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桃李花歌

2020-03-26 | 映画

朝鮮時代末期、韓国初のパンソリの女性唄い手となったジン・チェソンの実話です。
当時人前で女性がパンソリを歌うことは禁じられていた。

チェソンは、韓国一のパンソリの学堂に女という事を隠して入門する。
チェソン役は「九家の書」のペ・スジ。 師匠役はベテラン「王になった男」のリュ・スンリョン。
女と分かったうえで、チェソンの情熱と才能に命がけで教える師匠。
師弟愛。いえ師弟を越えた強い愛。チェソンを一生側に置いておきたい・・・。

景徳宮落成の宴で、王の前で女の姿のチェソンと師匠の共演。
失敗すれば死罪。上手くいけば師匠の命が助かる。
王(キム・ナムギル)とチェソンの命がけの賭けだった。

小船に乗って師匠の太鼓に合わせ唄う。群集の中から合の手が入る。
群集を魅了。これぞパンソリ。この映画の見どころです。
アイドル歌手だったペ・スジが堂々と歌い上げました。聞きほれました。
その後のチェソンと師匠は・・・映画を見てくださいね。

10年前に行ったコンサートで初めて生のパンソリを聞きました。
地の底から湧いてくるような魂に訴える唄。いったいこれは何?
唄っていたのは、人間国宝の安淑善(アン・スクソン)さんでした。

初めて見た韓国映画がパンソリの旅芸人親子の話だった。
「風の丘を越えて/西便制」。この映画も素晴らしい。

安淑善さんともう一人男性の歌い手、張思翼(チャン・サイク)さんのパンソりが聞きたい。
パンとは人が多く集まるところ。ソリは音。ユネスコ世界無形文化遺産です。
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