春来たりなば、ソニーの秋遠からじ（笑）

　■SCEI、「PLAYSTATION 3」発売を11月上旬に延期（AV Watch）

　正式に１１月に延期だそうで……取り合えずお疲れ様。どっちみち苦しみは続きそうだが。

　以前、個人的に予想した問題点としては

　・ソフトメーカーとのコミットメント
　・価格と原価の差額分の大きさ
　・Blu-Rayドライブの生産性
　・完成品としての出荷台数の確保

　なんて事を考えた訳なんだけど、「ソフトメーカーとのコミットメント」という考えは、かなり大はずれだったようで。

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　この２つから読み取ると、もう春に発売なんて無理なのは自明だったようだ。そもそもゲーム開発用のライブラリ開発が全く追いついていない。いや、追いつく以前に開発が混乱しているように思える。
　で、このライブラリの混乱の原因として、開発機に様々なバージョンのLSIが載ってしまったことを挙げていて、さらにその主因としてBDやHDMIの規格策定の遅れを挙げている訳なのだが……本当にそう？（笑）

　規格の遅れは分かっていた訳なんだから、LSIの開発スケジュールも把握出来ていたはず。内部事情はどうであれ、対外的にはギリギリまで春発売の線を堅持していた理由が分からない。
　これは予想でしかないが、LSIに何か大きな不具合が残っていて、それがライブラリレベルで回避可能かどうか、検証していたのではないだろうか。公式には否定されているようだが、そうでも無ければここまで混乱する理由が想像しにくいのだけれど。

　ちなみに、その他の予想については、

　・価格と原価の差額分の大きさ
　　　→ 不明。しかし価格を明言できない辺りに苦悩がありそう。（笑）
　・Blu-Rayドライブの生産性
　　　→ ７月にBD-REドライブ搭載のデッキとPCを発売。
　　　　　ROMドライブより難しいRE機でもそこそこ生産できている？
　・完成品としての出荷台数の確保
　　　→ 春の場合の出荷可能台数は５０万台に留まっていたらしい。辛そうだ。

　ってなところで、当たっていそうないなさそうな、微妙な感じ。（笑）
　公開情報だけで色々推測するってのは、なかなか難しいです。