せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
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ペットボトル+ドライアイスって誰が広めたんだが。

2006-03-29 23:08:02 | 雑談雑感
 ■風呂が割れました。(ニャー速。2chネタ。)

2chネタですけど、どうしたものかねーこれは。
サイダー実験というより爆破が目的だった雰囲気があるので、これに関しては全く同情の余地は無いけどな。(笑)

以下適当な計算なので間違っているかも知れないけど、ちと考えてみた。

ドライアイス50gを1.5Lのペットボトルに入れたとすると、圧力は16.8気圧。ペットボトル内部には1平方センチ当たり16kgを超える力がかかる計算になる。160N近い力だから、1/100秒で1kgの質量を1.6m/sまで加速可能。破裂すれば1キロ程度の重さは楽に吹き飛ばせるという事だろうか。

それが1平方センチ当たりの力なんだから、破壊力はそうとうなもので。
そりゃ風呂壊れてタイルも割れるだろうな……。


同じようなことは、純粋なサイダー製造実験でも言える訳で。

 ■ドライアイスを使ったラムネつくりにおける事故(神戸市立井吹台中学校調べ)

驚いたことに昭和30年代から同じような事故が続いている。
ここまで事故が多い実験なら、普通なら禁止されてもおかしくないのだけど。

しかし、それなりに理科好きの賢い子供でも事故を起こしているのが興味深い。
それこそが、この実験の怖いところだと思う。

   1.最初は普通に実験に成功する。
   2.飲んでみるが、期待と違って炭酸が弱い。
   3.もっと強い炭酸水が作りたくなる。
   4.ドライアイスを増やしてしまう。

こういうロジックで考えてしまうんじゃないだろうか。大人でもはまり込むかも知れない。

当然サイダー実験なのだから、誰でもおいしいサイダーを目指したくなるものだろう。
だからこそ、サイダー実験については、ドライアイスの量とか蓋に穴とかいうお約束に加えて、以下のことも絶対に周知徹底すべきだと思う。

 ・絶対に市販のサイダーほど美味いものは出来ない。(笑)

 ・ドライアイスは1.5リットルペットボトルなら9g以上絶対に入れないこと。
  量としては大体小さじ1杯程度。これで3気圧くらいになる。コーラと同じくらい。
 ・(3/30追記)水は1リットル以下、できれば容器の半分以下にする。
  炭酸ガスのたまる空間を用意しないと、局所的に圧力が高くなり非常に危険。
 ・炭酸をたくさん溶かしたいなら、ドライアイスを増やすより徹底的に冷すべき。
  出来れば0度ギリギリを狙おう。
 ・(3/30追記)さらによく振ること。そして1日くらい冷蔵庫で寝かせる。

 ・それでも満足できないなら、おとなしくソーダサイフォン買って実験してくれ。

ソーダサイフォンってのはコレね。卓上炭酸水製造機。
金属製で耐圧に余裕あるし、圧力弁ついてるし、そもそもドライアイス要らないし。(笑)

まぁ、1万円近くかかるのでお手ごろ実験とは行かないけど、爆発するよりはいいと思う。
市販レベルのモノを作るには、こういう容器が必要になる、という学習にもなるし。