がウキの使命です。このウキは断面積が少ないため下への動きには滅法良く反応してくれるのです。感覚としては二倍。つまり普通のカッチョヨイウキで1㎝沈み込ませる魚信だったら、このウキを使えば2㎝沈み込む感じです。くわえて、タイリクバラタナゴが引っ張った時の抵抗が少ないので喰い込みも深いように感じます。それによってバラシが少なくなる感じがします。勿論これは体感ですので正しいデータはありませんが、そんな感じがしています。

 カッチョヨイ道具で釣っている人を尻目に粗末な道具でバシバシ釣れたら、それはそれでカッチョイイと思いませんか?

 作り方は簡単です。どこの家庭にもある爪楊枝に色を付けただけの物です。本当は色も必要ないのですが、そのままだと爪楊枝ウキが水を吸ってしまうので・・・要は防水のためです。で、どうせ塗料を塗るのなら少しはウキっぽくしたいと思うだけです。

 使い方は画像のようにウレタンパイプの大小(0.7mmと1.0mm)を使います。細い方に足を差し、上の方に太い方を入れて、そのパイプに道糸を通して使います。要は斜め通しウキ状態にして使います。爪楊枝ウキはバランスが悪いので、立ちが良くないですから立たなかったら少し道糸を上げてウキを立たせる操作が必要になる場面が多いですからウレタンパイプを上下で付けることは必須です。

 詳しい事は近い将来HPの方に掲載しますが、現在この発展型を開発中ですのでそれが完成した後になる予定です。

 それにしてもこの釣り、道具以外に何か面白いことがあるのでしょうか?いまだにこの釣りの『釣り』としての面白さを感じられない管理人ですが、ここに来て魚の活性が下がって来たら、少し面白さを感じられるようになって来ています。暖かい頃のタイリクバラタナゴ釣りは誰がやっても釣れてしまうので楽しさ半減です。何せ魚信なんか取らなくても仕掛けを投入して3つ数えて上げれば掛かってる・・・それに近い釣りですから。でも、この時期は流石にそんなことしても釣れるわけがなく(時々は釣れるかもしれない)、喰いも浅いですからしっかりと餌を食わせる竿操作と道具の工夫が必要になります。こんな事からこの釣りが少し楽しく感じられてきた管理人です。

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2 コメント

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やってみたいです! (ふなっこ)
2016-02-20 11:29:25
お久しぶりです。

私は道具にお金を掛けない釣りをしています。
また、道具にこだわって高い竿や仕掛けを自慢して、自分は上手なんだと言っている方も知ってますが、一緒に並んで同じポイントで釣りをしたら、その方は全く釣れませんでした。
その間、私がタナゴを上げていくと「なんで??」と必死に私の竿や仕掛けを確認します。
でも、たいした竿でもないので、きっと「なんで、こんな安そうな竿と簡素な仕掛けで・・」と納得いかなかったかも知れません。
勿論、私も決して上手くないです。
言いたいのは、高級な道具だけで釣果があがるのではないと思うのです。
勿論、高級な道具で釣果も凄い方もいますが、それは道具のせいではないと思います。
但し、和竿師の作った和竿は使い手の微妙な技を生かせ、魚信を捉えるのに大きな助けをしてくれる竿だと思うので欲しいです。
勿論、手に入れる事はできませんが(笑)
あっ、これはあくまでも私個人の主観です^^;

なので、私は管理人様のヨウジ浮きが粗末な道具だとは思わないです。
むしろ、こういう発想に至った事が素晴らしいです!
冬場の釣り場は小さな魚信を逃さない事もポイントの1つだと思うので、是非、やってみたくなりました♪





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Re:やってみたいです! (管理人)
2016-02-20 19:07:45
ふなっこ様
賛同いただきありがとうございます。
僕もふなっこ様の意見に賛同します。釣りは道具ではないです。一番は楽しいことです。勿論その楽しいことが道具であることもあります。でもタイリクバラタナゴ釣りではそれが少し過ぎている感があります。あるとき僕が釣っていたら若いお母さんが息子(小学5年生でした)を連れて来て・・・話の内容からまったくタナゴ釣りをしたことがない様子。早速近くのオジーが能書きをはじめました。後で聞いたのですが、お母さんは息子が『タナゴを釣りたい』って言うから解らないながらも●州屋に行って店員に聞きながら道具を揃えてきたとのこと。でも、買って来た道具はそのオジーのお目に適わなかったようで、ああでもないこうでもないと。で、能書きだけ話したら自分の釣果を見せ付けて帰って行ってしまいました。お母さんはすっかり意気消沈。可哀想だったので鈎を変えてあげました。鈎だけは大きいと釣れませんので。そして一匹釣ってみせました。驚いたような顔をしたその子、そして●州屋に文句を言いに行こうと思っていた母親もホッとした様子。その後その子も自力で3匹釣って大喜び。確かにウキはデカイし、竿も長いし、何よりも鈎がデカ過ぎでした。でもそんな仕掛けでも釣れないことはないと思います。工夫次第では鮎鈎でもタイリクバラタナゴは釣れますので。
 折角タナゴ釣りに興味を持った息子の気持ちと
それを叶えてあげたい母の気持ちが台無しになるところでした。確かにオジーが言っていることは正しいのですが、この場で道具自慢に走ることはないのではないかと。道具に頼る釣りだからこそそれを伝えたいオジーの気持ちも空回りする所でした。空気が読めないオジーの人間性に問題がありですが、道具自慢が体に浸み込んでいるタイリクバラタナゴ釣り師はとかくこういうことをしがちです。ウキや竿を人に見せているタイリクバラタナゴ師は是非気を付けてもらいたいものです。
 ちなみに爪楊枝ウキは縦の魚信と横の魚信、それに加えて角度の魚信(?言葉にするのが難しいです)が取れます。そしてこの魚信がメチャクチャ乗りがいいです。この魚信が判らないと普通のタナゴウキの感度がいい奴だけです。それでもいいのですが、是非ふなっこ様にはこの魚信で釣っていただけたら嬉しいです。作るのも歓談ですから是非チャレンジしてみてください。
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