別に働きたくない訳じゃ無いと思うけど。

ブラジル人なんかは結構帰国しちゃったらしいですが、それを差し引いての話ということで。

　■派遣切り「お助け」求人　どこも「応募は意外に少ない」　(J-CAST)

まぁ甘いといえば甘いですけど、要は切られた工場派遣の人の大半はまだある程度の蓄えがあって、切羽詰ってないんじゃないでしょうか。まだ生死を賭けて求人に飛びつくような状況では無いのではないかと。

それに、給与の事を差し引いても、製造業で生きてきた人は、やっぱり製造業を希望するんですよ。人付き合いが苦手でも、実直で黙々と作業に没頭できるような人が評価されるのが、工場のラインなんですよね。逆にそういう人は客商売には向かないでしょうから、製造業の募集待ちで、タクシーや介護に流れない気持ちも何となく分かります。誰だって胃に穴は開けたく無いでしょうから。

かといって、元派遣社員向けの募集がある事自体には意味が無いとは思いません。
病気でもそうですけど、深刻になってから打つ手を考えるより、まだ程度が軽いうちに手立てを打っておいた方が効果が高いでしょうから。

まー結局、今後Ｖ字回復で製造業が持ち直せば、「あの派遣切りって何だったんだろうね」って話で終わっちゃうとは思いますけど、それはそれで良いんじゃないでしょうか。セーフティネットってそんなもんなんじゃないかと。


逆に、このまま深刻な不景気が１年以上長引けば、製造業の求人を余裕も無くなってくるでしょうから、タクシーや介護に流れる人も増えてくるんじゃないでしょうか。

その頃まで求人があれば、の話ですが。