もうブームのうちに宇宙ネタの固め打ちしちゃおう。(笑)
久しぶりだなぁこんなに宇宙関係で記事書くの。
日本でも月探査、特に月面探査を始めよう、という計画が固まりつつあります。
今から始めて2015年には軟着陸して、2020年にはサンプルリターンするぜ、という日本らしくない(失礼)、妙に野心的な内容となっていて、なかなか面白いです。
■月探査に関する懇談会 報告書(案) (首相官邸・宇宙開発戦略本部:PDFファイル)
■「月探査に関する懇談会 報告書(案)」に対する意見、及び「ロボット月探査の計画の愛称」の募集について
(首相官邸・宇宙開発戦略本部)
PDFファイルの方が、その計画概要。
そしてこの計画に対する意見募集(パブリックコメント)についてが、その次のリンクです。
実はパブリックコメントの締め切りは昨日だったんですが、昨日の夜、慌てて書いて送りました。
要旨は
「金ないくせにそんなに急いでどーすんの」
「金が無くても他の探査計画に迷惑かけるなよ」
という夢も希望も無い意見。(笑)
一応何かの参考までに、私の送ったメールのほぼ全文も以下に載せておきます。
「月探査に関する懇談会 報告書(案)」について、若干の意見がありますので、以下に述べさせ
て頂きます。
私は、月探査、及び月探査技術の開発は、惑星、小惑星探査に並ぶ重要項目であると考えます。
その点では「月探査に関する懇談会 報告書(案)」(以下「報告書(案)」)の「1.はじめ
に」及び「2.月探査の目的」については、概ね賛同です。
しかし、それに続く「3.月探査の目標と取組」で触れられている計画と目標設定は、試算され
る予算規模に対して余りに急ぎすぎではないでしょうか。
「報告書(案)」の5ページには「資金規模は2015年頃までに約600~700億円程度と試算」と
あります。また6ページには「2020年頃までに累計約2000億円程度と試算」とあります。よって、
単純計算で、仮に2015年までの計画のみとしても年120~140億円、2020年までの計画を組み入れる
と月探査関連のみで年200億円の予算規模になると認識しています。
ご存知のようにGXロケットが開発中止、HTVや各種衛星についても1割削減の要求が行政刷新会
議より出ている今、この予算規模はちょっと現実的とは思えません。
確実に月探査を進めるならば、予算を確実に組めるよう、もう少し控えめな目標で、もう少し長
い期間をかけるべきではないでしょうか。
また、予算に不足が出た場合、月探査計画を延期もしくは中止をするのか、他の宇宙開発を止め
てまでも月探査を優先させるのでしょうか。
現在の日本には、様々な宇宙開発計画があります。この「報告書(案)」は他の科学衛星、実用
衛星等との関連や優先順位等が全く触れられていませんが、月探査計画は、それらとの関係の中で、
どのような優先順位にあるのでしょうか。
私個人の意見としては、月探査は重要ではあるものの、現状では急べき理由はさほど無いと考え
られるので、優先度としては、月探査は他の計画より若干低いランクとすべきではないかと考えま
す。
我が国独自の月探査計画は、恐らく誰もが夢見る宇宙開発の1つだと思います。
ただ、月ばかりに気をとられ、宇宙開発計画全体のバランスや方向性が狂うことだけは無いよう、
どうかご配慮を頂きたいと思います。
……という感じです。
我ながら夢が無いなぁ。
ニコ生見ながら書いたから文も変だなぁ。(ぉぃ
でも、さすがに年200億のJAXA予算に積み増しって現状で可能とは思えないんです。さらに予算があっても、この規模じゃ人的リソースに相当無理がありそうな気がします。
それこそ何か他の計画止めないと帳尻が合わないんじゃないかと思ったので、そうなったら困るから色々もうちょっと配慮しろよ、っていうのが主旨です。
やっぱり、月探査のために「はやぶさ2」が見送りになったらたまりませんからね。
その予防線が張れたらいいなぁと。
そもそも月面探査ってNASAが40年前にやりほーだいやっちゃっているので、今更急ぐ必要も無いんですよね。
確かに月面探査は宇宙開発のマイルストーンというか宇宙技術のチェックポイントというか一度は通っておかないといけないモノだとは思うんですが、それが2020年である必要が何処にあるのかと。
今の子供には、口先だけの約束でなく、本当に叶う夢を見せてやりたいじゃないですか。
お金が出るのなら是非全部やって欲しいとは思うんですが、お金が出なくてもそれなりに前へ進めるような、もうちょっと堅実な案にして欲しいなぁと思いますね。
久しぶりだなぁこんなに宇宙関係で記事書くの。
日本でも月探査、特に月面探査を始めよう、という計画が固まりつつあります。
今から始めて2015年には軟着陸して、2020年にはサンプルリターンするぜ、という日本らしくない(失礼)、妙に野心的な内容となっていて、なかなか面白いです。
■月探査に関する懇談会 報告書(案) (首相官邸・宇宙開発戦略本部:PDFファイル)
■「月探査に関する懇談会 報告書(案)」に対する意見、及び「ロボット月探査の計画の愛称」の募集について
(首相官邸・宇宙開発戦略本部)
PDFファイルの方が、その計画概要。
そしてこの計画に対する意見募集(パブリックコメント)についてが、その次のリンクです。
実はパブリックコメントの締め切りは昨日だったんですが、昨日の夜、慌てて書いて送りました。
要旨は
「金ないくせにそんなに急いでどーすんの」
「金が無くても他の探査計画に迷惑かけるなよ」
という夢も希望も無い意見。(笑)
一応何かの参考までに、私の送ったメールのほぼ全文も以下に載せておきます。
「月探査に関する懇談会 報告書(案)」について、若干の意見がありますので、以下に述べさせ
て頂きます。
私は、月探査、及び月探査技術の開発は、惑星、小惑星探査に並ぶ重要項目であると考えます。
その点では「月探査に関する懇談会 報告書(案)」(以下「報告書(案)」)の「1.はじめ
に」及び「2.月探査の目的」については、概ね賛同です。
しかし、それに続く「3.月探査の目標と取組」で触れられている計画と目標設定は、試算され
る予算規模に対して余りに急ぎすぎではないでしょうか。
「報告書(案)」の5ページには「資金規模は2015年頃までに約600~700億円程度と試算」と
あります。また6ページには「2020年頃までに累計約2000億円程度と試算」とあります。よって、
単純計算で、仮に2015年までの計画のみとしても年120~140億円、2020年までの計画を組み入れる
と月探査関連のみで年200億円の予算規模になると認識しています。
ご存知のようにGXロケットが開発中止、HTVや各種衛星についても1割削減の要求が行政刷新会
議より出ている今、この予算規模はちょっと現実的とは思えません。
確実に月探査を進めるならば、予算を確実に組めるよう、もう少し控えめな目標で、もう少し長
い期間をかけるべきではないでしょうか。
また、予算に不足が出た場合、月探査計画を延期もしくは中止をするのか、他の宇宙開発を止め
てまでも月探査を優先させるのでしょうか。
現在の日本には、様々な宇宙開発計画があります。この「報告書(案)」は他の科学衛星、実用
衛星等との関連や優先順位等が全く触れられていませんが、月探査計画は、それらとの関係の中で、
どのような優先順位にあるのでしょうか。
私個人の意見としては、月探査は重要ではあるものの、現状では急べき理由はさほど無いと考え
られるので、優先度としては、月探査は他の計画より若干低いランクとすべきではないかと考えま
す。
我が国独自の月探査計画は、恐らく誰もが夢見る宇宙開発の1つだと思います。
ただ、月ばかりに気をとられ、宇宙開発計画全体のバランスや方向性が狂うことだけは無いよう、
どうかご配慮を頂きたいと思います。
……という感じです。
我ながら夢が無いなぁ。
ニコ生見ながら書いたから文も変だなぁ。(ぉぃ
でも、さすがに年200億のJAXA予算に積み増しって現状で可能とは思えないんです。さらに予算があっても、この規模じゃ人的リソースに相当無理がありそうな気がします。
それこそ何か他の計画止めないと帳尻が合わないんじゃないかと思ったので、そうなったら困るから色々もうちょっと配慮しろよ、っていうのが主旨です。
やっぱり、月探査のために「はやぶさ2」が見送りになったらたまりませんからね。
その予防線が張れたらいいなぁと。
そもそも月面探査ってNASAが40年前にやりほーだいやっちゃっているので、今更急ぐ必要も無いんですよね。
確かに月面探査は宇宙開発のマイルストーンというか宇宙技術のチェックポイントというか一度は通っておかないといけないモノだとは思うんですが、それが2020年である必要が何処にあるのかと。
今の子供には、口先だけの約束でなく、本当に叶う夢を見せてやりたいじゃないですか。
お金が出るのなら是非全部やって欲しいとは思うんですが、お金が出なくてもそれなりに前へ進めるような、もうちょっと堅実な案にして欲しいなぁと思いますね。