いきなりそう来るかヤマハ。
CEATECネタもーちょい続きます。
今度はヤマハ。サウンドサイネージという展示をしていました。
サウンドサイネージが何かっていうと、要は音響技術を絡めたデジタルサイネージ。
デジタルサイネージっていうのは、感覚としてはデジタルな看板というかポップ。秋葉原の駅にもできた液晶モニタの駅内広告とか、まさにデジタルサイネージ。他にも色々と幅広い適当な言葉なんですが、まーだいたいそんな感じです。
ヤマハの提案するサウンドサイネージの凄くおおざっぱな構成。
しかし「しゃべるボーカロイド」ってVOCALOIDの名から逸脱しているような気が。
第一の刺客、ぺらっぺらな平面スピーカーTLF-SP。面白いのは正面にだけ音が届く点。
横は当然ながら斜め前でも聴こえません。指向性はともかく、広がらないのが面白い。
第二の刺客、INFOSOUND……のデモ機材。
18kHzの高域音でデジタルデータを送信する技術だそうで。
送信速度は望めませんが、URLくらいの文字数なら問題ないらしいです。
INFOSOUND、なんで18kHzなの?って誰かが質問してました。
その回答によると、聞き取りにくい高音域で、CDで流せる実用範囲は18kHz~22kHzだからって話です。なるほどCD使うようなシステムを考慮してる訳ですか。確かに下手なMP3エンコーダでエンコードしたらカットされそうな気が。(笑)
ちなみにこのINFOSOUNDの通信音、10代以下なら、僅かに聞こえるらしいです。
私にゃまっっっったく聴こえませんでしたが。(泣)
そして第三の刺客、当然の顔で出てくる我らがミクさん。
すげー気の抜けるような声で一生懸命働いてました。
これキャラタペストリじゃないですよ、TLF-SPなんですよ。
だから正面に立つと、「あいほ~↓もってる~ぅ↑」(うろおぼえ)とかしゃべってます。
いやー、確かに興味を引く声ではありますけど、デジタルサイネージとしてはどうかなー。ミクが「きょうはネギがやすいよー↓ぉ↑」とかスーパーで売り子する日が来るんでしょうか。なかなか想像がつきにくい未来です。
ちなみにこのミクさん、当然ながらINFOSOUNDも仕込んであります。
なんでもiPhoneの専用アプリをこの前で使うと、「スタンプラリー」と称して、何かデータが受信できたらしいです。
そう、スタンプラリーなので、ラリーポイントがいっぱいありました。
ありましたよ。
まさかCEATECでボカロ一家を拝むことになるとは。しかも2社混在。
全部撮ってないんですが、恐らく国内向けVOCALOID2全キャラいたんじゃないかと。
TGSだとコスプレであふれるモール部分に、点々と展示してありました。しかも全員しゃべってる。なんつー場違いな。(笑)
これCEATECじゃなくてキャラショーかTGSでやれば面白かったのに、とか思いましたけど、まーそんなところにヤマハが行く道理も無いか。
ちなみにスタンプラリーは割と皆さん苦労してる様子でした。
なんせ周囲はうるさくポスターの音量は小さい。まだ実用化は難ありかと。