夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

普天間基地問題

2010年05月29日 23時47分38秒 | その他
社民党の福島瑞穂党首が罷免された。
基本的に僕は鳩山首相と同じように『少なくとも県外』と思っていた。でも、よく考えれば色々な問題を起こしてくれる米軍の基地を何処が受け付けてくれるでしょう?大阪府の橋下知事?あれは絶対に来ないことが判っていての発言なので論外。そんなところはありません。ですから、沖縄県民をはじめとする全国民が納得する事なんてあり得ないのです。実際、僕だってこの近所に米軍基地を作ると言われたらいい気持ちはしません。ですから、行き場がないのです。よって、これは政府方針で『ここです』と議決するしか方法は無いに決まっています。ところが、それに託けて何処へ?という具体論を示さずに反対だけを叫んだ福島瑞穂党首は無能の象徴みたいになってしまいました。実際問題、福島瑞穂党首は行き先案を持っていたのでしょうか?一度も口にしていないのではないかと思われます。こういうやり方って、社会党(社民党の元となった党)の頃からであって、その頃から一歩も脱却していないです。批判だけなら僕でも出来ます。でも、僕にはそれに変わる良案を出す事は出来ません。でも、福島瑞穂党首は与党の党首として、また政府の一員ですから批判するならその代替案を出すまでやる必要があるはずです。『沖縄は駄目です』だけではなく、続けて『○○ではいかがでしょう?』まで言えるようでなければ批判してはいけません。要は福島瑞穂党首は僕らと同じレベルの人であって、そういう人が国を動かしてはいけないということでしょう。やはり、国会議員という立場であるならば一般人以上の知能と能力を持ち合わせている人がなるべきだと思いますし、もし自分が他の人と同等、もしくは以下の知能・能力レベルだと自覚したら即刻議員を辞めるべきです。そういう人に我々の税金を使って欲しくないからです。このようなことを考えると今回の罷免は当然と考えられます。
 僕も何故に沖縄なのか?ははっきりしませんが、1972(昭和47)年(つい最近?)までは沖縄はアメリカの領土でしたから、そういう意味合いもあるかもしれません。要は戦争で負けて取られた島を日本が返してもらったのです。アメリカは、軍事上沖縄は重要な位置づけみたいですので、返還前から基地を沢山作っていたようです。当然その返還の時にも沢山の基地が出来ていて、そこはアメリカなのです。ですから何で沖縄にばかり基地を作るのか?と報道されていますが、そうではなくて基地が沢山あった元アメリカの沖縄を返してもらったのです。よって別に沖縄県民を虐めているわけではありません。このような状況下での話ですからそういうことを忘れてしまった日本人はあたかも政府が悪者であるような錯覚に陥っています。そしてそれをまたTVなどのマスコミが煽り立てています。こうなると尚更行き先が決まらなくなります。
 話は変わりますが、沖縄県民が『普天間反対!』とやっているのはちょっと違った訳があるようです。第二次世界大戦で、沖縄は大変な被害を被りました。ひめゆり学徒隊などで有名なので、これは皆様もご存知だと思います。そして、日本がアメリカに敗れて沖縄や奄美(徳之島も含む)はアメリカの支配下に置かれました。そして、その後アメリカはベトナム戦争で、沖縄から沢山の船や飛行機が出撃して行きました。たくさんの家族や友達を戦争で奪われ、恐ろしい体験を現実に体感して究極の苦痛を味わい、その傷も癒えぬうちに今度は自分たちの場所から出撃してベトナムの人たちに同じ思いをさせているという現実は耐え難いものがあったと思われます。つまり、ついこの間までは被害者で、今度は加害者の助けをしてベトナムの人を苦しめる一助を担っているという意識です。誰が考えても傷は癒されるどころかひろがる一方ですよね。そして、そういう実体験をしている人たちですので、今回の移転の案件ですから我々の想像を超える拒否反応を示すのはごく自然の事です。要は僕らがただ単に嫌がっているのとはケタが違うという事です。
 そして、そういう事をもとにして、また鳩山首相も言われている抑止効果、そしてアメリカの思惑を考慮に入れても尚沖縄であるという結論を出したのですから、これは仕方がないことです。そもそも普天間は自民党政権時代に決まっていた事で、少しだけ部隊が徳之島に行くようなので、僅かながらの軽減はあると思います。ただ、鳩山首相は上記のような様々な状況をふまえたのでしょうが、どのようなことを考慮して沖縄でしかあり得なかったのかはもっと声を大にして説明するべきです。
 僕が考えるに、規模こそ違いますがダムを作る時にダム湖に沈む集落の人を他に移すのと同じように、沖縄に住む人を本土に移してしまえば良いのではないでしょうか?ダムの件でも以前に沢山のダムの建設予定があって(今はどうなのか?判りませんが)、その中では移転やむなしの集落が沢山ありました。沖縄だけでなく、他でもこういうことが普通に行われているのですから、沖縄本土をダム湖に沈む集落として捉えてはいかがでしょう?他人事なので言える事なのかもしれませんが、基地があることによってこんなに沢山の労力が費やされ、それによって幸せになるのなら良いのですが、少しも幸せにならないのであれば基地のない本土に移してあげるのも一案のような気がしています。
 もし、これを関係者の人が読んで不快感を持つようでしたら先に謝っておきます。一凡人が考えている事ですのでお許し下さい。