せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
なおAdsenseはgooが勝手に出してるだけ。

近状

2011-08-07 21:36:45 | 凡々日常
先月、「無職になる」とか書きましたっけ。
確かに無職になりました。

なったんですけど、無職になった直後辺りに再就職の内定が出まして。
今月1日から、めでたく社会復帰となりました。

以前勤めていた会社とは規模の比較もしようがない程の零細企業に移りましたけど、一応メーカーで、開発として雇ってもらえたので、今はまた頑張るしか無いなという状況です。

ただ、会社が遠くなったのと、始業が早くなったのと、フレックスタイム制じゃないのが凄く辛くて。
結果として、このところ朝5時半起きという生活を続けております。

朝型ってイヤですね。
もうね、じいさんみたく夜9時過ぎると眠くなるんですよ。10時で電池切れ。
おかげで最近の世の中がどうなってるのか良く分かりません。特にヲタ方面とか。


しかし、いくら再就職活動でかけずり回っていたとはいえ、無職期間は本当に毎日があっという間でした。
いやー1日があんなに早いとは知りませんでした。仕事で忙しいと1日があっという間って感覚は分かりますけど、何もしていないのにあっという間というのは何だったのか。振り返ってもなんでそうだったのか良く分かりません。

ストレスが減ると、時間の進みってどんどん早くなるんですかね?
とにかく良く分かりませんが、あれが無職に落ち込んでゆくという魔性の一端だったのかも知れません。

甘美な、でも何処か恐ろしい体験。
次回そんな状況になったら(充分有り得るし)、その正体をもうちょっと確認してみたいものです。



約束を守れないのか、他人の約束を聞きだす妙技の末か

2011-08-07 16:45:13 | 雑談雑感
先週の話ですけど、またまたやりやがったか日経という印象だったので。

 ■日立・三菱重工が事業統合へ交渉 合意至らず発表中止 (asahi.com)
 ■日立と三菱重工、事業統合協議を一時中断へ=関係筋 (ロイター)
 ■日立と三菱重工の合併報道めぐるドタバタ劇 (ウォールストリートジャーナル日本版)

日立と三菱の事業統合の件、恐らく三菱重工側は相当怒っているでしょう。
放って置けばちゃんとまとまっただろうに、日経がまた要らん事しやがって。

話題になったのは日経朝刊ですけど、webだとこの記事に当たるんでしょうかね?

 ■日立・三菱重工 統合へ 13年に新会社、世界受注狙う (日本経済新聞 8/4 3:00)


当たり前ですけど、企業間の取り決めって、発表日時が双方の約束として決まっているんですよね。
さらに当然ですけど、それ以前のリークは厳禁。信用問題に関わります。

で、毎回こうやって日経が企業間統合や合併の話をすっぱ抜く度に、会社同士で揉めるんですよ。「そっちがリークしたろ」「いやそっちだ」って。企業間統合は良く結婚みたいなものに例えられますけど、まぁ約束を守れない相手と結婚できないっていう感覚は、人として当然でしょう。

まーそれでも大抵は丸く収まります。
企業上層部の感情的な話より、結局は両社の抱える目先の問題の方が遥かに大きいって場合が殆どですから。わだかまりがあっても水に流して握手をしましょう、っていうのがいつもの終わり方。


ただ、今回はそうは行きませんでした。

まず、リーク元が日立側だとほぼ自明である点。最初の報道内容が日立側の希望に沿った内容らしいので、恐らくそうなのでしょう。まーどっちみち、追っかけとはいえ日立の社長自ら朝からテレビに向かって堂々リークしていたんじゃどーにもなりません。(苦笑)
もう1点は、対等じゃないという点。規模は日立より小さいとはいえ、一応安定黒字の三菱重工は事業統合をそれほど急ぐ必要も無いでしょうから。対する日立はでっかい赤字から回復途中で色々厳しい最中。事業整理も人員整理もしなきゃならない、ついでに有利子負債も減らさないといけない、と、早急にそこら辺を何とかしないと安定した黒字経営には厳しいはずです。

ということで、三菱重工側から見たら被害者感覚。
そりゃ怒るでしょうし、一度怒ったら、簡単には元のさやには納まらないでしょう。
下手をすると、日立は海外企業も視野に入れて相手を見つけないといけなくなるかも知れません。


最初に聞いた時には、日立を三菱が引き取ってくれるなら、いい話だなぁと思ったんですけどねー。
ペンタックス、三洋とハゲタカみたいな相手と組まされて無残に解体されて行ったメーカーが続いた分、三菱と日立なら、日本の地力維持のためにもいい事だなぁって思ったんですよ。

確かに、最初からあやうい統合協議だった感も否めませんが、
それでも、もし日経がスクープしていなければ……という気持ちばかりが、今は強く残ります。