せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
なおAdsenseはgooが勝手に出してるだけ。

今週中には自分なりの結論を出さないと。

2006-12-12 23:57:54 | 宇宙、航空系
はやぶさ2の問題点を自分なりの解釈で整理。

【なぜ急がねばならないか】
 ・アメリカが同様の計画を立て始めたから。
   → 2番手じゃダメなの?
 ・技術的、工学的には2番手でも問題ない、と思う。
 ・学術的には、2番手はかなり価値が無い。
   → 同じC型小惑星の探査を目指しているため。
   → 2番手だと、最初のサンプルの調査結果に対する補完、確認にしかならない。

 ・結局、論文のための衛星?
   → 身も蓋も無いけど、結局そういうことだろうなぁ。
   → 深宇宙探査のスキル向上、及び人材の維持という意味もある。

【急ぐ事で問題は無いのか】
 ・当然日本の予算の何処かに5億円分のしわ寄せが来る。
 ・はやぶさ着陸時の問題に対する改善が反映し切れない可能性も。
   → 工学的には急がない方が絶対に良い。(直感)

【なぜ5億なのか】
 ・取り合えず初年度が5億。手付金のようなものか。
 ・当然、再来年度予算では、残りの開発資金を全て要求しないとならない。
   → 来年度予算の5億ってのは、この中身の前借りだと思えばいいのか?
   → 前借りであるなら、2年間通して見た場合はJAXA予算は増えない事になるか。
 ・はやぶさは打ち上げ含めて結局120億近くかかったらしい。
 ・衛星自体は、初代はやぶさよりは多少安く出来るはず。
 ・打ち上げはM-Vが無いので、H-2Aを使うしかない。
   → サブペイロードとして相乗りさせて貰える相手がいないと金額的に辛そう。

【何故嘆願が必要なのか】
 ・ごり押しをしたいから。(笑)
 ・本来なら再来年度の予算で要求すべき案件。それを曲げたい。


陳情って言っても、正直、状況はかなり厳しいと思う。
同じような陳情で成功した例に、南極観測船しらせの後継艦というのがあるのだけど……これも相当苦労した訳で。

 ■しらせ後継艦(ウィキペディア)

 ■新南極観測船の実現を求める宣言(南極地域観測隊 2003/11/07)
 ■「修理で使用可」 財務省「しらせ」後継船にゼロ査定 (2003/12/20)
 ■「しらせ」後継船、大臣折衝で予算復活 再来年度着工へ(2003/12/22)

小堺一機、毛利衛なんて有名人を担いでロビー活動しても、最初はゼロ査定。
復活折衝で予算は付いたものの、当初計画(520億)より100億以上削られたらしい。

南極観測自体の「重要性は認める」と言いながら、ゼロ査定して来るのが財務省の怖いところか。

 ■過去最大の減額指示 新規国債25兆5000億円台に 首相

こういう話もあるし。
いや悪い事じゃ無いんだけど、はやぶさ2には辛い話だ。
はやぶさ2の5億も、恐らく最初はゼロ査定だろうな。復活折衝で獲れるか否か。

となると、やはり陳情はしておくべき……なのだろうか……。


まだ迷ってます。
はやぶさ2のために苦しむ人が増えるとしたら、やはり辛い選択ですし。


生きてます。

2006-12-12 00:02:16 | 凡々日常
取り合えず生存報告。
別にノロウィルスに駆逐された訳じゃありませんので。(笑)

色々私的な用事があったり、はやぶさの陳情どうしようかなーと自分の考えを書いては消してを繰り返したりと、まぁそんなこんなで日々過ぎております。

明日は何か書けるかなぁ。書けるといいなぁ。